清澄白河は再開発された駅周辺と歴史や自然が共存し、カフェの街としても知られる街です。
本記事では、人気の高い清澄白河駅の賃貸情報や家賃相場から、清澄白河に実際に住むとどんなメリットやデメリットがあるのか、詳しく解説していきます。
清澄白河でお住まいを検討している方は、ぜひこの記事で清澄白河の特徴をつかんでください。
清澄白河駅とは
清澄白河駅は東京都江東区白河にある駅で、東京メトロ半蔵門線と都営大江戸線の2路線が乗り入れる接続駅です。
主要都市まで、下記の時間で到着できます。
- 大手町駅へは半蔵門線で乗り換えなし7分
- 渋谷駅へは半蔵門線で乗り換えなし24分
- 池袋駅へは都営大江戸線で春日まで、春日から東京メトロ丸の内線に乗り換えて26分
- 新宿駅へは都営大江戸線で乗り換えなし30分
清澄白河駅は、2000年の都営大江戸線全線開通とともに誕生しました。
2003年に半蔵門線の駅が誕生し乗換駅となり、現在の清澄白河駅の姿へと至ります。
清澄白河駅周辺の家賃相場
清澄白河駅周辺のワンルームの家賃相場は10.26万円。
都内の新宿駅周辺の家賃相場8.91万円と比べると、約1.2倍と都内では比較的家賃相場が高いエリアです。1LDK・2K・2DKの家賃相場は18.38万円で、新宿駅周辺の18.25万円と比較して同等の家賃で住むことが可能です。
半蔵門線沿線では青山一丁目駅や表参道駅の相場より安い方ですが、ワンルームでは新宿よりも高く家賃がやや張ってきます。
ワンルーム | 1K 1DK |
1LDK 2K 2DK |
2LDK 3K 3DK |
3LDK 4K~ |
|
---|---|---|---|---|---|
水天宮前駅 | 13.71万円 | 11.02万円 | 18.38万円 | 22.86万円 | 35.02万円 |
清澄白河駅 | 10.26万円 | 10.94万円 | 12.99万円 | 17.06万円 | 22.08万円 |
住吉駅 | 10.18万円 | 10.34万円 | 13.59万円 | 14.33万円 | 19.55万円 |
清澄白河駅周辺エリアの特徴
駅周辺は大通りに沿って高層のマンションが並び、一歩入れば下町風情を残した街並みもあります。
治安のいい住宅街で、「霊巌寺」をはじめ40以上の寺院があるのも特徴です。
駅の南西・徒歩3分の「清澄庭園」は、東京都指定名勝に指定された回遊式林泉庭園。近くには「深川江戸資料館」もあり、江戸情緒が感じられる街でもあります。
資料館から東に延びる一帯には、雑貨屋さんや呉服屋さん、飲食店が連なる「深川資料館通り商店街」があり、東に抜けると「東京都現代美術館」があります。
2015年に「ブルーボトルコーヒー清澄白河フラッグシップカフェ」が誕生して近隣にカフェが増えだしてからは、「カフェの街」としても認識されています。
駅前にはスーパーやドラッグストア、コンビニ、飲食店などがあり、買い物はひと通りそろいます。
また、公園や川があり自然が多いのも特徴です。
清澄白河駅周辺に住むメリット・デメリット
■メリット
・再開発されて大型マンション、タワーマンションがあり街並みが整えられている
・歴史を感じられる美術館、資料館などの施設がある
・公園や川など、自然が多い
・こだわりの食のお店やインテリアのお店がある
・「ブルーボトルコーヒー」をはじめカフェが沢山ある
・治安がとてもいい
・半蔵門線と都営大江戸線が使え都心に行きやすい
・本駅が途中始発になる電車もある
■デメリット
・家賃が結構高め
・新宿へは電車で30分と少し時間がかかる
・映画館やカラオケなどの娯楽施設がない
清澄白河駅周辺のオススメスポット
清澄庭園
清澄庭園は、泉水と呼ばれる池とそれを取り囲むように枯山水と築山を配置した「回遊式林泉庭園(かいゆうしきりんせんていえん)」であり、「東京都指定名勝(名勝は日本の文化財の種類のひとつで、これは東京都が指定したもの)」に数えられています。
もともと江戸時代の豪商である紀伊國屋文左衛門屋敷跡だったと言われており、その後下総国関宿藩主久世氏の下屋敷となって手を加えられ庭園の基礎が築かれたと言われています。
