秋葉原は戦後から電気製品を扱う電気街として発展し、現在ではサブカルチャー文化も栄えているものの、駅から離れれば治安の良い閑静な住宅街が広がり住みやすい街です。
本記事では、人気の高い秋葉原駅の賃貸情報や家賃相場から、秋葉原に実際に住むとどんなメリットやデメリットがあるのか、詳しく解説していきます。
秋葉原でお住まいを検討している方は、ぜひこの記事で秋葉原の特徴をつかんでください。
秋葉原駅とは
秋葉原駅には、JR山手線、JR京浜東北線、JR総武線、東京メトロ日比谷線、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの5路線が乗り入れています。
主要都市まで、下記の時間で到着できます。
- 東京へはJR山手線かJR京浜東北線で乗り換えなし4分
- 新宿へはJR総武線で乗り換えなし17分
- 池袋へはJR山手線で乗り換えなし21分
秋葉原駅は1890年に秋葉原貨物取扱所として誕生しました。
1906年に国有化され、1987年に国鉄分割民営化によってJR東日本の駅となり、現在の秋葉原駅の姿へと至っています。
秋葉原駅周辺の家賃相場
秋葉原駅周辺のワンルームの家賃相場は10.45万円。都内の新宿駅周辺の家賃相場8.91万円と比べると、約1.2倍弱の家賃で住むことができます。
1LDK・2K・2DKの家賃相場は17.75万円で、新宿駅周辺の18.25万円と比較して約1倍弱の家賃で住むことが可能です。
山手線沿線の中では人気で便利が良い駅のこともあり家賃が高めです。
ワンルーム | 1K 1DK |
1LDK 2K 2DK |
2LDK 3K 3DK |
3LDK 4K~ |
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東京駅 | 12.87万円 | 13.45万円 | 20.21万円 | 23.28万円 | 30.73万円 |
御徒町駅 | 10.41万円 | 10.91万円 | 17.44万円 | 22.21万円 | 32.08万円 |
秋葉原駅 | 10.45万円 | 11.39万円 | 17.75万円 | 21.57万円 | — |
秋葉原駅周辺エリアの特徴
第二次世界大戦後に闇市が始まり、その後電子機器や電化製品を売る店が増え「電気街」へと成長を遂げていった秋葉原。近年では漫画やアニメ等のオタク文化が発展し、また「AKB劇場」やメイドカフェも作られ世界的に有名な「アキバ」として外国人観光客も訪れる人気スポットとなりました。
電気街口を出てすぐの電気街には電子部品を取り扱う店が立ち並んでいます。すぐ側の「ラジオ会館」には、今や電気だけでなくイベントスペースやカフェやフィギュアショップもあります。
スーパーは、駅ビルに「成城石井 アトレ秋葉原1店」、駅の北に「福島屋 秋葉原店」などがあるので食材の買い出しにはとても便利です。飲食店も充実しているので、外食も不自由しません。
秋葉原駅のある千代田区は子育て支援も充実しており、過去10年で7回の待機児童ゼロを達成した実績もあります。
駅周辺は人も多く少々治安は心配ですが、そこを抜ければ治安の良い閑静な住宅街が広がっています。
秋葉原駅周辺に住むメリット・デメリット
■メリット
・都心へのアクセスが良く、路線がたくさんあり便利
・電気製品が豊富に揃っている
・スーパーや雑貨店が豊富で買い物には困らない
・飲食店が豊富で外食に困らない
・駅を離れると閑静な住宅街が広がっており落ち着いて住める
・秋葉原駅のある千代田区は子育て支援が手厚い
・オタク文化が発達しているのでアニメやゲーム、AKB、メイドさん好きな人には天国
・終電が遅くまであり便利
■デメリット
・家賃が高い
・駅周辺は人が多いので人ごみが苦手な人は辛い
・駅周辺の治安が少々心配
秋葉原駅周辺のオススメスポット
神田明神
神田明神は、駅の北西徒歩9分の場所にある、神田、秋葉原、日本橋、大手丸の内、築地魚市場、旧神田市場からなる108町会の総氏神様です。
下記の3神を御祭神として祭っています。
- 一ノ宮…大己貴命(おおなむちのみこと)別名だいこく様。縁結びの神様で、夫婦和合と国土経営の神様としても知られています。
- 二ノ宮…少彦名命(すくなひこなのみこと)別名えびす様。商売繁昌の神様で、医薬健康、開運招福の神様としても崇められています。
- 三ノ宮…平将門命(たいらのまさかどのみこと)別名まさかど様。厄除けの神様として祭られています。
神田明神は730年に出雲氏族の真神田臣により、現在の大手町に建立されたのがはじまりです。そこから現代まで、人々に愛されながらその歴史を紡いできた神田明神ですが、昨今では現代人のニーズに合わせて変化を遂げています。
アニメ「ラブライブ!」のキャラクターである副会長の東條希の実家が神田明神という設定で、神田明神には「ラブライブ!」とコラボしたお土産物や絵馬、お守りなどが売られています。
一年を通じて催し物を行う神田明神。その中の1つである今年の夏越大祓式は、コロナ対策により無観客でYoutube配信で取り行う予定です。
電気街
秋葉原駅電気街口周辺から広がる、家電や電子部品ショップからはじまり、サブカルチャーである漫画やアニメの書店やゲーム、フィギュア、メイドカフェなどからなる、いわゆる「オタク文化」の集結した場所です。
電気街誕生の歴史は戦後にさかのぼります。
1949年のGHQの「露店撤廃令」で神田須田町付近でラジオ部品など販売していた店が総武本線ガード下へ移ってきたものがいわゆる電気街の走りとなります。
その後1960年代に人々が買い求める三種の神器、「テレビ・洗濯機・冷蔵庫」を取り扱う店が増え、電気街として不動の地位を得ていきます。
1990年後半ごろからアニメやゲームのPCソフトやゲームソフトが売られるようになり、サブカルチャーが進出し、世界の人々からも秋葉原電気街は広く認知されました。今では、日本人はもちろん世界中の観光客も集まる国際的なスポットとして発展しています。
mAAch ecute神田万世橋(マーチエキュートかんだまんせいばし)
1943年に閉鎖された「万世橋駅」の赤レンガ造りの高架橋を再現、その中に飲食店や雑貨屋、カフェなどを設置した商業施設です。
その味わい深い外観は「グッドデザイン賞」を受賞しています。
テナントには音楽に携わる人向けのセレクトショップ「ONKYO BASE」や、注文後一杯ずつ大切に淹れるコーヒーが楽しめる「ブルーボトルコーヒー 神田万世橋カフェ」など、こだわりの店舗が約14店舗ほど軒を連ねます。
マーチエキュートの「エキュート」は、JR東日本グループ企業が携わる駅に関わる商業施設で、この神田万世橋以外にも東京駅や上野駅、赤羽駅などに系列があります。
まとめ
戦後から電気製品を扱う電気街として発展し、現在ではサブカルチャー文化も栄えているものの、駅から離れれば治安の良い閑静な住宅街が広がり住みやすい秋葉原。
本記事では実際に秋葉原に住むメリット・デメリットから、神田明神や電気街など具体的なお出かけスポットまで詳しくご紹介しました。
知らなかったメリット・デメリットがあった方も多いのではないでしょうか。
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