賃貸の畳は誰が交換する?交換義務があるケースや傷めないコツを解説

賃貸の畳は誰が交換する?交換義務があるケースや傷めないコツを解説

畳部屋がある賃貸に住んでいる場合、畳の交換費用は大家さんや管理会社が原則負担します。

しかし、賃貸契約書に借主負担の旨が記載してあった場合は、借主が負担しなければなりません。

また、過失によって汚れたり傷付いたりした場合も借主負担となるケースが多いです。

この記事では賃貸の畳を交換する際、費用は誰の負担となるのかをケース別にご紹介します。

また借主が交換する場合の費用や範囲、畳を傷めないポイントも解説します。

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賃貸の畳の交換は誰がする?

賃貸の畳の交換

賃貸の畳の交換は原則、入居や退去のタイミングでは大家さん、もしくは管理会社が負担でおこなわれます。

ただし、賃貸契約書に「借主が負担」と記載されていた場合はそれに従う必要があるので、賃貸契約書はしっかりとチェックしておきましょう。

借主に畳の交換義務があるケースとは?

賃貸の畳の交換は原則大家さんや管理会社の負担でおこなわれますが、借主の負担で交換義務が発生する場合もあります。

借主の過失で汚した場合

食べこぼしや飲みこぼしでシミができて汚れてしまったり、タバコの灰が落ちて焦げてしまったり、借主の過失で畳に損傷があったりした場合の交換は借主負担となります。

善管注意義務を怠った場合

善管注意義務を怠った結果、畳に損傷があった場合も借主に費用の請求がされるケースもあります。

善管注意義務とは、善良な管理者として要求される程度の注意をしなければならない注意義務のことです。

参考:民法 第四百条

管理者がきちんと注意していれば、防ぐことができた損傷が発生した場合、善管注意義務に違反したとして損害責任を負わなければならない可能性があります。

賃貸の畳でいえば、例えば畳の上にクッションなどを敷かずに重い家具を置いて、畳がへこんだり傷付いてしまったりしたケースが挙げられます。

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交換負担範囲はどこまで?

国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」において、、仮に借主に畳の交換義務が生じた場合、畳の交換負担範囲は原則1枚単位と判断されます。

ただし、傷や汚れの範囲が複数枚に渡る場合は、該当の枚数分になります。

詳しくは以下のサイトをご確認ください。

参考:国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」

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畳を交換する場合の費用は?

畳の交換費用は交換方法によって異なります。

畳の交換方法は裏返し、表替え、畳替えの3パターンがあります。

裏返しとはゴザの部分を剥がして、内側を表面として貼り直す方法で、費用は1枚につき4千円前後です。

ただし、返しは汚れや傷が内側にまで影響を及ぼしている場合は使えません。

表替えとは畳表を新品にする方法で、1枚あたり5千円前後の費用がかかります。

畳替えとは、その名のとおり畳そのものを交換する方法で、1枚につき1万2千円以上の予算を考えておいた方が良いでしょう。

もしも傷や汚れが畳の芯にあたる畳床にも及んでいた場合は、畳替えでの交換となります。

畳の交換は素人ではおこなうことができないので、業者に依頼して交換するようにしましょう。

畳の交換の費用は業者によって異なるので、相見積もりを取ってそれぞれの料金を比べるとお得に交換ができます。

畳を傷めないポイント

畳の交換費用を発生させないためには、普段から畳を傷めないように注意が重要です。

ここでは、畳を傷めないための3つのポイントをご紹介します。

畳の目に沿って掃除する

畳には繊維の向きの目があります。

この目に逆らって雑巾をかけたり、掃除機をかけてしまったりすると、繊維の表面が毛羽立って傷んでしまいます。

また、畳の隙間にゴミが入り込んでしまい、汚れやすくなってしまうので注意が必要です。

さらに、汚れが畳の隙間に溜まると、その汚れをエサとしてダニが発生・繁殖しやすくなります。

畳の掃除は目に沿っておこなうことが重要です。

マットを使用する

畳の傷防止には、コルクマットやジョイントマットの使用が効果的です。

マットを敷くことで傷を防ぐだけではなく、防音や断熱も期待できます。

ただし、畳の上にマットを使用する場合は、カビに注意しなければなりません。

畳は調湿素材で、湿気を吸収または放出することで部屋の湿度を保っています。

畳の上にマットを敷くと、湿気の逃げ場がなくなりカビが生えやすくなってしまいます。

時々マットを取って通気性を良くしたり、エアコンの除湿機能などを使って部屋の湿度を下げたりして、カビ対策も万全におこないましょう。

カビやダニを発生させない

湿気や汚れを放置して畳にカビやダニを発生させてしまうと、借主の不注意による損傷となり、借主が畳を交換しなければならない可能性が上がります。

損傷が複数枚に及んでいる場合、損傷した畳すべてを交換しなければなりません。

カビやダニの発生は、日頃からこまめに畳の掃除をすれば避けられます。

掃除や手入れはこまめにおこなうようにしましょう。

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まとめ

賃貸の畳の交換は、基本的に入居・退居のタイミングで、大家さんあるいは管理会社の負担でおこなわれます。

しかし、賃貸契約書に借主が負担する旨が記載されていた場合は、それに従わなければならないので、畳の交換費用を支払わなければなりません。

また、食べこぼしやたばこの灰など不注意で畳に損傷があった場合や、掃除を怠ってカビやダニが発生してしまった場合も、借主の負担として交換するケースが多いです。

畳の交換費用は、1枚あたり4,000~1万2,000円程度と高額です。

そのため、複数枚の交換が必要となった場合は大きな出費となってしまいます。

畳の交換で余計な出費をしないために、普段からこまめに掃除や除湿対策をし、畳の部屋では飲食やたばこは控えるなどの対策を取りましょう。

畳の部屋がある賃貸のメリット・デメリットは以下の記事をご覧ください。

>>賃貸で畳の部屋はおすすめ?メリット・デメリットを徹底解説

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