高齢者の賃貸一人暮らしはいつまでできる?問題点やポイントを解説

高齢者の賃貸一人暮らしはいつまでできる?問題点やポイントを解説

高齢者の一人暮らしには、さまざまな問題が起こり得ます。

賃貸物件での一人暮らしはいつまでできるのかなど、不安になる部分はあるでしょう。

この記事では、高齢者が一人暮らしをする際に知っておきたい情報を解説します。

そもそも高齢者の一人暮らしは増えているのかどうかやその問題点、いつまでできるのか、一人暮らしをする際のポイントなどをご紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

高齢者の一人暮らしは増えている?

高齢者の一人暮らしは、近年増加傾向にあります。

日本では少子高齢化が進み、65歳以上の高齢者のいる世帯自体が増えているためです。

65歳以上の一人暮らしの高齢者が高齢者人口に占める割合は、1980年には男性が4.3%、女性が11.2%でした。

2020年には高齢者人口に占める割合が男性で15.0%、女性で22.1%となっており、今後も増加すると考えられています。

参考:令和4年版高齢社会白書(全体版)(PDF版) – 内閣府

高齢者の賃貸一人暮らしの問題点

高齢者の賃貸一人暮らしでは、怪我や病気によるリスクなどがあります。

高齢者が賃貸物件を借りる際、貸す側はどういったことを問題視することがあるのかチェックしましょう。

なお、高齢者は賃貸物件が借りにくいといわれることがあるのは本当なのかどうかは、以下の記事を参考にしてください。

>>高齢者は賃貸物件が借りにくいのは本当?借りやすくなるポイントをご紹介

怪我や病気によるリスクがある

近年、高齢者の健康寿命が延びているものの、高齢になると怪我や病気になるリスクは上がります。

東京消防庁の救急搬送データによると、高齢者の救急要請は転倒・転落によるものが特に多く、高齢者の救急搬送者数全体の8割を占めています。

また、ものが喉に詰まったり、溺れたりした場合には、初診時危害程度の判断が悪くなりやすいです。

一人暮らしをしていると、病気や怪我、認知症の発見が遅れてしまう危険性もあります。

参考:高齢者の事故の状況について 別紙
参考:2 健康・福祉|令和4年版高齢社会白書(全体版) – 内閣府

孤独死のリスクがある

高齢者の一人暮らしでは、孤独死のリスクが上がることにも注意が必要です。

病気や怪我などでなにかあった際に、誰かと住んでいる場合よりも発見が遅くなりやすく、そのまま亡くなってしまうケースもあります。

介護が必要になることもある

一人暮らしを始める時点では自立(自分だけで生活できる)状態であっても、その後状態が悪化してしまうこともあります。

周りが気づかないうちに、介護が必要になっているケースもあるでしょう。

しかし、他者からのサポートが必要になっても金銭的な余裕がなかったり、今までの自立した生活を過ごせないことに心理的な抵抗を感じたりする問題もあります。

経済的な面での不安がある

高齢者の賃貸一人暮らしには、お金の面での不安もあります。

現役世代とは収入の面が異なるため、年金だけで生活をしていけるかどうか心配になりやすいです。

また、介護や医療での費用負担が重くなりやすいことも、経済的な不安に陥りやすい要因になります。

高齢者の賃貸一人暮らしはいつまでできる?

