物件を借りる際は、入居審査に通る必要があります。
入居者の滞納や住民同士のトラブルなどを経験している大家さんのところで借りる場合には、審査の目が特に厳しいです。
この記事では、賃貸物件の入居審査に関して、概要や審査に落ちる確率の目安、落ちた場合にやるべきことなどをまとめています。
「賃貸物件の入居審査に落ちるかもしれない」という不安がある方は、ぜひ参考にしてください。
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入居審査とは?
そもそも入居審査とは、入居を希望する方に本当に貸しても良いかどうかを判断する審査のことです。
基本的に、家賃の保証会社や物件の管理会社、大家さんが審査をおこないます。
入居審査は、申込書や収入証明書、話したときの印象などをもとに、家賃の支払い能力や人柄などを確認するものです。
入居後に家賃滞納や隣人トラブルなどが起こらないように、大家さんが安心して貸し出せる相手かどうかを確認します。
なお、賃貸契約の入居審査期間の目安や借金による入居審査への影響に関しては、以下の記事を参考にしてください。
>>賃貸契約の入居審査期間はどれくらい?日数の目安と落ちる方の特徴
>>賃貸契約の入居審査に借金は影響する?落ちる可能性があるケースを紹介
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入居審査に落ちる確率の目安
全国的な統計は取られていないものの、入居審査に落ちる方の割合は10人に1〜2人ほどだといわれています。
10人に1~2人ほどというのは、滞納歴のある方や本人の収入と比較して家賃が高い物件に申し込んだ方も含まれています。
自分の収入に見合った賃貸を選ぶなどすれば、入居審査に落ちる確率をもっと減らせるでしょう。
入居審査は、会社員や自営業といった入居希望者の職業などによっても難易度が変化します。
例えば、勤続年数が3年以上ある正社員や公務員であれば入居審査に通りやすいです。
それでは、さまざまな属性によって異なる審査の特徴や、落ちる確率の目安を確認しましょう。
会社員
入居審査では、収入の安定性などが確認されます。
会社員は給料が安定しているため審査に通りやすく、落ちる確率は0.5~1割ほどだといわれているようです。
ただし、借金や滞納歴がある場合や勤続年数が1年未満の場合、期間限定の契約社員として仕事している場合などは、入居審査の難易度が上がります。
収入証明書の提出を求められた場合には、会社員ならば直近の源泉徴収票や3ヵ月分の給与明細で収入を証明可能です。
>>賃貸契約に必要な収入証明書とは?取得方法や書類がない場合の対処法
自営業
自営業の方の場合には、収入の安定性が低いと判断されやすいです。
そのため、会社員よりも審査が通りにくく、落ちる確率は3割程度とされます。
自営業の方が収入証明書を求められた場合には、確定申告書が必要です。
また、仕事の打ち合わせをするために入居者以外の方による立ち入りが増え、防犯上のリスクがあると判断される場合もあります。
フリーター
フリーターの方も、収入の安定性が低いと判断されやすいようです。
入居審査に落ちる割合は、3〜4割程度とされています。
収入が不安視される場合には、昨年の収入や現在の貯金額を提示すると、支払い能力を認めてもらえる可能性があるでしょう。
無職
無職の方は、審査がとても厳しいです。
「家賃を滞納しそうだ」など、収入面を不安視されてしまうと、ほとんどの場合で審査に落ちてしまいます。
求職中であれば、今後の就職の意思が強いことを伝えると良いでしょう。
また、家賃の2年分相当の貯金があると提示できれば、審査に有利だとされています。
>>無職で賃貸契約する際の預貯金調査とは?必要な金額や審査通過の可能性を高める方法
高齢者
職業ではありませんが、高齢者の方も入居審査に通りにくいといわれています。
高齢者の方が入居審査に通りにくい理由は、以下のとおりです。
- 定年後で年金の収入のみとなり、審査基準に足りていない
- 健康面のリスクが高い
- 連帯保証人を立てられない
高齢者の方は、入居審査をする際に金銭面や体調面に問題がないことをしっかりと伝えるようにしましょう。
>>高齢者は賃貸物件が借りにくいのは本当?借りやすくなるポイントをご紹介
水商売
水商売をしている方も入居審査が通りにくく、落ちる割合は4~5割程度だといわれています。
入居審査が通りにくい理由は、収入が不安定だと判断されやすいこと、深夜・早朝の帰宅による住民トラブルが懸念されることなどです。
水商売をしている方の賃貸契約に強みのある不動産会社もあるため、相談先から検討してみると良いでしょう。
保証人のいらない賃貸物件を探す場合は、以下から検索してください。
入居審査に落ちたときにやるべきこと
最後に、もしも入居審査に落ちてしまったときにやっておくべきことをご紹介します。
不動産会社にアドバイスを求める
もしも入居審査に落ちた場合は、不動産会社からアドバイスをもらえないか相談してみましょう。
入居審査に落ちたとき、不動産会社になぜなのかと聞いてみても、基本的には理由を教えてもらえません。
これは、入居審査の情報が機密扱いされていること、また無用なトラブルを避けることが理由です。
不動産会社は、審査に落ちる確率を下げるための対策方法を理解しています。
今後のことに目を向けて、不動産会社にアドバイスを求め、できる対策を一つひとつクリアするのがおすすめです。
どうしても入居したい物件なら再度申し込む
どうしてもその物件があきらめられないのであれば、再度申し込みをしてみることで入居できる可能性があります。
落ちたのが保証会社による審査であれば、審査が甘いといわれている独立系の保証会社で審査をし直すと入居審査に通るかもしれません。
ただし、この場合には保証会社の利用料金が高くなりやすいことに注意が必要です。
支払いの滞納があるなら完済する
支払いの滞納歴や借金歴があると、審査に通りにくくなってしまいます。
現在の支払い能力に問題がなければ、あらかじめ完済してから次の物件の入居審査を申し込むことで、審査に通る可能性を上げられるでしょう。
入居審査に落ちる確率を理解しよう
入居審査に落ちる方の割合は、10人に1~2人ほどだといわれています。
無職の方や高齢者、フリーターなどはさらに入居審査に落ちる方の割合が上がります。
それぞれのケースでの特徴や入居審査に落ちてしまったときにやっておくべきこと、入居審査に通りやすくなるポイントなどを確認し、希望する部屋に住めるようになりましょう。
これから賃貸物件を探すならば、物件情報が豊富に掲載されている賃貸スタイルの活用がおすすめです。
以下から賃貸物件情報を確認し、希望の部屋を見つけましょう。
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