引っ越しの際ブレーカーはどうしたらいい?落とし方・入れ方・電気の契約も解説!

引っ越しの際ブレーカーはどうしたらいい?落とし方・入れ方・電気の契約も解説!

引っ越しの際、ブレーカーは落として退出するのが基本です。しかし、落とさない方がいい場合もあります。

このページでは、引っ越し時のブレーカーの基本知識や取り扱い方法、落とし方、入れ方(上げ方)、落とし忘れた際の対処法。その他、電気の契約・解約などの手続き方法も解説します。

ちょっとしたことが大きなトラブルにならないよう、電気の取り扱いには注意しましょう。

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引っ越しの際ブレーカーは落とす?

一般的に、引っ越し時ブレーカーは落として退去します。

ブレーカーを落とす理由は、漏電火災・通電火災などの事故を防ぎ、退去後の支払いトラブルを防ぐためなどが挙げられます。

しかし、無人であっても電力を必要とする設備があるなど、ブレーカーを落とさずに退去すべき場合もあります。

まずは、引っ越し退去連絡の際に、大家さんや管理会社さんにブレーカーを落として退去すべきか確認しましょう。

大家さんや管理会社に確認

引っ越しが決まったら、まずは大家さんや管理業者さんに退去連絡をします。

その際に、ブレーカーを落とすべきかどうか確認しましょう。

「寒冷地などで凍結防止システムを作動させる必要がある」、「24時間換気システムを常に作動させておく必要がある」など、電力供給を止めてはいけない場合もあります。

電力会社に連絡

大家さんや管理業者さんへの退去連絡が終わったら、電力会社に手続きの連絡をします。

現在の契約情報を確認し、電話かインターネットで連絡しましょう。

電力会社への連絡は、停止・開始とも、遅くとも1週間前までの申し込みが一般的です。

旧居
引っ越しが決まったら、現在利用している電力会社に利用停止の手続きをしましょう。手続き時に必要な情報は以下のとおりです。

あらかじめ確認してから連絡しましょう。

  • 現住所
  • 契約者氏名
  • お客様番号
  • 引っ越し日 ※最後に電気を使用する日
  • 引っ越し先の連絡先
  • 精算方法

退去の際の電気料金は多くの場合日割り計算になります。

料金の支払い方法は、通常の料金支払いを口座振替やクレジット払いに設定していない場合は、新居への振込用紙送付を依頼します。

新居
引っ越し先と日程が決まったら、新しく契約したい電力会社に契約手続きをします。

物件契約時には、指定の電力会社はないか確認しておきましょう。

現在の電力会社から変更のない場合は、停止申し込みの際に次の物件の使用開始申し込みを同時におこないます。

引っ越し先がスマートメーターの場合は、従来の電力メーターと異なり、電力会社側からの遠隔操作が必要になるため、電力会社への事前連絡が必要です。

スマートメーターのある引っ越し先で使用開始の申し込みを忘れていたら、すぐに電力会社へ連絡しましょう。

電気の手続き詳しくはこちらの記事が便利です▼
電気の引っ越しの解約・契約手続き方法!疑問のまとめ

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そもそもブレーカーとは?

ブレーカーとは、簡単にいうと電気回路で起こる異常事故から電線を守る安全装置のことです。

ブレーカーは、『分電盤』の中に収められており、『アンペアブレーカー』『漏電ブレーカー』『安全ブレーカー』の3つが配置されています。

アンペアブレーカー(電流制限器)

契約しているアンペア数を超えたとき、自動的に電気の供給をストップさせる装置です。

スマートメーターが設置されている場合、分電盤にアンペアブレーカーがない場合があります。

漏電ブレーカー(漏電遮断器)

住居の電気配線や電化製品などの不具合で漏電を検知した際、自動的に電気を遮断する装置です。

安全ブレーカー(配線用遮断器)

分電盤から各部屋・場所に送られている電気回路ごとに取り付けられています。

複数の小さなスイッチが並んでいます。

各部屋・場所ごとの、故障によるショートや許容電流を超えた場合などに電気を自動的に遮断する装置です。

一般的な住宅の場合、向かって左側から、
アンペアブレーカー ⇒ 漏電ブレーカー ⇒ 安全ブレーカー
の順番で並んでいます。

そもそもブレーカーとは?

ブレーカーの種類

現在一般住居には、2種類のブレーカーのうちいずれかが設置されています。

従来のブレーカー

従来のメーターは、電気使用量を確認するためには検針員による目視が必要でした。

また、通信機能がないため用途は電気使用量の把握に限られます。

現在、2024年度末をめどに、スマートメーターへの取り替えがおこなわれています。

スマートブレーカー

スマートメーターは、従来の電力メーターとの取り替えが進められているデジタル制御の電力メーターのことです。

代表的な機能としては、“通信機能がある”・“ブレーカー機能の内蔵”・“電気使用量が30分単位で計測可能”などです。

スマートメーターがあれば、遠隔検針やアンペアの変更、停電時の復旧作業などがすべて遠隔で操作でき、引っ越しの際の通電作業も遠隔操作でおこなえます。


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ブレーカーの落とし方

退去の際は、分電盤にあるブレーカーのスイッチを以下の順番で落としていきましょう。

安全ブレーカー ⇒ 漏電ブレーカー ⇒ アンペアブレーカー

一般的な分電盤では、左側からアンペアブレーカー、漏電ブレーカー、安全ブレーカーと並んでいます。

右側から順に落としていきましょう。

住居すべての電気を止めるのであれば、一番左のアンペアブレーカーを下げるだけでもOKですが、これは、パソコンの主電源をいきなり落とすのと同じこと。

安全ブレーカーをONのままアンペアブレーカーを落としてしまうと、家電機器に負担がかかってしまう可能性があります。

ブレーカーを落とす場合は、右側の安全ブレーカーから順に落としていきましょう。

ブレーカーの入れ方(上げ方)

ブレーカーの入れ方は、前書の“ブレーカーの落とし方”の逆順をおこないます。

左側からアンペアブレーカー、漏電ブレーカー、安全ブレーカーと、左から順に上げていきましょう。

一番左のアンペアブレーカーだけ落としてあるなら、アンペアブレーカーを上げるだけでOKです。

ブレーカーを落とし忘れたら?

設置しているメーターがアンペアブレーカー機能付きのスマートメーターの場合は、電気契約が終了した時点で通電が止まるため、ブレーカーを必ずしも落としていなくても問題はありません。

従来メーターの場合、ブレーカーが上がったままだと電気が通電したままの状態です。

漏電火災や待機電力の支払いトラブルなどを防ぐため、ブレーカーを落とし忘れたことに気付いたら、気付いた時点で大家さんか管理会社に連絡して、代理でブレーカーを落としてもらえないか頼んでみましょう。

引っ越しの際は電気の契約を見直そう

引っ越しを機に、電力会社の見直しをおこなうと電気料金が安くなる可能性があります。

引っ越し先が集合住宅の場合、管理会社が大口顧客向けの契約をしていたり、個人での切り替えはNGの場合があるので、まずは大家さんや管理会社さんに、変更可能かどうか確認してみましょう。

まとめ

スマートメーターの導入で、必ずしもブレーカーを自分で操作しなくても電気が使えるようになってきました。

しかし、スマートメーターに内蔵されているのはアンペアブレーカーのみのため、安全ブレーカーや漏電ブレーカーが落としてある場合、電気がつかない可能性もあります。

いざというときのために、ブレーカーの取り扱い方はひと通り把握しておきましょう。


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