賃貸の初期費用の値下げを交渉したい!タイミングや交渉できる項目は?

賃貸契約の初期費用の値下げ交渉術!下がる可能性がある項目まとめ

賃貸契約を結ぶ際には、敷金や礼金などの初期費用が必要です。

しかし、引っ越しにはなにかとお金がかかってくるため、できることなら初期費用を抑えたいと思う方は多いでしょう。

この記事では、賃貸契約の初期費用の値下げ交渉について解説します。

初期費用の内訳や交渉できる項目、交渉するタイミングなどをご紹介するため、これから賃貸契約を結ぶ予定のある方は参考にしてください。

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賃貸契約にかかる初期費用の内訳

賃貸契約にかかる初期費用の内訳は、以下のとおりです。

・敷金
大家さんに預けるお金で、家賃滞納時など万が一のときに補填されるもの。家賃の1~2ヵ月分が相場だが物件による。
・礼金
大家さんに支払う謝礼金。昔からの慣習で続いており、必要となるケースが多い。
・前家賃
賃貸の契約時に支払う翌月分の家賃のこと。
・仲介手数料
不動産会社に支払う手数料のこと。
・火災保険料
火災保険を契約するための費用のこと。
・鍵交換代
鍵交換をする代金のこと。
・クリーニング費用
居住する賃貸住宅のクリーニングにかかった費用のこと。

これらすべての費用をあわせると、賃貸契約の初期費用は家賃の6~7ヵ月分が相場だといわれています。各項目の詳細を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

>>賃貸契約の初期費用は何がある?相場や安く抑えるコツもご紹介!

