賃貸物件の内見完全ガイド!見るべきポイントや内見でよくある質問を紹介

賃貸物件の内見完全ガイド!必要な持ち物と見るべきポイント

「賃貸物件の内見って何をするの?」「内見のとき持っていくべき物はある?」など、賃貸物件の内見に行くことが決まれば、何かと疑問が出てきます。

大前提として、本当に自分の希望に合う物件かどうかを確かめるために、内見は必ずおこなうべきです。

不動産会社の方に話を聞いたり、インターネットで見た情報だけではわからない物件の状態や雰囲気を確認しに行きましょう。

この記事では、賃貸物件の内見の目的や必要な持ち物、見るべきポイントなどをご紹介します。

効率よく内見をおこなうためにも、ぜひ参考にしてください。

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賃貸物件の内見とは?

そもそも賃貸物件の内見とは、実際に物件の中を見学することです。

似た言葉である内覧とは、はっきりとした違いはありません。

内覧会などの言葉があり、内覧は複数の方と物件を見るような印象を持つ方もいるでしょう。

しかし基本的な意味からすると、どちらの言葉も同じく実際に物件を見学するということを指します。

賃貸物件の内見をおこなう目的

内見をおこなう目的は、入居を検討している方がお部屋の状態や雰囲気を確かめることです。

物件の基本的な条件や室内の様子は、インターネット上に写真などが掲載されていますが、実際に自分の目で見なければわからないことも少なくありません。

内見をしないまま入居すると、「イメージと違っていた」と後悔する可能性があります。

掲載されている情報だけではわからない状態や雰囲気をチェックするためには、入居前の内見が欠かせないでしょう。

賃貸物件の内見の基本情報

まずは賃貸物件の内見の基本情報として、目的や流れなどをご紹介します。

賃貸物件の内見をおこなう目的

内見をおこなう目的は、入居を検討している方が物件の状態や雰囲気を確かめることです。

物件の基本的な条件や室内の様子は、インターネット上に写真などが掲載されていますが、実際に自分の目で見なければわからないことも少なくありません。

内見をしないまま入居すると、「イメージと違っていた」と後悔する可能性があります。

掲載されている情報だけではわからない状態や雰囲気をチェックするためには、入居前の内見が欠かせないでしょう。

賃貸物件の内見の一般的な流れ

一般的に、賃貸物件の内見は以下の流れに沿っておこないます。

  1. 不動産会社で気になる物件の内見を申し込む
  2. 内見をおこなう日付、待ち合わせ場所を決める
  3. 当日担当者と待ち合わせをして、現地に内見に行く

内見の一般的な流れについて、それぞれのポイントをチェックしていきましょう。

不動産会社で気になる物件の内見を申し込む

賃貸物件の内見をする際は、不動産会社で気になる物件の内見申し込みが必要です。

事前予約なしでできるケースもありますが、内見をするには大家さんに鍵を借りる必要があります。

基本的には気になる物件を取り扱っている不動産会社の担当者と相談し、予約してから行くことが多いです。

いきなり当日に行っても鍵を借りられない可能性があるため、注意してください。

内見をおこなう日付、待ち合わせ場所を決める

続いて、内見をおこなう日付や待ち合わせ場所を決めます。

待ち合わせの場所は不動産会社によって異なり、不動産会社で待ち合わせるケースや、内見する物件の最寄り駅や現地に集合するケースがあります。

基本的には、一度不動産会社で待ち合わせてから、担当者と一緒に車などに乗って希望する物件へ向かう場合が多いです。

当日にバタバタしないように、いつどこに集合なのかをはっきりと確認しましょう。

自分の車で現地に向かう場合は、駐車場所はどうするのか悩む可能性があります。

どこに駐車すればいいのかも確認しておきましょう。

当日担当者と待ち合わせをして、現地に内見に行く

当日は、担当者と待ち合わせをしてから現地に内見に行きます。

待ち合わせ場所から内見する物件までの道のりが近ければ徒歩で行きますが、少し距離がある場合には、不動産会社の担当者が車で送迎してくれることが多いです。

基本的には、内見の予約をする際、事前に希望条件の擦り合わせをおこないます。

比較のためにも、一度の内見で2〜3件の物件を見ておくと良いでしょう。

事前にポータルサイトなどで気になる物件を選んで伝えておいたり、不動産会社で集合した場合には条件に合う物件を紹介してくれたりします。

待ち合わせ場所に行く際に迷ってしまうこともあるため、特に土地勘がない場合には早めに向かうようにしましょう。

1日に内見できる物件数の目安

1日に内見できる物件数の目安は2〜3件です。

内見したい物件が近くにあれば、1日で4〜5件を回ることもできます。

しかし、大家さんとの鍵のやりとりの都合などから希望するすべての物件を回れない場合もあるでしょう。

なお、1件あたりの内見にかかる時間の目安は30分〜1時間程度です。

また、1日にあまり多くの物件の内見に行くことはおすすめしません。

理由は、いくつもの内見を詰め込みすぎると、細かい部分の確認がおろそかになる可能性があるためです。

内見は件数だけを意識するのではなく、物件の状態や雰囲気を細部までチェックできるよう時間的な余裕をもたせておこなうことが大切です。

内見するのは何時頃がおすすめ?

