生活費などの出費金額の総額は、単身赴任の期間によって異なります。
赴任期間を事前に確認したうえで、赴任中の収支計画を綿密に練る必要があるでしょう。
特に、単身赴任生活が初めての方にとっては、辞令が出てすぐに取りかかるべきことが山積みです。
何から着手すればよいのか、やるべきことは何かを決めることが出発点でしょう。
この記事を参考にして、単身赴任の準備を進めてみてください。
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単身赴任とは?
勤務先の人事異動により居住地から勤務地に引っ越す際、家族と一緒に暮らしている会社員が自分一人だけで新しい勤務地に引っ越すケースが単身赴任です。
独立行政法人の労働政策研究・研修機構がおこなった2016年の調査結果によれば、単身赴任期間は全体の7割が3年以内で、3年以上5年以内が2割、5年超が1割という割合です。
また、会社の規模が大きいほど全社員に対する単身赴任の比率も高くなる傾向があります。
単身赴任の平均生活費
単身赴任での新しい生活には、家族の生活費とは別に生活費や固定費がかかることになり、必然的に出費が増えます。
単身赴任でかかる平均生活費は以下のとおりです。
| 住居費 | 2万1,131円 |
|---|---|
| 食費 | 3万7,765円 |
| 交通費 | 3,337円 |
| 雑費 | 1万4,312円 |
| 水道光熱費 | 1万7,548円 |
| 通信費 | 6,780円 |
| その他 | 3万1,645円 |
| 合計 | 13万2,718円 |
参考:政府統計の総合窓口 e-Stat_提供分類2_単身世帯
なかでも住居費はエリアや建物の種類などで金額に幅がありますので、上記金額よりも合計額が上回る可能性もあります。
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単身赴任で受けられる手当の例
単身赴任は会社側の都合で決まるものだけに、辞令を受けて単身赴任する社員には一般的に一定の手当が支給されます。
手当には、単身赴任手当・家賃補助・帰省手当などがあります。
以下にそれらの内容をご紹介しましょう。
単身赴任手当
単身赴任手当とは、文字どおり家族と別居して単身で生活する社員の生活費の負担増を援助するための手当です。
単身赴任手当は、月給に加算して支給されます。
人事院規則によれば、公務員の単身赴任手当は月額3万円と規定されており、自宅から赴任先の距離の長さにより加算される決まりです。
民間企業が支給する単身赴任手当は、月額4万8千円前後が相場です。
家賃補助
単身赴任者の生活費のなかでも負担が多い家賃の負担を軽減するために、多くの企業では家賃補助制度を設けており、「住宅手当」と呼称している企業もあります。
ただし、法律では家賃補助制度を企業側に義務付けてはいません。
企業によっては家賃補助に相当する金額を単身赴任手当に含めているケースもあり、家賃補助を支給していない企業もあるため要注意です。
帰省手当
一般的な企業では、単身赴任先から自宅に帰る際の交通費を「帰省手当」として支給するケースがあります。
自宅への往復にかかる交通機関の実費が全額支給されることが普通です。
帰省手当の支給は、季節ごとに1回や月1回など限定条件のケースが多くあります。
どれくらいの間隔で帰省できるかを、規定に沿って計画する必要があるでしょう。
単身赴任中にできる節約方法
会社から単身赴任手当が支給されるとはいっても、単身での生活はなにかと出費が多くなってしまいます。
単身赴任の生活では、できるだけ支出を抑えなければなりません。
生活費を節約するための方法をくわしくご紹介します。
固定費を減らす
生活費を節約するには、毎月の固定費を減らすことが第一歩です。
特に、会社からの家賃補助がないケースでは、固定費のなかで比率が高い家賃を削る必要があります。
家賃が安い物件を探すのは当然ですが、短期間の赴任であれば、マンスリー可の賃貸物件を借りるのもよい方法です。
マンスリー物件なら、敷金・礼金・退去費用がかからないうえに家具・家電も揃っていることから、一般の賃貸物件よりも住居にかかる費用を削減できます。
家具・家電付き物件を選ぶ
単身赴任で家賃とともに負担となるのが、日常生活に必要不可欠な家具や家電類にかかる費用です。
これらの出費を節約するのに適した方法として、家具・家電付きの賃貸物件を選ぶ方法があります。
家具や家電は、単身赴任が終われば不要となるだけに、新たに購入したりレンタルしたりする費用が節約できることから、家具・家電付き物件に入居するメリットは高いでしょう。
家具付きのお部屋の賃貸物件情報を見るエアコン付きの賃貸物件情報を見る
>>家具・家電付き賃貸はおすすめ?メリット・デメリットを解説
食費を減らす
生活の3大要素である衣食住のうち、食事にかかる費用も無視できません。
単身者の食費は、一般的に3.7万円ほどといわれています。
単身の場合、どうしても外食が増えてしまう場合もありますが、夕食を外食でなく自炊に切り替えることで、節約できるでしょう。
少しずつ節約したとしても、年間で考えると大きな節約につながります。
光熱費を減らす
単身生活での水道・電気・ガス代を合計した光熱費の平均値は、1ヵ月約1万7,500円といわれています。
ただし、この金額は地域によって異なることから、事前に調べておくことが大切でしょう。
特にガス代に関しては、プロパンガスは都市ガスよりも約1.5倍も割高です。
できるだけ都市ガスのエリア内の住居を選びましょう。
また、追い焚き機能付き浴室がある物件を選ぶことで、水道代が節約できます。
さらに、電気はこまめに消したり、エアコンの設定温度を見直したりなど、節約の工夫をすることが重要です。
都市ガスが使える物件の賃貸物件情報を見る追い焚き可能なバスの賃貸物件情報を見る
通信費を見直す
スマートフォンの費用は、大手の通信キャリア契約だと1ヵ月で平均1万円弱かかるといわれています。
格安スマートフォンに契約を切り替えることで、月額5千円ほど節約可能です。
また、無料通話アプリを使って家族や友人と会話するときは、Wi-Fiを利用すれば通信費の支出を削減できます。
単身赴任の生活費を考える際の注意点
単身赴任の生活に慣れると、それまでの家庭生活を忘れ、独身時代に戻ったような錯覚に陥ることがあります。
つい浪費してしまうことを避けるには、単身の自分専用の口座を開設し、金銭の出納を配偶者に任せるのも手です。
配偶者がしっかりと財布のひもを握っておくことで、無駄な出費が避けられ、浪費したくてもできない環境となります。
多少の窮屈さを感じるかもしれませんが、単身生活の開放感から金銭感覚がマヒしてしまうことを考えれば、結局は自分と家族のためになる方法だといえるでしょう。
単身赴任では、事前に収支計画を周到に立てておこう
この記事では、これから単身赴任を始める方に向けて、単身赴任生活を要領よく過ごすための事前知識と具体的な対策について述べました。
単身赴任生活で特に注意したいのは、お金の使い方がルーズになってしまうことです。
単身赴任生活をうまく乗り切ることは、将来の出世の道が拓けることにもつながります。
単身赴任での開放感から、つい浪費グセがついてしまい、金銭的に窮することを避けるために、この記事がきっと役立つことでしょう。
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