壁の薄い賃貸は見分けられる?騒音で悩まないためのコツ

壁の薄い賃貸は見分けられる?騒音で悩まないためのコツ

賃貸物件のご近所トラブルで多いのが、騒音問題です。

特に、子どもがいるファミリー世帯の場合は、家のなかで走り回ったり大声で泣いたりなど、隣の部屋に生活音が筒抜けになってしまうことも多くあります。

隣人との騒音問題を避けるために、壁の薄い賃貸物件はなるべく避けたいと考える方も多いでしょう。

そこで今回は、壁の薄い賃貸物件を見分けるポイントや効果的な防音対策をご紹介します。

壁の薄い賃貸で騒音問題を回避する方法もご紹介しているため、賃貸物件を探している方は参考にしてください。

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壁の薄い賃貸を内見時に見分けるポイント

防音トラブルを避けるためにも、賃貸物件を選ぶときに壁の厚さを確認しておくことが大切です。

賃貸物件の内見時に薄い壁を見分けるには、以下のようなポイントがあります。

  • 壁を叩いて厚さを確認する
  • 隣室の間取り図を確認する

それぞれのポイントを詳しく確認しましょう。

壁を叩いてみる

賃貸物件の壁を叩くと、軽い音がしたり音が響いたりする場合は壁が薄いといえます。

しかし、1箇所壁を叩くだけでは壁の薄さを確認はできません。

1平方メートルごとに叩いたり全方角の壁を叩いたりして、音の伝わり方を確認しましょう。

また、押入れや収納スペースのなかは壁の薄い構造になっていることも多くあります。

壁は厚くても押入れの壁から生活音が漏れることがあるため、押入れや収納スペースの壁のなかもしっかり確認しておくことが大切です。

隣室の間取り図を確認する

部屋の間取りによって、音の伝わり方に影響が出ることがあります。

例えば、賃貸物件で騒音リスクが低いといわれるのは、角部屋です。

角部屋は生活空間が隣接していないため、生活音が聞こえにくいといわれています。

ただし、生活空間が隣接する場合、どの部屋の防音リスクが低いのかわからないこともあるでしょう。

このような場合は、不動産会社の担当者に隣部屋との仕切りの厚さを確認してみるのがおすすめです。

木造やRC造などの構造で音の響きが変わる

賃貸物件の壁の薄さを確認するとき、壁を叩いて音の伝わり方を確認する方法が有効です。

しかし、木造やRC造など賃貸物件の構造で音の響き方が変わることがあります。

建物の構造による音の響き方の違いは、以下のとおりです。

構造 音の響き方
木造 遮音性が低く生活音が隣部屋に聞こえることがある。
軽量鉄骨造 遮音性は木造に比べると高め。なかには、壁に吸音材や緩衝材を使用した賃貸物件があり、一般的な軽量鉄骨造より遮音性が高くなる場合がある。
重量鉄骨造 遮音性は軽量鉄骨造とほぼ同じで、あまり防音効果は期待できない。
鉄筋コンクリート造(RC) 木造・軽量鉄骨造・重量鉄骨造と比べると遮音性は高いが、子供の泣き声や走り回る音が隣に響く可能性がある。
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC) 数ある工法の中でも遮音性が非常に高い。子どもの泣き声や走り回る音など生活音が隣部屋に響く心配がほとんどない。

壁の薄い賃貸で騒音問題を回避するには

騒音問題を回避するには

部屋選びを工夫すれば、壁が薄くても騒音問題を回避できます。

騒音問題を回避する方法には、次のようなものがあります。

  • 賃貸物件の周辺環境をチェック
  • 角部屋や最上階を選ぶ
  • 室内に防音対策をする

それぞれの項目を確認していきましょう。

賃貸物件の周辺環境をチェック

騒音問題を回避するには、賃貸物件の周辺環境もしっかり確認しておくことが大切です。

例えば、建物周辺の交通量や商店街から流れる音楽、電車の通る音などによって静けさが変わります。

静かな場所は隣部屋の生活音が気になる方も多いため、賃貸物件の内見だけでなく周辺環境も確認しましょう。

角部屋や最上階を選ぶ

騒音トラブルを避けるなら、角部屋や最上階を選ぶのもおすすめです。

周囲にある部屋数が少ないため、騒音問題によるリスクを抑えられます。

特に、角部屋は居間が隣部屋とは反対に設置されることが多いです。

日中に子どもが騒いでも騒音問題にならない可能性もあります。

両隣に住人がいる部屋より気を遣わずに住めるので、ファミリー世帯には安心でしょう。
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室内に防音対策をする

吸音パネルやボード、防音カーテンを活用すれば、防音対策をおこなえます。

特に、防音カーテンは外の音を吸収してくれるだけでなく、光を遮る効果も期待できるのがうれしいポイントです。

防音カーテンは柄や色など豊富に展開されているため、部屋のレイアウトに応じて好きなものを選べます。

壁の薄い賃貸で室内にできる防音対策

室内の生活音を外に漏らさないための遮音対策も、防音問題を回避する方法として最適です。

室内にできる防音対策には、次のようなものがあります。

  • 屋外や隣室からの音を防ぐ
  • 自室から出る音を抑える

それぞれの防音対策を確認していきましょう。

屋外や隣室からの音を防ぐ

賃貸物件の壁が薄くて屋外や隣部屋の音が通り抜けてしまうか不安な場合は、防音シートを壁に貼るのがおすすめです。

防音シートは遮音性が高いため、防音対策として効果があります。

また、防音シートはエアコンの冷気を逃さず冬の冷気も通さないため、室内を快適な状態に保つことが可能です。

防音シートは、厚いものほど遮音性が高いため費用が高くなる傾向にあります。

自室から出る音を抑える

室内から出る生活音として騒音問題になるのが、家電製品の振動音や話し声、足音などがあります。

例えば、洗濯機や掃除機を夜間から朝にかけて使用すると、隣人に迷惑をかけるかもしれません。

騒音問題を回避するには、洗濯機や掃除機の使用時間に配慮することが大切です。

また、足音の響きは、カーペットやマットなどをフローリングに敷くことで抑えられる可能性が高まります。

話し声は、窓を開けたまま大声で話さないことや人が集まる時間帯に考慮しましょう。

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まとめ:防音性が高いRCやSRCマンションを選ぶのがおすすめ

賃貸物件に住む場合、騒音問題のリスクを少しでも軽減したいと考える方も多いでしょう。

特に、小さな子どもがいるファミリー世帯は隣部屋の自室の騒音が迷惑になっていないか不安に感じることもあるはずです。

逆に隣や上階の騒音が気になって生活に支障が出ることもあるでしょう。

このような騒音問題のリスクを抑えるには、物件を選ぶときに壁の厚さを確認することが大切です。

壁の薄さを確認するときは、壁を叩いたり、部屋の間取りを確認したりするのがおすすめです。

なお、賃貸物件を選ぶ際は、より防音性が高いRCやSRCの物件を選びましょう。

これから賃貸物件探しをする方は、ぜひ賃貸スタイルやチャットでお部屋探しのご相談を24時間受け付けている「住まいの紹介サービス」をご活用ください。

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