賃貸に居住している間に、フローリングのワックスがはがれてくることがあります。
ワックスがけは大家さんが負担するのが基本ですが、場合によっては居住者自らがワックスをかけることも可能です。
ただし、自己判断で作業したり、失敗してフローリングを傷つけたりすると、退去時に修復費用を請求される可能性があるため注意しましょう。
この記事では、賃貸のフローリングのワックスがけのやり方や注意点、ワックスの種類などを解説します。
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賃貸のフローリングはワックスがけしても平気?
結論から言うと、賃貸のフローリングに居住者がワックスをかけることは可能です。
ただし、基本的にワックスがけは大家さんが負担するものです。
原状回復ガイドラインでは、ワックスの劣化の原因が居住者の管理不足ではない限り、居住者負担でワックスがけをする必要はないと規定されています。
床をきれいにするために自分でワックスをかけたい場合は、大家さんや管理会社に確認を取るのが無難です。
自己判断でおこなった結果、失敗して床に傷がついたりすると、退去時に原状回復費用の支払いが発生することがあります。
>>賃貸物件の原状回復とは?費用負担や相場、トラブル事例をご紹介
賃貸のフローリングにワックスがけする方法
居住者が賃貸のフローリングにワックスがけする際は、主に4つの工程でおこないます。
- 養生をする
- ワックス剥離剤で古いワックスを落とす
- 新しいワックスをかける
- 養生をはがす
作業を始める際は、ワックスが手に付着しないようにゴム製の手袋などを付けるのがおすすめです。
養生をする
ワックスがけをする際、最初に養生をします。
動かせる家具を移動させ、掃除機などで床を掃除したら、ワックスが付着してはいけない部分を保護しましょう。
養生をする際は、養生テープ(マスキングテープ)やビニール袋などを使用します。
テープの粘着力が強いと、テープを剥がす際に元々塗ってあるワックスも剥がれる可能性があります。
建具などが傷つくこともあるため、紙製かつ粘着力の低いテープを選ぶのがおすすめです。
また、床の一部分だけをワックスがけしたい場合は、境目を養生テープで区切るとわかりやすくなります。
ワックス剥離剤で古いワックスを落とす
家具や壁などを養生したら、ワックス剥離剤で古いワックスを落としましょう。
そもそもワックスは、床材に皮膜のコーティングを施すものです。
重ねてワックスをかけると古い層の上に新しい層ができ、年月とともに古い層のワックスが劣化します。
ワックスが劣化すると黒ずみが発生しやすく、黒ずみの上からワックスをかけると見た目が悪くなります。
そのため、ワックスがけをする前に古いワックスをはがしておくのが無難です。
ワックスを落とす際は、まずフローリングに剥離剤を垂らし、スポンジを使って塗り広げます。
スポンジに剥離剤を染み込ませてからフローリングに塗っても構いません。
3~5分ほど時間を置くとワックスが溶けてくるため、スポンジや濡れ雑巾でワックスをこすり落とします。
フローリングの汚れが目立つ場合はワックスはがし専用のブラシを使うのがおすすめです。
ワックスをこすり落とす作業では、ワックスだけを取り除くように意識しましょう。
フローリングを強くこすって傷めてしまうと、張り替え費用が発生する可能性があります。
水拭きを数回繰り返してワックスを除去し、乾いた雑巾で乾拭きすれば完了です。
なお、剥離剤を塗布してから長時間放置するとフローリングが傷む原因になりうるため、放置する時間は5分を超えないように注意しましょう。
新しいワックスをかける
古いワックスを除去してフローリングがきれいになったら、新しいワックスをかけていきます。
部屋の奥から手前に向かって塗布できるように順序を考えておくと、スムーズに作業できるでしょう。
使用するワックスに記載されている指示に従い、ワックスが乾燥するまで時間を置きます。
速乾タイプであれば10~20分程度で乾くこともありますが、30分以上は放置するのが基本です。
ワックスの量が多いとムラになったり、乾燥に時間がかかったりするため注意しましょう。
初めてワックスがけをする場合や、以前にワックスがけをしてから時間が経過している場合は、乾燥させてから二度塗りするのがおすすめです。
二度塗りすればフローリングを保護する効果が高まります。
養生をはがす
ワックスをかけ終わったら、養生テープをはがしてワックスがけの作業は終了です。
ワックスをかける際にモップを使用した場合は、モップに付着したワックスが乾く前に水洗いしましょう。
作業前にモップを水洗いする用のバケツを用意しておくのもおすすめです。
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賃貸のフローリングにワックスをかける際の注意点
賃貸のフローリングにワックスをかける際は、以下の2点に注意しましょう。
- ワックスがけ作業中に床を傷つけない
- 不安を感じたら業者に依頼する
ワックスがけ作業中に床を傷つけない
賃貸のフローリングにワックスをかける際は、床を傷つけないように作業することが大切です。
国土交通省が定める「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、現状回復について以下のように定義づけられています。
「原状回復とは、賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧すること」
引用:国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン『表2 原状回復の定義』」
例えば、古いワックスをはがす際にフローリングを傷めてしまったとします。
不注意で床を傷つけると「入居前と異なる状態にした」と見なされ、原状回復費用を請求されることがあるため注意しましょう。
不安を感じたら業者に依頼する
うまくワックスをかけられるか不安を感じたら業者に依頼するのが無難です。
素人がワックスをかけると、フローリングが変色するなどの失敗が起こる可能性があります。
業者に任せると費用はかかりますが、フローリングを傷めたりする心配がないため安心感があるでしょう。
プロに任せることできれいにワックスをかけられるのもメリットです。
作業の手間もかからないため、ワックスがけに不安がある場合は業者への依頼を検討してください。
ワックスの種類について

フローリングのワックスがけに用いるワックスの種類は主に3つです。
それぞれの特徴を押さえて、自宅のフローリングの素材に合う種類を選びましょう。
スプレー状のワックス
スプレー状のワックスは簡単に扱えるのが特徴です。
フローリングにスプレーしたあと、塗布用のワイパーで広げるだけでワックスをかけられます。
ピンポイントに塗布できるため、ワックスがはがれてしまった場所への部分補修用にも向いています。
シート状のワックス
シート状のワックスは、フローリングモップに取り付けて使用します。
掃除する感覚でワックスをかけられるため、手間なく簡単に作業できるのがメリットです。
ただし、他の種類のワックスに比べてコーティング力や持続期間は劣る点に注意しましょう。
液体状のワックス
液体状のワックスは、布やワイパーのシートにしみ込ませて塗布するタイプです。
スプレータイプやシートタイプよりもコーティング力や耐久性が優れており、きれいに仕上がります。
本格的なワックスがけをおこないたい場合に適していますが、他のワックスに比べて手間がかかる点や、作業にコツがいる点には注意が必要です。
まとめ
賃貸のフローリングのワックスがけを居住者自らがおこなうことは可能です。
ただし、勝手にワックスをかけると修復費用の支払いが発生することがあるため、事前に大家さんなどに相談しましょう。
ワックスがけの工程は主に4つです。
より手軽におこなうならスプレー状やシート状のワックスを用いるのがおすすめです。
作業する際はフローリングを傷つけないように注意し、不安がある場合は業者への依頼を検討しましょう。
これからお引っ越しを考えているなら、賃貸スタイルや「住まいの紹介サービス」のご利用がおすすめです。
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