賃貸でも壁掛けで絵や時計を飾る方法はあります。
ただし、賃貸物件は原状回復義務があるため、壁掛けの方法には注意しましょう。
この記事では、賃貸物件でおすすめの壁掛け方法を絵・時計・テレビの3つに分けてご紹介します。
賃貸で壁掛けをおこなう際の注意点や原状回復手段についても確認しておきましょう。
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目次
そもそも賃貸で壁掛けはどこまでできる?
賃貸物件を退去するとき時には、原状回復の義務が発生します。
原状回復とは入居時の状態に戻すことです。
借主の故意によって故障した箇所は、借主の負担で修理をおこなう必要があります。
壁掛けに関しても同様で、やり方次第では原状回復の義務が生じるため注意が必要です。
原状回復をめぐるトラブルのガイドラインでは、通常使用の消耗と考えられる範囲であれば原状回復の義務は生じないと記されています。
例えば、ポスターやカレンダーを画鋲やピンなどで固定した場合は、原状回復の対象になりません。
一方、ネジやくぎを使用した場合は下地ボードの張替が必要になる可能性があるため、修繕費用を借主が負担することになる可能性が高いです。
修繕費の負担に関しては、賃貸借契約書に記載されている内容が重視されるため、特約事項をはじめとする条件を詳しく確認しておきましょう。
賃貸でおすすめの絵の壁掛け方法
賃貸物件で絵の壁掛けをおこなう際は、以下のアイテムがおすすめです。
それぞれの壁掛け方法を確認しましょう。
ニンジャピンを使う
ニンジャピンとは、壁に刺した穴が目立たないピンのことです。
一般的な画鋲は針が円柱状になっているので、指した部分に丸い穴が空きます。
一方ニンジャピンは針の断面がL字になっており、Lの形に穴が空きます。
画鋲と比べて、針穴が小さいので壁紙の種類のよっては、パッと見てどこに穴が空いているかわからないこともあるほどです。
軽い絵であれば問題なく固定できるので、ニンジャピンはおすすめです。
ひっつき虫を使う
ひっつき虫は、ちぎって使えるソフトな粘着剤のことです。
好きな大きさにちぎったひっつき虫を、丸めたり伸ばしたりして絵の裏に貼り付けて使用します。
絵の裏にひっつき虫をつけたら、そのまま壁に絵を押し当てるだけで壁掛けにできます。
針やピンを使用しないため、壁を傷付けることはありません。
繰り返し使用できるのもおすすめポイントです。
はがせる両面テープを使う
はがせる両面テープは、その名の通り一度壁に貼っても、きれいに剥がせるタイプの両面テープです。
貼るときはもちろん、剥がすときも壁を傷つけることはありません。
はがせる両面テープは、複数の種類があり、それぞれ粘着力に差があるため、絵の重さに合わせたテープを選びましょう。
また凹凸がある壁紙や砂壁、繊維壁など、壁の素材によっては使用できない種類もあるため、あらかじめ確認しておくと安心です。
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賃貸でおすすめの時計の壁掛け方法
賃貸物件で時計の壁掛けをおこなう際は、以下のアイテムがおすすめです。
それぞれの壁掛け方法を確認しましょう。
はがせるフックを使う
はがせるフックは、剥がし後が残しにくい特殊な接着剤とフックを使用して壁掛けができるおすすめグッズです。
フックの裏面に接着剤をつけ、壁に押し付けるだけでフックを固定することができます。
しっかりとフックが壁に固定されてから時計をかけるのが良いので、壁に押し付けたあと24時間は放置しておくことをおすすめします。
フックの耐荷重は商品によって異なるため、飾りたい時計の重さを考慮して選びましょう。
ワイヤーネットを使う
ワイヤーネットとは、スチールやアルミ素材のワイヤーを網目状に編み込んだパネルのことです。
ワイヤーネット単体では壁に立てかけることしかできないので、フックやつっぱり棒、結束バンドなどを使って壁に固定するのが良いでしょう。
ワイヤーネットのサイズはさまざまあるので、時計と合わせて他の物も飾りたいなら、大きなめのものを購入することをおすすめします。
つっぱりラックを使う
つっぱりラックを使用して、時計を壁掛けする方法もあります。
つっぱりラックとは、二本の支柱の間に板やパネルが壁のように取り付けられている仕様のものです。
板やパネルにフックを引っ掛けることで、時計をかけられます。
支柱を天井と床で固定されるため、ある程度重量がある物でも壁掛けでできることが魅力です。
つっぱりラックは、商品によって太さや長さが異なるため、飾りたい場所の高さに合わせた物を選ぶと良いでしょう。
賃貸でおすすめのテレビの壁掛け方法
賃貸物件でテレビの壁掛けをおこなう際は、以下のアイテムがおすすめです。
