普段なかなか掃除をする機会のないシンク下ですが、気付いたらカビが発生していた経験がある方もいるのではないでしょうか。
シンク下は湿気が溜まりやすく、カビが発生しやすい場所です。
この記事では、シンク下のカビが発生する原因とカビ対策をご紹介します。
賃貸物件でシンク下のカビにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
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シンク下にカビができる原因は?
シンク下を収納として活用している方も多いかもしれませんが、実はシンク下は湿気が溜まりやすく、カビが生えやすい場所でもあります。
定期的に掃除をしていないと、カビや臭いが発生してしまうことが考えられます。
まずは、シンク下にカビができる原因を4つご紹介しましょう。
排水管の中まで掃除ができていない
シンク下の排水管には、毎日洗った食器の汚れや洗剤などが流れるため、掃除が行き届いていないと汚れが蓄積されてしまいます。
さらに、汚れに加えて冷たい水が流れたり、熱いお湯が流れたりすると温度差で結露が発生し、湿度が上がる原因になります。
汚れと湿度のあると、カビは繁殖しやすいです。
そうならないためにも、排水溝ネットを付けて食べ物が排水管に流れないようにする、揚げ物の油などは凝固剤を使って捨てるなどを普段から心がけましょう。
また、排水管用のクリーナーなどを使って、定期的に掃除をするのも良いです。
収納スペースの汚れが蓄積
シンク下は収納として使用している方も多く、調味料や調理器具など、置いているものすべてを出して掃除をするのは大変です。
しかし、物があると湿気が溜まりやすいことに加え、ホコリも蓄積されています。
日々の掃除を怠っていれば、シンク下の収納スペースの衛生環境がどんどん悪くなり、カビができてしまいます。
できるだけホコリなどの汚れをそのままにせず、こまめに掃除をしてカビを防ぎましょう。
湿気だまりになりやすい
シンク下は、カビが好む環境であり湿気が溜まりやすい場所です。
物をたくさん収納していると、風通しが悪くなるので、さらに湿気が溜まりやすくなってしまいます。
除湿グッズを置いたり、定期的にシンク下を開けっ放しにしたりして換気をするとカビ予防につながります。
故障・配管工事不良
定期的な掃除やカビ予防をしても改善されない場合には、故障や配管工事不良が考えられます。
排水管がずれていたり、穴があいていたりする場合もあるため、賃貸の場合は管理会社へ連絡をしましょう。
排水管の穴やズレの修理の相場は5千円~2万円程度です。
交換が必要になる部品次第で金額は変わってきます。排水管の穴やズレが原因の場合、基本的に修理にかかる費用は大家さん負担です。
効果的なシンク下のカビ掃除方法
シンク下のカビは、ただ拭き取るだけではきれいにならない場合もあります。
ここでは、効果的な掃除の方法をご紹介します。
アルコールで拭き取る
水拭きでカビを拭き取るよりも、アルコールを使って拭き取ると、よりカビ菌を取り除くことができます。
アルコールの度数が70~80%のものは、除菌効果が高くおすすめです。
カビに直接アルコールを吹きかけてしまうと、カビの胞子が周りに飛び散ってしまう可能性が高くなるため、ティッシュなどにアルコールを含ませて優しく拭き取りましょう。
シンク下がきれいになったら、1時間ほど開けっ放しにして換気をしましょう。
しっかり水分を乾かしておくことが重要です。
漂白剤を使用する場所には注意
塩素系漂白剤は、木材や金属を変形、変色させてしまう恐れがあります。
そのため、シンク下に木材や金属を使っている場合には、漂白剤の使用を避けておきましょう。
賃貸住宅の場合、損傷させてしまうと原状回復義務を負う可能性もあるため、漂白剤を使っての掃除は避けた方が無難です。
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賃貸でシンク下のカビを防ぐには?
ここでは、日頃からできるシンク下のカビ予防法をご紹介します。
配管の隙間を塞ぐ
配管の接続が悪く、臭いや湿気が漏れ出ているようであれば、その隙間を塞いでしまいましょう。
配管の故障ではなく、少しのズレ程度であれば、粘度のような配管用のパテやマスキングテープで隙間を塞ぐことができます。
自分で簡単にできる方法なので、ぜひ試してみてください。
自分で配管の隙間を塞ぐのが難しいと感じた際には、無理をせずに大家さんや管理会社へ連絡をして対応してもらいましょう。
カビを防ぐアイテムを設置する
除湿剤やバイオの働きを利用した除湿グッズなど、湿気を取り除くアイテムを置いておくだけで、手軽にカビ対策ができます。
市販の物以外にも、重曹を使って簡単な除湿グッズを自分で作るのもおすすめです。
作り方はとても簡単で、重曹を瓶にいれて置いておくだけで構いません。
重曹は水を吸収しやすい性質を持っているので、シンク下の除湿におすすめです。
なかなかこまめに掃除ができない方や、どうしても物を入れすぎてしまう方は試してみてください。
定期的に換気・掃除をする
カビが好む湿気をなくすために、定期的な換気と掃除はとても大切です。
シンク下は頻繁に掃除をする場所ではないかもしれませんが、放置してしまうとカビの繁殖が進んでしまいます。
2~3ヵ月に一度、アルコールで拭きあげるとカビの繁殖を抑えられます。
定期的な掃除が難しい方は、シンク下の扉を1時間程開けておくだけでも随分違うため、試してみてください。
改善しない場合は管理会社・大家さんに相談する
さまざまな対策をしても、何度もカビが生える、改善が見込めず自分では対処できないと感じたときには、早めに管理会社や大家さんへ相談しましょう。
自分の部屋だけでなく、他の部屋でも発生していて、相談を受けている可能性もあります。
適切な解決策を提案してくれるかもしれないので、一人で抱え込まず相談しましょう。
まとめ
賃貸物件でカビが発生し、設備の交換やハウスクリーニングが必要なほどの汚れは、定期的な掃除を怠ったと判断され、原状回復による費用を借主が負担する可能性が高いです。
退去時に出費が増えることも考えられるので、普段からこまめに掃除をしておくことをおすすめします。
シンク下はなかなか掃除が行き届かない場所ですが、換気と定期的な掃除を心がけ、きれいな状態を保ちましょう。
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