基本的に、複数の賃貸物件に申し込んで入居審査をしてもらうこと自体は可能です。
しかし、申し込む際に注意すべきいくつかのポイントがあります。
この記事では、賃貸物件の複数申し込みに関する情報を解説します。
メリットやデメリット、複数の物件に申し込む際に注意すべきいくつかのポイント、キャンセルしたい場合にどうすればいいのかなどを解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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目次
一度に複数の賃貸物件に申し込むことはできる
基本的に、複数の物件に申し込んではいけない決まりはありません。
そのため、複数の物件に申し込み、入居審査をおこなうこと自体は可能です。
しかし、別々の物件を入居申し込みする行為は、申し込んだあとにキャンセルする物件があると考えられることから、入居者を探せなくなる大家さんや不動産会社には迷惑がかかってしまいます。
また、ほかの入居希望者にも迷惑がかかる可能性があるため、一度に複数の賃貸物件に申し込む際には注意が必要です。
複数の賃貸物件に申し込むメリット・デメリット
複数の賃貸物件に申し込むメリットとデメリットをそれぞれチェックしておきましょう。
複数申し込みのメリット
複数の賃貸物件に申し込むメリットは、以下のとおりです。
- 気に入った物件を取られないこと
- 入居審査に落ちた場合の保険になること
賃貸物件は、申し込みをすればすぐに入居できるものではありません。
物件は早いもの順で決まるため、複数申し込むことで気に入った物件をキープしておけるメリットがあります。
また、場合によっては入居審査に落ちてしまうこともあるため、複数の賃貸物件に申し込むことでもしもの場合の保険にしたいと考える方はいるでしょう。
しかし、これにより逆に審査に影響を及ぼすケースもあり、注意が必要です。
複数申し込みのデメリット
複数の賃貸物件に申し込むデメリットは、以下のとおりです。
- 業者に迷惑がかかること
- 長く物件を押さえておくことができないこと
- 余計な費用が必要になる可能性があること
- 入居審査が不利になるケースがあること
入居申し込みがあると、不動産会社は物件情報を非公開にしてほかの入居希望者が現れないようにしているケースがよくあります。
安易にキャンセルするとさまざまな方の迷惑となってしまうこと、それにより悪い印象を与えてしまって入居審査が不利になるケースがあることなどのデメリットに注意が必要です。
また、契約前に申し込み金を支払った場合には基本的にキャンセル時に戻ってくるものですが、返還されないケースもあるため預かり証を受け取っておきましょう。
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複数の賃貸に申し込む際の注意点
続いて、複数の賃貸に申し込む際の注意点もチェックします。
管理会社が同じ物件への複数申し込みはできない
複数の賃貸に申し込む場合には、管理会社が同じ物件同士になってしまわないように気をつけましょう。
管理会社からすれば、自社が管理する物件へ複数申し込みがあると、どちらかがキープされていることがわかります。
入居希望者を探す機会の損失になる多重契約だとみなされてしまうため、審査に影響が出るかもしれません。
同じ管理会社からの複数申し込みは避けるべきでしょう。
同じく、大家さんが一緒の可能性もあり、こちらも入居審査を通過する難易度が高くなってしまう恐れがあります。
気に入った物件の審査が通ったらほかはキャンセルする
入居を申し込んでいる状態では、ほかの入居希望者を断ったり物件情報を見せなくしたりしていることが多いでしょう。
また、多くの関係者が入居希望者のためにさまざまな業務を実施していますが、キープ後にキャンセルするとそれらの作業を無駄にしてしまいます。
キープしている状態が長くなれば長くなるほど、迷惑をかけてしまうことになるため、自分の気に入った物件の審査に通った場合はすぐにキャンセルの連絡をするようにしましょう。
誤って契約書にサインしないよう注意する
複数の賃貸に申し込む際は、誤って契約書にサインしないよう気をつけましょう。
賃貸契約は複雑な場合が多く、流れでうっかり賃貸契約を結んでしまうケースも考えられるため注意が必要です。
賃貸借契約を結んでいるか否かで、キャンセルできるか否かが判断されます。
キャンセルの際にお金がかかるかどうかも変わってくるため、キャンセルするかどうかを迷っている段階では、誤って契約書にサインしないようにしてください。
複数の賃貸に申し込みをしたがキャンセルしたい場合
賃貸物件の申し込みをしたがキャンセルしたい場合には、言い出しにくくてもすぐに連絡するようにしましょう。
申し込みをして申し込み金を支払っても、賃貸借契約書にサインする前にキャンセルするのであれば、基本的にキャンセル料がかからずにお金が戻ってきます。
しかし、賃貸契約を締結してからではキャンセルが難しくなってしまい、特に賃貸契約を締結した際に定めた賃料発生日以降になっていれば解約手続きとなります。
解約となった場合には、早期解約時の違約金が発生してしまったり、解約予告のための期間中の賃料が必要になったりしかねません。
重要事項説明を聞いてき署名や捺印をおこなうと契約した扱いになってしまうため、キャンセルは重要事項説明の前にしましょう。
まとめ:賃貸の申し込みでトラブルにならないよう気をつけよう
基本的に複数の物件に申し込んではいけないなどの決まりはなく、申し込んで審査を受けること自体は可能です。
しかし、別々の物件に入居申し込みをしてどの物件かをキャンセルするつもりだと、大家さんや不動産会社には迷惑がかかってしまいます。
入居審査に落ちた場合の保険になる、気に入った物件を取られないメリットはあるものの、入居審査が不利になるケースがあるなどのデメリットもあるため注意が必要です。
メリットとデメリットを比べ、それでも複数の賃貸に申し込む場合には、注意点を理解してトラブルにならないよう気をつけましょう。
賃貸物件の情報を探す際は、さまざまなこだわりを選べて検索しやすい賃貸スタイルや「住まいの紹介サービス」を活用して、効率良くお部屋を選んでください。
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