それぞれの壁掛け方法を確認しましょう。
ホッチキスを使う
テレビは、専用のボードをホッチキスで壁に固定すれば壁にかけられます。
ボートをしっかりと壁に押し当てながらホッチキスを打っていくのがポイントです。
押し当てが弱く、ボードが緩い状態では、テレビが落下する原因になってしまうので注意しましょう。
ホッチキスを打ってできる穴は、ネジやピンでできる穴よりも小さいので、撤去後も目立ちにくいです。
ただし大量のホッチキスを使用するため、賃貸借契約書を確認しておくと安心です。
つっぱり棒を使う
つっぱり棒を使って、床と天井の間にテレビを設置することも可能です。
つっぱるだけでテレビを固定できるので、壁を傷つける心配はありません。
テレビを安全に固定するためにも、つっぱり棒は必ず床と天井と垂直になるように取り付けましょう。
また強力に固定するため、天井の梁が通っている場所につっぱり棒を固定することをおすすめします。
つっぱり棒の種類によっては、テレビのケーブルを棒に沿ってまとめられるケーブルクリップが付いているものもあります。
壁寄せテレビスタンドを使う
壁寄せテレビスタンドは、その名の通り壁に寄せてテレビを設置できるスタンドのことです。
スタンドを壁に寄せ、テレビを取り付けるだけで簡単に設置できるので、賃貸でも安心して活用できる方法です。
手軽に移動できるというメリットがあるので、模様替えをする際にも簡単にテレビの位置を変えることができます。
スタンド本体に沿ってテレビのケーブルを配線できるタイプを選べば、壁際の見栄えが悪くなる心配もありません。
賃貸で壁掛けするときの4つの注意点
賃貸で壁掛けをおこなう際は、以下の4つの点に注意が必要です。
壁の種類をチェックしておく
賃貸の壁は、石膏ボードとコンクリートの2種類が一般的です。
壁の種類を見分ける際は、壁を叩いたときに「コンコン」と軽い音が鳴れば石膏ボード、「ペチペチ」と壁自体の音が鳴ればコンクリートと判断できます。
石膏ボードの壁であれば、ニンジャピンの使用が可能です。
しかし、コンクリートの場合は針が刺せないため、ひっつき虫や粘着テープなど、壁に穴をあけずに使用できるアイテムを活用すべきです。
壁の種類のよって使用できないアイテムもあるので、事前に確認しておきましょう。
飾る物の重さをチェックしておく
壁掛けをおこなう前に、飾る物の重さを確認しましょう。
例えば写真やポスターは軽いですが、時計やテレビであればある程度の重さが想定できます。
せっかくアイテムを購入しても、重量オーバーであれば壁掛けできないことはもちろん、無理して設置すると落下する危険性があります。
まずは飾る物の重さを確認し、アイテムの耐えられる重さを確認した上で購入し、取り付け作業をおこなうようにしましょう。
賃貸借契約書の内容をチェックしておく
壁掛けをする際は、賃貸借契約書を確認しましょう。
確認すべき理由としては、原状回復に関してはガイドラインに定められていますが、賃貸借契約書に書かれている内容が優先になるためです。
例えばガイドラインでは、画鋲やピンを使用しても原状回復義務は生じないと記載されていたとします。
しかし、賃貸借契約書に画鋲やピンの使用も不可と記載されている場合は、原状回復義務が生じる可能性が高いです。
あとでトラブルにならないためにも、あらかじめ賃貸借契約書の内容を確認し、原状回復義務に関して理解しておくと良いでしょう。
賃貸で空いた壁の穴の原状回復手段
賃貸で壁に穴をあけた場合、穴のサイズや状態によっては自分で補修することも可能です。
実際、ホームセンターに行くとさまざまな補修キットが販売されているので、状況に応じて適した物を購入し対処しましょう。
補修キットを購入する際は、壁の色に近い補修材を選ぶことがポイントです。
近い色を選ぶことで補修箇所が目立ちにくくなります。
ただし補修の仕方によっては、余計に穴を目立たせてしまう可能性もあります。
補修に失敗すると、本来払う必要がない修繕費の支払いを求められる可能性も出てくるので注意しておきましょう。
まとめ
賃貸で壁掛けをおこなう際は、原状回復義務を理解しておくことが大切です。
また原状回復に関しては、賃貸借契約書の内容が優先となるため併せてチェックしましょう。
賃貸で壁掛けをおこなう方法はさまざまありますが、壁掛けしたい物に合わせて適切なアイテムを使用することが大切です。
賃貸スタイルでは、さまざまな物件をご用意しています。
絵や時計、テレビなどを壁掛けして、おしゃれな空間を作れる物件もありますので、賃貸物件探しでお困りの方はお気軽にご活用、ご相談ください。
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