美容室を開業するうえで、立地や建物は美容室経営がうまくいくかどうかを左右する大切な要素です。
しかし実際に探し始めると、「イメージどおりの物件が見つからない」と悩む方も少なくありません。
この記事では、美容室の物件を見つける前に準備することや効率よく探す方法、また探すポイントなどを詳しくご紹介します。
美容室の開業を目指している方は、ぜひこの記事を参考に、理想の物件を見つけてください。
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「良い物件が見つからない」「何度も探して疲れた」とお悩みの方はぜひご活用ください。
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目次
美容室の物件が見つからないときは
美容室の物件を探す場合、最初に居抜き物件を探す方が多いのではないでしょうか。
居抜き物件であれば、床・天井・椅子などをそのまま使えるため、内装工事費を抑えられます。
ただし、思ったような居抜き物件が見つかるとは限りません。
居抜き物件が見つかっても、立地がよくなかったり人どおりが少なかったりと、理想の居抜き物件を見つけるのは難しいかもしれません。
美容室の物件が見つからない場合におすすめなのが、オフィス物件です。
オフィス物件は数も多く、駅前や人どおりの多い場所など立地もよく、選択肢が広がります。
またオフィス物件は、美容室に必要なガス・電気・エアコン・給排水が整っており、利用しやすいところがメリットです。
オフィス内もシンプルな造りのため、自分の感性を活かしたデザインに整えやすいでしょう。
オフィス物件であれば流通量も多く、開業したい場所に理想の広さの物件を見つけられる可能性が高まります。
美容室の物件を探す場合は、オフィス物件も選択肢の一つとして検討してみてください。
理想的な美容室を探す前に準備すること
理想的な美容室を探す前に準備することは、次の3つです。
- 予算を決める
- どのような美容室にするのかを決める
- 物件に求める条件と優先順位を決める
一つずつ解説していきましょう。
予算を決める
まず、いくらくらいの物件を借りることができるのか、予算を決めます。
前提として、売上の想定が必要です。
物件を借りている間は、固定費として家賃を払い続けなければなりません。
そのため現実的な売上を算出し、いくらなら無理なく払えるのかを考えることが大切です。
予算を決めることで、選択肢はある程度絞られるでしょう。
どのような美容室にするのかを決める
物件を探す前に、どのような美容室にするのかを決めることも重要です。
例えば、若い年齢層を対象とした美容室をイメージしている場合、繁華街や学校の近くが選択肢になりえるでしょう。
また男性客がメインであれば、オフィス街が候補として挙げられます。
どのような客層で、いくらくらいの価格帯のサービスを提供するのかを決めると、物件選びの条件がより定まります。
物件選びの際には、自分の理想とする物件をイメージすることが大切です。
物件に求める条件と優先順位を決める
物件を探すときは、物件に求める条件と優先順位を決める必要があります。
優先順位を決めるために、まずは物件に求める条件をすべて書き出してみましょう。
そのなかから、どうしても譲れない条件を3つ選びます。
次に、譲れない条件TOP3のなかでも優先順位を決めましょう。
物件探しの際に、期待したような物件が見つからないときは、どうしても譲れないTOP3の条件を頭に入れて探す必要があります。
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美容室にぴったりの物件を効率よく探すには?
ここでは、美容室にぴったりの物件を効率よく探す方法を2つご紹介します。
多くの不動産会社や管理会社に相談する
美容室の物件はそう多くはないため、不動産会社や管理会社に相談するのがおすすめです。
自分で探しても思ったような物件が見つからない場合は、より多くの不動産会社や管理会社に依頼しましょう。
依頼する場合は、譲れない条件を伝えることが大切です。
より希望に合った物件を探してくれます。
残念ながら見つからなかった場合でも、依頼しておけば、条件にあった物件が賃貸に出された場合に教えてもらえるでしょう。
インターネット検索もうまく活用する
インターネット検索をうまく活用することも大事です。
インターネット検索であれば、空いた時間に物件探しができます。
検索をする場合は、テナントや商業向けの物件を扱う不動産情報サイトを選びましょう。
物件情報をインターネットで検索するメリットは、条件を絞って探せることです。
家賃や広さ、間取り、駅からの距離など、気になる条件を押さえて効率よく探せます。
ただし、不動産情報サイトにより扱う物件は異なるため、いくつかのサイトを併用すると良いでしょう。
賃貸スタイルでは、事務所可(SOHO)の賃貸物件も豊富に扱っています。
美容室向けの物件を探している方は、次の記事を参考にしてください。
事務所(SOHO)可の賃貸物件を見る
美容室にぴったりの物件を探す際のポイント
美容室にぴったりの物件を探す場合は、気をつけるべきポイントがあります。
ここでは、特に重要な4つのポイントを説明します。
居抜き・スケルトン物件は前の店舗が閉店した理由を知る
美容室物件として人気のある居抜きやスケルトン物件ですが、これらの物件を借りる際は、前の店舗が閉店した理由をきちんと確認する必要があります。
見た目がよくても、思ったよりも人通りが少なかったりうるさかったりと、特別な理由があるかもしれません。
マンツーマン式なら賃貸物件の一室を借りるのも手
マンツーマン式の美容室であれば、賃貸物件の一室を借りるのも選択の一つです。
テナント物件に比べると広さは限られますが、家賃が安くすみます。
ただし、居住用のマンションやアパートでは開業はNGという場合も多いため、大家さんや管理会社への確認が必要です。
以下のページでは、事務所やサロンとして利用できるSOHO可の賃貸物件の検索ができます。
事務所(SOHO)可の賃貸物件を見る
内見は自分の足で複数回おこなう
昨今はインターネット上でも内見(オンライン内見)ができますが、自分の足で歩いて現地に行くことは重要です。
お店の周りの雰囲気をはじめ、駅・バス停からの距離、周りの駐車場など、実際に歩いて回るからこそ得られる情報があります。
内見をする場合は、曜日や時間を変えて複数回おこないましょう。
昼と夜では、街の雰囲気が変わることがよくあります。
暗くなると治安が悪くなるエリアもあるため、お客様として訪れるイメージで、何度も足を運んでみることが大切です。
>>オンライン内見とは?メリット・デメリットやオンライン内見をする際の注意点をご紹介
水回りがきれいな物件を探す
居抜き物件やオフィス物件を対象とする場合は、水回りがきれいな物件を探しましょう。
築年数が古い場合、リフォームやリノベーションできれいになっていても、水回りは古いままというケースは少なくありません。
古くて劣化している場合、修理や解体にかなりの費用がかかることに注意が必要です。
ほかにも、水道や電気などのインフラ設備に問題がないかどうかも注意深く確認しましょう。
美容室物件が見つからない場合は、ほかの選択肢も考えてみよう!
美容室物件が見つからない場合は、オフィス物件もおすすめです。
立地がよく、内装もシンプルなオフィス物件であれば、自分の理想の美容室を作れる可能性が高まります。
不動産会社などで思ったような美容室物件が見つからない場合は、インターネットで効率よく探すことが可能です。
賃貸スタイルであれば、豊富な物件のなかからお気に入りの美容室物件を見つけられるでしょう。
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