エアコンが故障!賃貸の備え付けの場合の対処法と費用負担について

エアコンが故障!賃貸の備え付けの場合の対処法と費用負担について

賃貸に住んでいると備え付けの設備が故障することもあります。夏の暑い日や冬の寒い日に、エアコンが作動しなくなると本当に辛いです。

まず第一に、故障ではなく単なる不具合の可能性もあります。

一度エアコンのリモコンの電池切れではないか、ブレーカーが落ちているだけではないかなどを確認しましょう。

エアコン自体の故障だとわかったときは、すぐに管理会社や大家さんに連絡しましょう。

連絡せずに自分の判断で修理会社に依頼すると、修理費用を自分で負担しなければならなくなる可能性があります。

この記事では、賃貸に備え付けのエアコンが故障した際の対処法などを解説します。

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故障したと連絡する前に確認すべきこと

故障したと連絡する前に確認すること

賃貸に備え付けのエアコンが故障した際は、故障の連絡をする前に以下の4つのことを確認すべきです。

  • リモコンの電池が切れていないか
  • 室外機周辺の環境に問題はないか
  • 霜取り運転中ではないか
  • ブレーカーが落ちていないか

故障だと思っていても、電池切れや不具合のために作動しないだけの可能性があります。

まずは慌てずに、故障以外の原因がないかをチェックしましょう。それぞれについて詳しく解説します。

リモコンの電池が切れていないか

エアコンが作動しない原因として意外と見落としがちなのが、リモコンの電池切れです。

リモコンの電池を交換し、電源が入るかどうかを確認してみましょう。

電池が切れていないのにリモコンが反応しない場合は、リモコンの送信部分に不具合が生じている可能性があります。

スマートフォンのカメラをリモコンの送信部分に向けてからリモコンのボタンを押すと、赤外線が正しく出ているかをチェックできるので試してみましょう。

室外機周辺の環境に問題はないか

エアコンが故障したかもしれないときは、室外機周辺の環境に問題がないかを確認しましょう。

室外機周辺に以下のようなことが起きていれば、エアコンに支障が出ることがあります。

  • 室外機の近くに障害物がある
  • 冬場で霜がついている
  • 室外機に直射日光が当たっている

たとえば、室外機の周囲に物を置いていると、熱がうまく排出されないため、吹き出し口から風が出なくなるケースがあります。エアコンの故障を疑う前に、室外機に原因がないかを探ることが大切です。

霜取り運転中ではないか

霜取り運転中は、エアコンの室内機が停止状態になりますが、エアコンが故障したわけではありません。

霜取り運転とは、室外機の周囲に付着した霜を溶かす動作のことです。

基本的には10分程度でエアコンの運転が再開するため、霜取り運転中は慌てずに再開を待ちましょう。

20分以上過ぎてもエアコンが停止状態であれば、フィルターが詰まっているなどの原因が考えられます。

ブレーカーが落ちていないか

エアコンが正常に作動しないときは、ブレーカーが落ちている可能性があります。

エアコンのブレーカーは、その他のコンセントとは独立しているケースが多いです。

室内にある配電盤を確認し、エアコンのブレーカーが上がっているかどうかをチェックしましょう。

ブレーカーが上がった状態の場合でも、一度落としてから上げ直すことでエアコンが作動することがあります。

賃貸のエアコンが故障した際の対処法

上述した4つの確認すべきことに当てはまらないときは、エアコンが故障している可能性が高いです。

賃貸のエアコンが故障したら、まずは管理会社や大家さんに連絡しましょう。

エアコンの状態をなるべく具体的に伝えて、あとは修理会社の手配や修理日程の連絡を待ちます。

すぐにエアコンを使用したい場合は、修理に立ち会うとスムーズに進む可能性があります。

注意点として、個人の判断で修理会社に依頼するのは適切ではありません。

賃貸では、修理などをおこなう業者があらかじめ決まっているのが基本です。

そのため、特定の業者以外に修理を依頼すると、修理費用が借主負担になる場合があります。

管理会社や大家さんと揉める原因にもなりうるため、エアコンが故障しても勝手に修理を依頼するのは避けましょう。

賃貸のエアコンが故障した際の費用負担は?

ここでは、賃貸に備え付けのエアコンが故障してしまった場合の費用負担について解説します。

基本的には貸主負担

備え付けられているエアコンが故障した場合、修理や交換にかかる費用は管理会社や大家さんが負担するのが基本です。

なぜなら、賃貸の設備や備え付けの備品を管理するのは管理会社や大家さんだからです。

自己負担となる場合も

賃貸のエアコンの修理代は貸主負担となることが多いですが、以下3つのいずれかに当てはまる場合は借主負担になる可能性があります。

  • 自分で勝手に修理した
  • 借主がエアコンの管理を怠っていた
  • エアコンが残置物だった

たとえばフィルター掃除やリモコンの電池交換は借主の義務です。

きちんと管理ができていなかったことが原因で故障した場合は、修理費用を請求されることがあります。

またエアコンが残置物だった場合、エアコンの所有者は管理会社や大家さんではありません。

前の住人が残していったものをあくまで自己責任での使用を認めているケースが多く、故障しても修理費用を負担してもらうのは難しいでしょう。

賃貸のエアコンの故障を防ぐ対策

賃貸のエアコンの故障は、できるだけ防ぎたいものです。

ここでは、エアコンの故障を防ぐための対策をご紹介します。

定期的にフィルターを掃除する

エアコンの故障を予防するためには、フィルターを定期的に掃除することが大切です。

フィルターにホコリやゴミが溜まるとエアコンに負担がかかりやすくなり、冷房や暖房の効きが悪くなります。

フィルターを掃除する頻度は、エアコンをよく使う季節であれば2週間に1回のペースが目安です。

故障の予防だけではなく節電にもつながるため、こまめなフィルター掃除を心がけましょう。

使わない期間でも慣らし運転をする

しばらく使用しない期間が続くと、エアコンの寿命は短くなる傾向があります。

エアコンを使っていない間もホコリなどが内部に溜まるため、慣らし運転をしておくことが大切です。

慣らし運転とは、エアコンの電源を入れて動作に問題がないかを確認することです。

エアコンを使わない期間でも、月1回程度は電源を入れて慣らし運転をおこないましょう。

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まとめ

賃貸に備え付けのエアコンが故障したかもしれないときは、まずリモコンの電池切れなどの原因がないかを確認しましょう。

故障の可能性が高い場合は、すぐに管理会社や大家さんに連絡することが大切です。

勝手に修理を依頼したり、そもそもエアコンの管理が不十分だったりすると、修理費用が借主負担になるかもしれません。

日頃からエアコンをきちんと手入れし、万が一故障した際は焦らずに対処しましょう。

エアコン付きの物件をお探しなら、賃貸スタイルを利用するのがおすすめです。

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