引っ越しの際、扱いに困りがちな使いかけ調味料。
未開封の場合を除き、長距離移動の際には、しっかり梱包しておかないと中身が漏れて、ほかの荷物を汚してしまう原因になりかねません。
そもそも開封済みの調味料を新居まで運ぶべきかも迷いどころですね。
このページでは、引っ越し準備に役立つ調味料別の梱包・捨て方の解説、冷蔵品の運搬方法などをご紹介します。
おさえておくべきポイントを確認していきましょう。
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調味料の引っ越しでおさえておくべきポイント
引っ越しが決まったら、開封済みの調味料はまず使い切る方向に舵を切りましょう。
荷造りまでに使いきれなかった場合は、梱包して運ぶか、旧居で捨てるかの二択に分かれます。
どうやって見極めるべきか、一緒に見ていきましょう。
使い切って買い足さない
引っ越しが決まったら、荷造りを終わらせるまでの間に、開封済みの調味料は使い切るように食事のメニューを工夫してみましょう。
使い切ってしまえば、運ぶ手間も捨てる手間も省けます。
引っ越しまでにどうしても買い足したい調味料がある場合は、ミニボトルやジップ付き容器、プラスチック容器に入っているものがおすすめです。
処分の見極め方法
- 賞味期限が近い
- あまり使わない
- あと少ししか残ってない
など、わざわざ梱包して持って行くほどではないと判断したなら、思い切って処分していきましょう。
また、調味料はこぼれないように梱包するのがなにより大切です。
高温や衝撃などで圧力がかかると、封が外れて中身が漏れ出す可能性が高まります。
フタが外れやすい構造の調味料も、処分を検討した方が賢明です。
引っ越しの際の使いかけ調味料の梱包方法
調味料といっても、液状のものもあれば、粉状、要冷蔵のものまでさまざまです。
特徴に合った梱包方法で、運搬中の漏れを徹底的に阻止しましょう。
液体類の梱包方法
液体タイプの調味料はこぼれやすく扱いにくいので厳重に梱包するのが大切です。
まずはしっかりとキャップのフタを閉め、ラップやテープ・輪ゴムなどで、フタの周りを覆い固定します。
次に容器ごと紙で包み、ポリ袋に入れて、しっかり縛ります。
紙を挟むことで、万が一漏れが生じてもある程度吸ってくれます。
ダンボール箱に入れるときは、必ずフタを上に向けて立てて入れましょう。
詰めすぎて重過ぎると箱の底が抜けてしまうので、小さめのダンボール箱が適しています。
間違って箱を逆さにしないよう“天地無用”など、注意書きしておくと安心です。
粉類の梱包方法
粉状の調味料は、飛び散ると後片付けが大変です。
特に電化製品内に入り込むと、故障の原因にもなりかねません。
販売している袋のままで使っているものは、袋の口をしっかり縛ってから、一つずつ密閉できる容器または、厚みのあるビニール袋に入れて梱包します。
袋状の容器に入れる際はしっかりと空気を抜いて、高温による膨張を防ぎましょう。
ビン製品の梱包方法
コショウやスパイス、塩などの小さなビン入りの調味料は、まとめて梱包用ラップ(料理用ラップでもOK)で包んで固定します。
さらに紙や緩衝材などで包んで割れにくくしましょう。
醤油やお酒などの大きな瓶は、液体類と同じく梱包し、緩衝材を多めに使って衝撃に備えます。
ダンボール箱に詰める際は、なかでビンが動いてしまわないように、新聞紙や緩衝材をしっかりと詰めて固定しましょう。
冷蔵品の梱包方法
冷蔵保存が必要な“要冷蔵”と書かれた調味料は、温度変化が激しい引っ越しトラックの荷台にダンボール箱に入れた状態で運ぶのは好ましくありません。
引っ越し前に使い切ってしまうのが適切ですが、引っ越し先に持って行く場合は、保冷剤入りのクーラーボックスに入れて運ぶ方法がいいでしょう。
自家用車で新居に向かわれる方は、ご自身の車で運ぶことをおすすめします。
量が多い、クーラーボックスなどの保冷できる専用容器を持っていないなどの場合、クール宅配便で、新居に送る手もあります。
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引っ越しの際の使いかけ調味料の処分方法
引っ越しまでに使いきれず、持って行くのが適切ではないと判断した調味料は、引っ越し日前の最後のゴミの日までに処分しておきましょう。
液体だからといって安易に排水溝に流したり、容器のまま可燃ゴミに出すのは好ましくありません。
正しく処理しましょう。
液体類の処分方法
液体調味料は、排水溝に直接流してしまうと塩分が高くため、排水管にダメージを与えたり、水質汚染につながります。
二重にした厚手のポリ袋や牛乳パックに、新聞紙などの紙や使わない布などを敷き詰め、液体を染み込ませて可燃ゴミで処分します。
ペットシーツや赤ちゃんのおむつなど、吸水性のあるものが家にあれば紙や布に染み込ませるより楽に処分できます。
また、最近は防災グッズとして非常用トイレに使う水分凝固剤なども販売されています。
こういった商品を使うのも便利です。
粉類の処分方法
紙袋やポリ袋に入れ、可燃ゴミで処分します。
排水口へ流すと水と混ざり合い、固まって排水管を詰まらせてしまう恐れがあるため、流してはいけません。
固形類の処分方法
味噌やバターなど固形のものは、中身を新聞紙や牛乳パックなどの容器に移し、ポリ袋に入れて可燃ゴミで処分します。
ケチャップやマヨネーズなどの水分量の多いものや、バターやマーガリンなどの温度変化で溶けてしまうものは、液体類と同様に処分しましょう。
油類の処分方法
油は、液体類と同様に、新聞紙や布に吸わせてから可燃ゴミとして処分できます。
市販されている油凝固剤を使って固めてから、可燃ゴミとして処分するのも簡単で便利です。
少量だからといって排水溝にそのまま流すと、排水管にダメージを与えたり、水質汚染につながります。
そのまま流すのはやめましょう。
まとめ
引っ越しトラックの荷台は温度調節機能がないため食品の輸送には向いていません。
また、運搬中の振動や衝撃は、乗用車の座席よりもずっと大きいです。
梱包には細心の注意を払い、可能な限り量を少なくしておきましょう。
また、最後になりましたが、可燃ゴミで処理する場合の容器は、塩化ビニールでできたビニール袋は、焼却時ダイオキシンが発生してしまいます。
焼却しても有害物質の出ないポリエチレンでできたポリ袋を使用しましょう。
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