どれだけ早く取り組みはじめても、なぜかバタバタしてしまう引っ越し準備。
引っ越し時には、”契約・荷造り・手続き”の場面で、“間に合わない”に陥りやすいタイミングがあります。
このページでは、引っ越し時に陥りやすい、3つの“間に合わない場面と、ピンチの対処法をご紹介します。
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引っ越し時に陥りやすい3つの“間に合わない”
引っ越し時に陥りやすい“間に合わない”は、”契約・荷造り・手続き”のタイミングに分かれます。
どのケースも、金銭的・時間的に窮地に追い込まれてしまう大ピンチです。
そうならないための予防策、そして陥ってしまったときの対処法をそれぞれ見ていきましょう。
『賃貸契約が間に合わない』への対処法
進学、就職、急な転勤などで、決められた期日までに引っ越しを余儀なくされた場合に起こりやすい場面です。
賃貸契約が間に合わないおもな要因としては、
- 条件に合う物件が見つからない
- 契約に関する必要書類が揃わない
- 入居審査に時間がかかる
- 初期費用の支払いが間に合わない
などが挙げられます。
そんな賃貸契約が間に合わない場合の対処法をご紹介します。
契約書類の確認
まず大前提として、新居が決まらない場合は、旧居を引き払わず新居準備が整うまで契約を継続しておきましょう。
定期借家契約などの退去日が決まっている物件は、「超過分を日割りにできないか」など、不動産業者さんに早めに相談してみましょう。
不動産業者さんに相談
新居の契約は、「審査が早い」または「審査が通りやすい」物件を不動産業者さんに選んでもらうようにしましょう。
不動産業者さんに事情をしっかりと伝え「いつまでに引っ越さなければならない」旨を真っ先に伝えることが重要です。
荷物と自分の仮住まいを確保する
引っ越し先が遠方であったり、旧居に住み続けることが困難な場合は、荷物と自分の仮住まい先を確保しましょう。
荷物はトランクルームを活用したり、引っ越し業者さんによってはオプションプランで、自社倉庫に荷物を保管してくれるサービスをおこなっているところもあります。
人間のほうは、ホテルやゲストハウス、ウィークリー(マンスリー)マンションを活用したり、一時的に実家に身を寄せるなどして凌ぎましょう。
『荷造りが間に合わない』への対処法
「忙しいしまだまだ時間があるから大丈夫」と、たかを括っていた引っ越し作業も気付けばあと3日。
そんな気の緩みから起きる荷造りが間に合わない問題。
国土交通省が定めた『標準引越運送約款』によれば、引っ越しの荷造りは利用客の義務とされ、荷造りが終わっていなければ引っ越し業者さん側から引っ越し作業をキャンセルできてしまいます。
物理的に間に合わないと危機感を感じたら、以下の方法を試してみてください。
とにかくダンボールに詰める
「事前に梱包リストを作成してアイテムごとに梱包する」など、時間があれば可能ですが、切羽詰まっているのならとにかくダンボールに詰めましょう。
梱包は丁寧にこしたことはありませんが、緩衝材を入れて破損を防ぐなど、必要最低限の梱包で凌ぎましょう。
注意すべきはダンボールないで物が動かないようにしっかり詰める点です。
予備の梱包資材は多めに手元に用意し、柔軟に対応できるようにしましょう。
引っ越し後に運ぶ
大きな家具や家電、荷造りが終わっているダンボールだけを引っ越し業者さんにお願いし、残りの間に合わなかった荷物は宅配便やレンタカーを利用して、運ぶ方法もあります。
費用は余計にかかってしまいますが致し方ありません。
また、冷蔵庫や洗濯機は運び出し以前に水抜きなどをおこなう必要がある点も注意しましょう。
引っ越し業者さんに相談
引っ越しの数日前~前日に、「明らかに間に合わない!」と悟った場合は、引っ越し業者さんの営業時間内に荷造りが間に合いそうにない旨を連絡しましょう。
スタッフの業務状況に余裕があれば、荷造りを依頼できるプランをオプションとして追加できる可能性があります。
荷造りプランの依頼が難しい場合は、引っ越し日の延期も検討しましょう。
ただし、『標準引越運送約款』の取り決めで、引っ越しの前日に解約または延期をした場合、業者さん側が見積書に記載されている費用の30%以内をキャンセル料として請求できるため、費用がかかってしまうことを肝に銘じておきましょう。
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『手続きが間に合わない』への対処法
引っ越し時には旧居・新居ともに、しなくてはいけないさまざまな手続きがあります。
ガスの開栓やインターネットの引き込み工事など、手続きが間に合わない場合の対処法を見てみましょう。
旧居の手続き
一番陥りやすいのが、インターネットのケーブル撤去手続きです。
インターネットの回線やプロバイダの契約手続きは、引っ越しの1ヵ月前までには済ませておくのが理想的です。
引っ越しシーズンには工事が数ヵ月待ちの場合もあるため、物件を引き渡す期日が決まっていて、工事が間に合わない場合は、不動産業者さんに伝え指示を仰ぎましょう。
新居の手続き
電気・ガス・水道などのライフラインは、生活になくてはならないものです。
契約し忘れが発覚した時点で、すぐ各社に連絡して手続きを進めましょう。
大抵閉栓しているコックを開栓すれば利用可能になりますが、利用可能になるまでは、カセットコンロやモバイルバッテリー、ペットボトルの水などで凌ぎましょう。
郵便転送サービスは、引っ越し前にちゃんとしておかないと、もう住んでいない旧居に届いてしまう危険もあります。
忙しくて手が回らない場合、ライフラインの手続きを一括で代行してくれるサービスなどもあります。
不動産業者さんや管理会社さんに相談
どうしても終わらない手続きがあるときは、不動産業者さんや管理会社さんに相談しましょう。
次の入居者さんがいなければ、退去日程を伸ばせたり、撤去工事を免除してくれるなど、相談に応じてくれる可能性もあります。
また、引っ越しの荷造り時は、緊急時に備えて重要書類や連絡先、印鑑や通帳は常に手荷物として持っておきましょう。
まとめ
引っ越し準備は段取りが重要です。
どれだけ早く取り組みはじめても、なぜかバタバタしてしまう引っ越し準備ですが、できるだけ早く手をつけ、期日を切って時間に余裕を持って終れるように努めましょう。