賃貸の初期費用で値下げ交渉できる項目

気に入った物件が予算オーバーでも、どうしても住みたい場合は、初期費用の値下げ交渉を試してもいいでしょう。

交渉できる初期費用の項目や、なぜ交渉できるのか、それぞれの初期費用を交渉する際の注意点を解説します。

敷金・礼金

敷金・礼金は、値下げ交渉ができる初期費用です。

大家さんが空室期間を設けたくない場合には、敷金・礼金を値下げしたり、無料にしたりしてもらえる可能性があります。

同じようなエリアの似た物件よりも、気に入った物件の敷金・礼金の相場が高い場合には、交渉の余地があるかもしれません。

ただし、ほかの項目でも同じことですが、交渉が成立するかどうかは大家さん次第です。

敷金は預り金のため、なにかあったときに備えておきたいと考えるものです。

礼金もそのまま受け取るのではなく、部屋の修繕費にしようと想定している場合もあり、敷金・礼金を無料にしてもらうのは基本的には難しいでしょう。

無料までは難しくとも、敷金が家賃2ヵ月分になっているところを1ヵ月分にしてもらえるかなどは、状況次第では交渉が通る可能性があります。

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前家賃

前家賃とは、契約の翌月分の家賃を前払いすることを指します。

前家賃も、初期費用の交渉ができる項目です。翌月の月初や月末には通常の家賃として支払う必要がありますが、賃貸契約時点では支払わなくて良いとする大家さんもいます。

ただし、前家賃としての支払いがなかった分、その後の支払いをきちんとしないと信用を失ってしまうかもしれません。

そのため、資金繰りにゆとりがある場合のみ前家賃の値下げを交渉しましょう。

仲介手数料

仲介手数料も、初期費用の交渉ができる項目です。

そもそも仲介手数料は、不動産会社が金額を設定できるので交渉しやすいです。

ただし、仲介手数料は不動産会社の売り上げになるので、基本的に大幅に値下げすることは難しいでしょう。

クリーニング費用

築年数が浅い賃貸物件では、クリーニング費用を割引してもらえる可能性があります。

クリーニング代の設定をしているのが不動産会社か、大家さんなのかによって、値下げ交渉の難易度が変わります。

設定しているのが不動産会社の場合は、比較的値下げ交渉に応じてもらいやすいでしょう。

また、鍵交換をしなくていい方は鍵交換代も抑えられる可能性があります。しかし、その分セキュリティに不安が残るので、自身で責任を持つ必要があります。

賃貸の初期費用を交渉するタイミング

賃貸契約の初期費用の交渉は、契約前におこなうのが基本です。

契約後では、提示された契約内容に納得したと見なされるため、設定されている初期費用を支払う必要があります。

契約後でも完全に交渉できないわけではないものの、成功してもまた手続きをし直さなくてはいけなくなり、無駄な手間がかかります。

賃貸契約前であれば、「初期費用を割引してくれたら、賃貸契約を結びます」と、契約することを前提に交渉もしやすくなるでしょう。

なお、不動産会社の閑散期は7・8月です。閑散期は、引っ越しをする方が少ない分、入居の意思がある方とはできる限り契約を進めたいと思っているので、値下げ交渉に応じてもらいやすくなります。

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賃貸の初期費用の値下げ交渉で意識すべきこと

それでは、賃貸契約の初期費用を値下げする交渉術をチェックしましょう。

大家さん・不動産会社の事情も考える

自分だけが得したい気持ちで交渉しても、失敗してしまう可能性が高いです。

なぜなら、現時点の初期費用の金額に設定している背景には、大家さんや不動産会社の事情があるからです。

相手の事情をしっかりと汲み取って、値下げできる可能性がある項目のみ交渉をおこないましょう。

自分の希望を通したいからといって、高圧的な態度で交渉してはいけません。常識のない人と判断され、そもそも入居を断られる可能性が高くなるため注意しましょう。

値下げ後必ず契約する意思を見せる

契約するかどうかの意思が伝わってこない方からの値下げ交渉に応じるのは、大家さんや不動産会社にも負担があります。

交渉するのであれば、値下げ後必ず契約する意思を見せましょう。

「◯円にしていただければ、すぐに契約します」と伝えるなど、契約したいと思っていることがわかれば交渉に応じてもらいやすくなります。

どうしても初期費用を払えないときの対処法

初期費用の支払いには、まとまった金額が必要です。

どうしても初期費用を払えない場合は、分割払いにしてもらいましょう。

不動産会社によっては、クレジットカードの分割払いに対応してくれる場合もあります。

しかし、クレジットカード払いや分割払いは不動産会社によっては対応不可の場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

>>賃貸の初期費用は分割払いできる?負担を減らす賢い支払い方をご紹介

賃貸の初期費用の交渉はメールでもできる

賃貸の初期費用に関する交渉は、メールでもやりとりできます。

初期費用の値下げは切り出しにくいものですが、メールであれば対面よりも精神的な負担がかかりにくいでしょう。

メールで交渉すると記録に残せるため、トラブルを防ぎやすいのもメリットです。

また、対面の場合はその場で返答しなければいけませんが、メールであればじっくりと考えてから返答できます。

メールで初期費用の交渉をする際は、以下の例文のように提案するのがおすすめです。

  • 「部屋の清掃を自分でおこなうので、クリーニング費用を免除していただけないでしょうか」
  • 「2年以上住むことをお約束しますので、仲介手数料を値下げしていただきたいです」

初期費用を交渉しやすい賃貸物件の特徴

初期費用を抑えたい場合は、値引き交渉がしやすい物件を探すのもいいでしょう。

下記に当てはまる物件は人気が少なく、入居者が集まりにくいことから、初期費用を値引きしてもらえる可能性が高いです。

  • 空室状態が長期間続いている物件
  • 駅から離れた立地にある物件
  • 日当たりが悪い物件
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まとめ:賃貸を借りる際の交渉術を理解して、初期費用を抑えよう

賃貸契約の初期費用は、大家さんや不動産会社の事情があって現時点での金額が設定されています。

そのため、高いと感じても自分の都合だけでは下げてもらいにくいものです。相手の事情を汲み取って、値下げできる可能性がありそうな項目のみ交渉するようにしましょう。

値引き交渉がうまくいった場合には、契約する意志を相手に伝えることも重要です。

この記事で解説した内容をもとに、納得できる初期費用で賃貸契約を結ぶようにしましょう。

賃貸スタイルでは、比較的初期費用が抑えられる賃貸物件も数多く取り扱っています。物件探しでお困りの方はぜひご活用ください。

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