高齢者の賃貸一人暮らしには、いつまでという明確な区切りはありません。

しかし、賃貸物件に住む場合は毎月家賃が発生するため、住み続けられるのは家賃の支払いがしっかりできる間だといえるでしょう。

賃貸物件は、借りるために保証人が必要になることがほとんどです。

そのため、賃貸物件の契約時には身内や行政の力を借りる必要があります。

行政の保証人支援制度や家賃補助制度などをうまく活用しましょう。

>>住居確保給付金(家賃補助)で住まいを確保しよう!制度利用の対象者や申請方法を解説
>>賃貸の保証人代行サービスとは?利用方法や保証会社との違い

高齢者が賃貸で一人暮らしをする際のポイント

高齢者が賃貸で一人暮らしをする際に、チェックしておくべきポイントを解説します。

問題なく家賃が支払えるか確認する

賃貸物件を借りる際には、問題なく家賃が支払えるかどうかを確認しましょう。

基本的に、家賃の支払いに無理がある場合には、審査の段階で通らない可能性が高いかもしれません。

しかし、もしも通ってしまったら生活が大変になってしまいます。

家賃の支払いに無理がないかどうかなど、確認してから入居することが重要です。

例えば、65歳で賃貸を借りる場合には、10年後の75歳になったときにも無理なく支払いできる状態かどうかまでしっかり考えましょう。

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病院などの施設が遠くない物件を選ぶ

体調不良になったときにすぐ診てもらえるように、病院が近くにある物件を選ぶようにしましょう。

高齢になると、通院のために出かけるだけでも負担を感じやすくなります。

病院など必要な施設が遠くない物件を選び、負担を軽減するのがおすすめです。

なお、病院・医療機関周辺の賃貸物件情報は、以下を参考にしてください。

\ 病院名から探せる! /

病院近くの高齢者向け賃貸物件を探す

買い物できる施設が遠くない物件を選ぶ

買い物をする場所が遠くない物件を選ぶことも、高齢者の賃貸物件探しのポイントです。

日々の買い物をする場所が遠いと、不便なうえに行き来が大変になります。

賃貸物件を選ぶ際には、買い物できる施設との距離や利便性をチェックしましょう。

ショッピングセンター周辺の賃貸物件情報から探すホームセンター周辺の賃貸物件情報から探す

公共交通機関の最寄り駅が遠くない物件を選ぶ

高齢者の物件探しでは、公共交通機関の最寄り駅から遠くないかどうかもポイントです。

賃貸物件を探している時点では車を運転できても、年齢を重ねることで運転ができなくなるケースが多くなります。

物件探しの時点で、公共交通機関の最寄り駅が近いエリアを選ぶようにしましょう。

賃貸スタイルでは、バスターミナル周辺の賃貸物件も検索できます。

全国のバスターミナル周辺の賃貸物件情報から探す

頼れる人や施設が近くにある物件を選ぶ

高齢者が一人暮らしをする際の物件探しでは、頼れる方や施設が近いかどうかも重要です。

身内や相談できる方などの頼りになる人物が近くに住んでいれば、なにかあった場合の不安を軽減できます。

また、高齢者の暮らしをサポートしてくれる窓口のある行政機関などが近くにあるかどうかも、あわせてチェックしておきましょう。

生活しやすい物件を選ぶ

高齢者が一人暮らしをする際には、生活しやすい物件かどうかもポイントです。

思うように体が動かなくなった場合に備えて、バリアフリーになっていたり、手すりがあったりなど、生活しやすい仕様になっているかを確認しましょう。

生活動線が良い物件か、上階に住む場合はエレベーターを利用できるかもチェックします。

高齢者の一人暮らしでのポイントを確認しよう

高齢者の一人暮らしには、さまざまなリスクがあります。

とはいえ、日本では高齢化が進んでいて、一人暮らしをする高齢者も増えています。

高齢者が一人暮らしをする際は、これから何年も経ったときにも暮らしやすい物件かどうかを確認しましょう。

具体的には、10年後でも家賃の支払いが負担にならないか、思うように体が動かなくなった場合でも使いやすい仕様になっているかなどです。

高齢者が賃貸で一人暮らしをする際のポイントを押さえて、できる限り快適に過ごしましょう。

これから賃貸物件を探す方には、物件情報が豊富に掲載されている賃貸スタイルの活用がおすすめです。

賃貸スタイルには、住まいの紹介サービスや家賃5万円以内の賃貸物件、保証人不要の賃貸物件などの情報があります。

ぜひ参考にしてください。

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