古き良き風情ただようおしゃれな街並みで、「東京の小さなパリ」とも呼ばれる神楽坂。
本記事では、人気の高い神楽坂駅の賃貸情報や家賃相場から、神楽坂に実際に住むとどんなメリットやデメリットがあるのか、詳しく解説していきます。
神楽坂でお住まいを検討している方は、ぜひこの記事で神楽坂の特徴をつかんでください。
神楽坂駅とは
東京メトロ東西線が乗り入れています。
都内へのアクセスも良好で、新宿へは山手線経由で19分、池袋へも同様に山手線経由で16分で移動が可能です。
神楽坂駅は1964年にて開業し、2004年に営団地下鉄民営化にともなって東京メトロの駅となりました。
神楽坂駅より徒歩圏内で飯田橋駅があり、こちらのJR総武線、東京メトロ東西線、東京メトロ有楽町線、東京メトロ南北線、都営地下鉄大江戸線も利用できます。
神楽坂駅周辺の家賃相場
神楽坂駅のワンルームの家賃相場は12.33万。
都内の新宿駅の家賃相場8.91万円と比べると、約1.4倍の家賃で住むことになります。
1LDK・2K・2DKの家賃相場は18.96万で、新宿駅の18.25万円と比較して約1.03倍の家賃で住めます。
東京メトロ東西線沿線でも家賃が高めな方ですが、都内の新宿と比べてもなかなか家賃が張ってきます。
ワンルーム | 1K 1DK |
1LDK 2K 2DK |
2LDK 3K 3DK |
3LDK 4K~ |
|
---|---|---|---|---|---|
高田馬場駅 | 9.2万円 | 9.99万円 | 13.55万円 | — | — |
早稲田駅 | 8.52万円 | 10.47万円 | 16.88万円 | 24.29万円 | — |
神楽坂駅 | 12.33万 | 11.99万 | 18.96万 | 27.12万 | 31.8万円 |
神楽坂駅周辺エリアの特徴
神楽坂は、大正時代には芸妓さんが集まる花街でした。
一歩路地裏に入ると石畳の短い路地などが広がり、料亭など風情のあるステキなお店が多くあります。
人が多すぎたり年齢層も若すぎず、落ち着いた昔ながらの街並みです。
「小さなパリ」と呼ばれている神楽坂ですが、フランス政府の公的機関「アンスティチュ・フランセ東京」などフランス関係機関が多くあるためフランス人も多く住んでいます。
最近は古民家を改造したカフェや飲み屋、ショップが立ち並んでおり非常におしゃれです。
チェーン店や書店、100円均一等便利なお店も沢山あり、生活には困りません。
「神楽坂通り」の周辺には、「赤城神社」「毘沙門天善国寺」「若宮八幡」など神社や寺数が多く建立されており、毎年7月に開催される「神楽坂祭り」では「毘沙門天善国寺」の門前でほおづき市が行われたり、飲食店が屋台で出店したりと大きくにぎわいます。
また、近隣に銭湯が多く駅徒歩5分圏内に「竹の湯」「第三玉乃湯」「熱海湯」という3つの銭湯があり近隣住民の憩いの場になっています。
神楽坂駅周辺に住むメリット・デメリット
■メリット
・都内へのアクセスが良い
・治安が良い
・おしゃれな街並みで飲食や買い物には困らない
・住宅街も多く落ち着いて暮らせる
・銭湯が多く、気軽に利用できる
■デメリット
・家賃が高め
・物価がやや高め
・場所によっては坂道が多いので疲れることも
神楽坂駅周辺のオススメスポット
赤城神社
1300年ごろ、上野国(現在の群馬県)赤城山のふもとから、牛込に移住した大胡彦太郎重治が牛込早稲田田島村に建立したのがはじまりと言われる神社です。
1945年には太平洋戦争により全焼してしまいますが、1951年の本殿の建て直しを皮切りに次々に境内の焼失した部分が再建されました。
2008年に境内にあった私立赤城幼稚園が閉園し、資金面が苦しくなってきたおりに2009年から「赤城神社 再生プロジェクト」が実施されました。
老朽化した神社全体を建て直し、幼稚園跡地は70年程度の契約で分譲マンションを建設し、敷地内にホールやギャラリーを併設しました。
70年後にマンションは取り壊され社に戻ることになります。この取り組みから、赤城神社は2011年に「グッドデザイン賞」を受賞しています。
その他の取り組みにも目を見張るものがあり、手づくり青空市場「あかぎマルシェ」をはじめ、「あかぎカフェ」「あかぎ寄席」などが行われており、活気があります。
神楽坂通り
神楽坂駅の南東からさらに南東に進んだ飯田橋駅の神楽坂下までを通る神楽坂通り。
ケヤキ並木の坂道の両脇には、チェーン店や昔ながらの個人商店や和雑貨屋さん、おしゃれな飲食店がひしめきあっています。
「横丁(よこちょう)」と言われる横の路地に入ると、江戸を感じる昔ながらの小道が楽しめ、隠れ家的なお店も発見できます。
この神楽坂通りの商店が運営している「神楽坂通り商店会」はキャッチフレーズ「粋なお江戸の坂の街」を掲げ、発展を遂げてきました。
商店会はイベントを沢山行っており、7月に「神楽坂まつり」、12月には「歳末セール」「節分豆まき」「お会式」「神楽坂をどり」などを行い神楽坂通りを盛り上げています。
神楽坂通りは自動車などの進行方向が午後と午前で変わり、午後は坂上に上り、午前は坂下へ下る「逆転一方通行」となっています。
白銀(しろがね)公園
神楽坂駅の東にある新宿区立白銀公園は、神楽坂近辺では一番大きな公園です。
住宅街にあり静かで落ち着いています。
コンクリート製の石の山や、ジャングルジムやシーソーなどがあり、夏限定でシャワーもあり水遊びも可能です。
桜やけやき、イチョウの木もあり、春のお花見から秋の紅葉まで四季を満喫することができます。
白銀公園では不定期(約年3回程度)で「プレイパーク」という、火や水、草木や土などの自然の素材を使ったイベントを実施しており、木のみを使った工作など様々な遊びが体験可能です。
まとめ
古き良き風情ただようおしゃれな街並みで、海外と和の文化が融合する街「神楽坂」
本記事では実際に神楽坂に住むメリット・デメリットから、赤城神社や神楽坂通りなど具体的なお出かけスポットまで詳しくご紹介しました。
知らなかったメリット・デメリットがあった方も多いのではないでしょうか。
神楽坂駅周辺の物件が気になった方がいましたら、以下のリンクから実際の物件をご覧ください。
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