重視するポイントによって、内見の時間帯を変えるようにしましょう。

例えば、日当たりが良いことを重視する場合は、午前中からお昼過ぎまでの日中に内見するのがおすすめです。

また、夜間の静かさを重視する場合は、夕方から夜間に内見すると良いでしょう。

周りの住民が近くの部屋にいるため、実際に暮らした場合の生活音が聞こえます。

冬の季節に内見する場合には暗くなるのが早いため、日当たり重視の方は早めの時間帯に確認しておくことをおすすめします。

電気を通していない物件もあるため、暗くなるころに内見するならば懐中電灯を持っていくのがおすすめです。

賃貸物件の内見時に必要な物

賃貸物件の内見に行く際は、以下の持ち物を用意しておきましょう。

  • スマートフォン
  • 図面
  • メジャー
  • 設置予定の家具の寸法のメモ
  • スリッパ
  • ビー玉

機種にもよりますが、スマートフォンがあれば1台でカメラ・方位磁石・水平器・メモの機能が使えます。

図面や家具の寸法を記載したメモも、スマートフォンがあれば事足りるので便利です。

入居後の家具の配置などを考えるために、内見に行った際にはメジャーで各スペースの寸法を計測しておきましょう。

部屋の縦・横・高さを計測できるように、3メートル以上の長さがあるメジャーだと安心です。

また、素足のままでは入室を断られることがあるため、内見時にはスリッパを持参する必要があります。

不動産会社が用意してくれることもあるため、念のため確認しておくといいでしょう。

ビー玉を持参すると、部屋が傾いていないかどうかを確認できます。

ビー玉がなければリップクリームなどの筒状のものでも代用できます。

賃貸物件の内見時に見るべきポイント

賃貸物件の内見では、細かい部分まで確認することが大切です。

主なチェックポイントは以下を参考にしてください。

間取り

間取り図はインターネットの物件情報にも載っているものの、実際に部屋の中を見ないとわからないことも多いです。

自分の生活動線もふまえてしっかり確認し、検討するようにしましょう。

柱や備え付けの設備が出っ張っている部分までチェックしておくと、あとから家具や家電を持ち込む際に置ける場所を考えやすくなります。

内見の際には不動産会社に間取り図を用意してもらい、そこに必要な情報を書き加えていくようにしましょう。

日当たり

内見時には日当たりの良さを確認しましょう。

方角に加えて、日が差し込みやすい間取りかどうかチェックすることが大切です。

例えば、日当たりが良いとされる南向きの物件でも、縦に長い間取りの場合は奥の部屋まで日が差し込まないことがあります。

反対に、横に長い間取りは日差しが入ってきやすく、部屋全体が明るくなる特徴があります。

水回り

お風呂やトイレ、洗面所や台所の排水口なども要チェックです。

水回りに該当する箇所に汚れや臭いがないか、カビが発生していないかを確認しましょう。

設備の状態や機能と併せて、サイズや高さもチェックポイントです。

キッチンの調理台や独立洗面台が高すぎないか、トイレに座ったとき膝が扉に当たらないかなど、毎日使うことを考えながらチェックしてみてください。

収納スペース

内見では収納スペースを確認することも大切です。

広さや奥行き、使い勝手など細かい部分までチェックしましょう。

例えば、観音開きや折戸タイプの扉は開閉するためのスペースが必要なため、家具の配置に配慮しなければいけません。

コンセント

賃貸物件の内見をする際は、コンセントやテレビ端子の数と位置を見ておくことも重要です。

コンセントなどがどこにあるのかによって、家電の配置が変わります。

しかし、そのような重要なポイントであるにも関わらず、コンセントの配置までは間取り図に書かれていないのです。

コンセントの数が少なかったり、欲しい位置になかったりすると、生活が不便になってしまいます。

延長コードでタコ足配線をしなければならない場合には、見た目が悪いうえに電気火災の危険性もあるため、しっかり確認しておきましょう。

窓の大きさやサイズ

賃貸物件の内見をする際、窓の大きさやサイズ感も見てメモしておくことをおすすめします。

窓の大きさがわかっていれば、カーテンをスムーズに準備しておけます。

カーテンレールが付いている場合であれば、カーテンフックを端に固定する際に使うランナー間の長さを確認しましょう。

