賃貸の先行申込とは?先行契約との違いは?メリット・注意点もご紹介

賃貸の先行申込とは?先行契約との違いは?メリット・注意点もご紹介

人気のある賃貸物件の場合、入居募集の告知が出てからすぐに入居者が決まることも多くあります。

希望条件に近い賃貸物件を見つけたにも関わらず、応募する前に入居者が決まってしまい、悔しい思いをした方もいるでしょう。

そんな方におすすめなのが、内見より先に入居申込をおこなう先行申込です。

今回は、賃貸の先行申込の概要を解説します。

先行申込のメリットや注意点もご紹介するため、申し込みをおこなう際の参考にしてください。

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賃貸の先行申込とは?

先行申込とは、内見する前に賃貸物件の申し込みをおこなうことです。

例えば、前入居者が居住中だったり建物が完成していなかったりなど、すぐに内見できる状態でない場合に申込手続きを先におこなえます。

一般的には、賃貸物件の内見をしてから申込書を提出するのが入居の流れです。

一方、先行申込は賃貸物件の内見をしていない状態ですが、申し込みや審査などの手続きを進められます。

住居審査は申し込みの先着順でおこなうため、先行申込を提出すると優先的に審査を進められるのがメリットです。

内見した段階で気に入らない点があった場合は、その時点でキャンセルできます。

先行契約とはどう違う?

内見しないまま賃貸契約を結ぶのが、先行契約です。

内見しないまま手続きを進められる点でいえば、先行申込と大きな違いはありません。

しかし、先行申込は内見した段階で気に入らなかった場合は、不動産会社に連絡すればキャンセルできます。

一方、先行契約の場合は契約書への署名捺印まで進めるため、後日内見して賃貸物件が気に入らなくてもキャンセルはできません。

先行契約は、物件写真や図面、大家さんの説明から賃貸物件の良し悪しの判断が求められます。

先行申込のメリット

内見せず手続きを進められる先行申込をおこなうメリットには、次のようなものがあります。

  • 優先的に内見できる
  • 内見後にキャンセル可能

それぞれの項目を確認していきましょう。

優先的に内見できる

希望の賃貸物件に対して先行申込をすれば、内見できる状態になった時点で優先的に内見できます。

内見できる状態まで待つのも一つの方法ですが、入居募集を見逃してしまうと先に入居者が埋まってしまう可能性もあるかもしれません。

しかし、先行申込は申し込みの先着順で内見を優先してもらえるため、募集を待つよりも入居できる確率を上げられます。

内見後にキャンセル可能

先行申込をして手続きを進められる一方、実際に内見したときに気に入らなかった場合は、申し込みをキャンセルが可能です。

先行申込は契約を結んでいないため、申し込みをキャンセルするときに申込者に違約金などの金銭的な負担はかかりません。

条件に近い賃貸物件がある場合は、先行申込をしたほうが入居できる確率が高まります。

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先行申込の注意点

先行申込には多くのメリットがありますが、実際に申し込みをおこなう際は次のような注意点があります。

  • 複数の物件に先行申込できない
  • 先行契約が優先される物件もある

それぞれの項目を確認していきましょう。

複数の物件に先行申込できない

条件に近い賃貸物件がいくつかあるとき、複数の物件に対して先行申込をおこないたい方もいるかもしれません。

しかし、先行申込は複数の物件に対して手続きを進められません。

わからなければ大丈夫だとの考えで複数の賃貸物件で先行申込をしてしまうと、内見後にキャンセルをされる可能性が高いと判断されてしまい、審査に通らない可能性もあるでしょう。

また、賃貸物件の保険会社や管理会社が被ると、情報が共有されて複数に先行申込をおこなっていることがバレる可能性もあるので注意しなければいけません。

先行契約が優先される物件もある

先行申込をすると優先的に賃貸物件を内見できますが、先に進めていた入居審査に落ちた場合は入居を断られてしまいます。

また、先行申込は入居審査を先に進めているだけです。

同じタイミングで先行契約をした方がいた場合は、先行契約が優先される場合があるので注意しなければいけません。

先行申込は先行契約より優先順位が低くなるため、しっかり検討して手続きを進めましょう。

先行申込ができる物件を探すには

大家さんもしくは管理会社が先行申込の有無を決めるため、基本的にはポータルサイトなどに先行申込の可否は掲載されていません。

入居したい賃貸物件がある場合は、その物件を取り扱う不動産会社に先行申込ができるか直接確認するのがいいでしょう。

しかし、近年は内見をしなくても360度確認できるVRで物件を確認できます。

またインターネットで周辺環境や物件情報を手に入れられるため、内見の必要性が薄まっており、先行申込ができる賃貸物件が増えているのが現状です。

物件を内見する際の注意点

物件を内見する際の注意点

先行申込をした賃貸物件を内見するときは、日当たりや水回り、収納スペース、共用設備、周辺環境を確認しておきましょう。

これらは、インターネットや物件情報だけで把握するのは難しいため、実際に内見で物件を訪れて確認が大切です。

共用設備は、防犯カメラやオートロックなどのセキュリティはもちろん、管理が細部にまで行き届いているかなどしっかり確認しましょう。

また、ゴミ置場などの状態を見て住民がマナーを守っているか確認も重要なポイントです。

>>賃貸物件の内見完全ガイド!必要な持ち物と見るべきポイント

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まとめ

先行申込は、希望の賃貸物件を内見せずに審査手続きを進められます。

契約を結んだわけではないため、内見時に気に入らない点がある場合は、その時点でキャンセルが可能です。

しかし、先行申込は複数の賃貸物件に対して申し込みはできません。

原則として先行申込ができるのは1件なので、お気に入りの物件が複数ある場合は注意が必要です。

また、先行申込より先行契約が優先される物件もあるため、入居を断られるケースもあります。

デメリットや注意点もしっかり考慮して、先行申込をするか決めましょう。

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