その後三菱財閥創業者岩崎弥太郎が買収し、その跡継の岩崎弥之助によって1891年に回遊式林泉庭園として造られました。
1923年には関東大震災でかなりの被害を受けますが、清澄庭園は避難所として大きな貢献をし、たくさんの人々を救いました。
その後三菱財閥三代目の岩崎久弥が当時の東京市に庭園半分を寄贈、1932年に「清澄庭園」としてオープンしました。
庭園内には集会施設として利用できる「大正記念館」、「涼亭」があり、サツキとツツジが集められた「つつじ山」や、由緒のある石である「名石」が大量に配置されていたり、見どころがたくさんあります。
春には桜、梅雨の時期には紫陽花と、季節の花々や緑も一年を通して楽しめます。
木場公園
清澄白河駅から南東に徒歩15分の場所にある、水と緑が充実した森林公園です。
木場公園の「木場」は江戸に材木を提供する「材木のまち」として繁栄したため「木の場所=木場」と名付けられました。その後貯木場の役割が新木場へ移ったのを契機に、この地に主に防災目的で木場公園が作られました。
1977年には国から「昭和天皇御在位五十年記念公園」として位置づけられています。
園内にはクスノキやマテバシイ、サクラ、ヤマモモ、キンモクセイ、ライラック、サザンカなど、一年を通して季節ごとの花々や紅葉を楽しめます。
公園内には以下の施設もあり、運動やバーベキュー、芸術鑑賞などができます。
- バーベキュー広場
- テニスコート(6面)
- 東京都現代美術館
- 都市緑化植物園
- ドッグラン
- 木場ミドリアム
- 木場キッズリアム
ブルーボトルコーヒー清澄白河フラッグシップカフェ
カルフォルニア州オークランド市に本社を構えるブルーボトルコーヒーが、2015年に日本初上陸して開店したのが「ブルーボトルコーヒー清澄白河フラッグシップカフェ」です。
ブルーボトルコーヒーはもともと1600年代後半、ウィーンへ進軍したトルコ軍追放に貢献したコルシツキーが中央ヨーロッパで「The Blue Bottle」というコーヒーが飲めるカフェを開いたのがはじまりです。
コルシツキーは、トルコ軍が置いていったコーヒー豆を焙煎してコーヒーの提供を行いました。
この歴史あるブルーボトルコーヒーを日本で楽しめる清澄白河フラッグシップカフェでは、店内飲食の他に「C Bar」という専門のバリスタにコーヒーに関する相談ができる場所が設けられているのも特徴です。
C BarはCOFFEEとお客様をCONNECTしたいという目的で作られ、C BarのCはCOFFEE、CONNECT、COMMUNITY、CURIOSITYという4つのCの意味が込められています。
このカフェでは、主に下記のメニューを楽しむことができます。
- コーヒー…シングルオリジンコーヒー(生産国という大枠では無く、生産者や農場、精製方法や品種などの単位で一つ一つの銘柄を分けたコーヒーのこと)をメインに、煎れ方をハンドドリップ、エスプレッソ、サイフォン、ネルドリップなどで味わえます。
- スイーツなどのフード…旬を取り入れたタルトをはじめとするスイーツが充実しており、全てキッチンで丁寧に作られています。これらのデザートはパティシエユニット Tangentes(タンジェント)によって監修され、至極の素材の旨みと季節感を味わうことができます。
- 豆の量り売り…C Bar内で行われており、気に入ったコーヒー豆を必要分買い求めることができます。少しだけ試飲したかったり、大量にストックしておきたい人もそれぞれが調度いい量を購入できます。
まとめ
再開発された駅周辺と歴史や自然が共存し、カフェの街としても知られる清澄白河。
本記事では実際に清澄白河に住むメリット・デメリットから、「清澄庭園」や「ブルーボトルコーヒー清澄白河フラッグシップカフェ」など、具体的なお出かけスポットまで詳しくご紹介しました。
知らなかったメリット・デメリットがあった方も多いのではないでしょうか。
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