また、ランナーから床までの長さも確認します。

用意するカーテンは、窓の幅から+ 5%程度、高さは掃き出し窓であれば-1センチメートル程度、腰高窓であれば+ 15〜20センチメートル程度のサイズのものがおすすめです。

共用設備

室内だけではなく、物件に備え付けられている共用設備のチェックも忘れずにおこないましょう。

確認すべき主なポイントは以下を参考にしてください。

  • 防犯カメラ
  • オートロック
  • 郵便受けのサイズ
  • 駐輪場や駐車場の状態
  • ゴミ置き場

共用設備をチェックすることで、防犯面やセキュリティ面はもちろん、管理が行き届いているか、住民がマナーを守っているかなどを判断できます。

物件周辺環境

内見時には物件の周辺環境も確認しておきましょう。

日当たりを遮るような高い建物がないか、飲食店やコンビニが近くにあるかなどが主なチェックポイントです。

物件の1階に飲食店やコンビニがある場合、虫が発生しやすいなどのデメリットがあるため注意しましょう。

併せて、駅からの道のりにある街灯の数や、隣接する道路の交通量なども確認しておくことをおすすめします。

周辺環境は、図面上では確認できないこともあるため、内見時に確認しましょう。

賃貸物件の内見後の流れ

賃貸物件を内見したあとの流れは、主に2パターンです。

  1. そのまま入居申し込みをする
  2. 再度物件を探し直す

それぞれ詳しく見ていきましょう。

そのまま入居申し込みをする

内見した物件が気に入れば、そのまま入居申し込みの手続きをおこないましょう。

申し込みを済ませたら、入居審査・重要事項説明・賃貸借契約へと進みます。

人気の物件はすぐに埋まってしまうことがあるため、気に入った物件は早めに申し込むのが賢明です。

入居審査をスムーズに進めるために、申し込みに必要な書類や保証人の情報などを早めに用意しておくといいでしょう。

再度物件を探し直す

内見して気に入る物件がなければ、再度物件を探し直す必要があります。

妥協して入居すると後悔しかねないため、気に入った物件がなかった場合は遠慮せずに不動産会社の担当者に伝えましょう。

再度要望を伝えたうえで、他の物件を紹介してもらい、あらためて内見の予約を取りましょう。

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内見でよくある質問

最後に、内見についてよくある質問をチェックしておきましょう。

内見したい物件にまだ人が住んでいるようですが、内見はできないでしょうか?

内見したい物件が空室でなかった場合でも、同じ物件のほかの部屋が空いていれば内見させてもらえるケースがあります。

外観や共用部などだけでも確認できるかもしれないため、内見したい物件がある方は相談してみると良いでしょう。

内見の申し込みは当日でも大丈夫ですか?

内見をする際は事前に大家さんなどから鍵を借りてもらう必要があります。

そのため、当日にいきなり申し込んだ場合には、内見が難しいかもしれません。

できるだけ事前に確認しておきましょう。

内見のときに近隣の人に会ったら挨拶したほうがいいですか?

内見中に同じ物件に住んでいる方と遭遇したときは、軽く挨拶をしておくと良いでしょう。

ただし、名前を名乗ったりする必要はありません。

「こんにちは」程度の挨拶で十分です。

内見のポイントを押さえて賃貸物件をチェックしよう

賃貸物件の内見の目的は、インターネット上の情報や図面の内容だけではわからない状態や雰囲気などを確かめることです。

一つの物件あたりの内見にかかる時間はおよそ30分~1時間で、1日あたり2~3件を回るのが基本です。

内見当日は部屋の寸法の計測や細かい部分のチェックを忘れずにおこないましょう。

内見後はそのまま入居を申し込むか、新たに物件を探し直すかに分かれます。

後悔しない部屋選びができるように、今回ご紹介した内見時のポイントを押さえておきましょう。

賃貸スタイルでは、さまざまな賃貸物件を取り扱っています。

「物件探しで困っている」「内見に行ったが気に入る物件がなかった」など、物件探しでお困りの方はぜひご活用ください。

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