ライター|F.A
大手不動産グループで17年間、現場実務から本社マーケティング、子会社の代表取締役まで経験。2023年に独立しコンサルティング会社を設立。現在は生成AIやデジタル戦略を活かし、不動産や飲食、広告など幅広い業界の成長を支援している。
目次
あなたも経験ありませんか?審査申込後の連絡待ち
希望の物件が見つかり、いざ入居審査の申込書を提出。しかし、それから3日、4日と経っても不動産会社から何の連絡もない——。
スマートフォンを何度も確認し、着信履歴やメールボックスを繰り返しチェックする日々。この「審査待ち地獄」に陥っている方は、実は少なくありません。
全国の不動産業界団体が実施した2024年の調査によると、賃貸物件の入居審査において「連絡が遅い」と感じた経験がある人は全体の約68%にも上ります。
つまり、10人中7人近くが同じような不安を抱えているのです。
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賃貸審査にかかる時間
通常の審査期間は3〜7営業日
不動産業界では、入居審査の標準的な期間として「3〜7営業日」が一般的とされています。ただし、これはあくまで「営業日」であることに注意が必要です。土日祝日を挟む場合、実際の日数はさらに延びることになります。
実際の内訳を見てみましょう。
- 即日〜2営業日:全体の約15%(主に管理会社の自社物件)
- 3〜5営業日:全体の約60%(最も一般的なケース)
- 6〜7営業日:全体の約20%(保証会社の審査が慎重な場合)
- 8営業日以上:全体の約5%(特殊な事情がある場合)
繁忙期は要注意!時期による審査期間の違い
特に注意すべきは、不動産業界の繁忙期です。
1月から3月にかけての引越しシーズンは、審査件数が通常の3〜4倍に膨れ上がることも珍しくありません。
この時期は、通常なら3日で終わる審査が1週間以上かかることも覚悟しておく必要があります。
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なぜ連絡が来ない?審査が長引く5つの理由
1. 保証会社の審査待ち(全体の約40%)
現在、賃貸契約の約9割で家賃保証会社の利用が必須となっています。
保証会社は独自の審査基準を持っており、信用情報機関への照会や勤務先への在籍確認などを行うため、どうしても時間がかかります。
2. 大家さんの判断待ち(全体の約25%)
最終的な入居可否は物件オーナーである大家さんが決定します。特に個人オーナーの場合、連絡が取りづらかったり、判断に時間をかけたりすることがあります。
海外在住のオーナーの場合は、時差の関係でさらに遅れることも。
3. 書類不備や追加確認(全体の約20%)
提出書類に不備があったり、追加で確認が必要な事項が発生したりした場合、その都度申込者に連絡を取る必要があります。
しかし、申込者と連絡が取れない場合、審査は一時停止状態になってしまいます。
4. 複数申込者の比較検討中(全体の約10%)
人気物件の場合、同時期に複数の申込が入ることがあります。この場合、大家さんは全ての申込者を比較検討してから決定するため、通常より時間がかかります。
関連記事:賃貸の申し込みは2番手でも借りられる?契約できる場合や同時審査とは?
5. システムトラブルや担当者の不在(全体の約5%)
稀ではありますが、審査システムの不具合や担当者の急な不在(病欠など)により、審査が滞ることもあります。
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いつ問い合わせるべき?タイミングの見極め方
問い合わせの「ゴールデンタイム」は5営業日目
業界関係者への取材によると、審査申込から5営業日が経過した時点で問い合わせをすることが最も適切とされています。
この時点であれば、「せっかち」と思われることもなく、かつ審査の進捗を確認する正当な理由があると判断されます。
例外的に早めに問い合わせるべきケース
- 引越し予定日まで2週間を切っている
- 現在の住居の退去日が確定している
- 他の物件と並行して検討している
- 勤務先への在籍確認の連絡が来ていない
プロが教える!スマートな問い合わせ方法
電話での問い合わせテクニック
「お忙しいところ恐れ入ります。○月○日に△△マンションの入居審査を申し込みました○○と申します。審査の進捗状況を確認させていただきたくお電話いたしました。」
このように、要件を簡潔に伝えることがポイントです。感情的にならず、事務的かつ丁寧な口調を心がけましょう。
メールでの問い合わせ例文
件名:【審査進捗確認】△△マンション○号室・申込者○○
いつもお世話になっております。
○月○日に△△マンションの入居審査を申し込みました○○です。
申込から○営業日が経過しましたが、
審査の進捗状況をお教えいただけますでしょうか。
お忙しい中恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
問い合わせ時の3つの心得
- 1日1回まで:しつこい連絡は逆効果
- 営業時間内に:10時〜18時が理想的
- 担当者名を確認:次回から直接連絡可能に
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審査落ちの可能性?見極めるべき3つのサイン
1. 追加書類の要求が続く
通常、追加書類の要求は1〜2回程度です。それ以上続く場合は、審査が難航している可能性があります。
2. 保証人の追加を求められる
当初の条件から保証人の追加を求められた場合、審査基準をギリギリで満たしていない可能性が高いです。
3. 「もう少しお待ちください」が3回以上
具体的な期日を示さず、曖昧な返答が続く場合は要注意です。
待機期間を有効活用!今すぐできる5つの準備
1. 引越し業者の見積もり取得
審査通過を前提に、複数の引越し業者から見積もりを取っておきましょう。繁忙期は予約が取りづらくなるため、早めの行動が肝心です。
2. 必要書類の再確認
契約時に必要な書類(住民票、印鑑証明書など)の取得準備を進めておきます。
3. 初期費用の最終確認
敷金、礼金、仲介手数料などの初期費用を再度計算し、資金の準備を整えます。
4. 家具・家電のリストアップ
新居に必要な家具や家電をリストアップし、予算を組んでおきます。
5. ライフラインの手続き準備
電気、ガス、水道、インターネットなどの開通手続きに必要な情報を整理しておきます。
関連記事:【ライフライン手続き完全ガイド】電気・ガス・水道・ネット…引っ越し前にやるべきこと
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経験者が語る「審査待ちあるある」エピソード
ケース1:連絡が来たと思ったら……(30代会社員・男性)
「審査申込から1週間、ようやく不動産会社から電話が。審査結果かと思いきや『駐車場は必要ですか?』という確認でした。その後さらに3日待たされました」
ケース2:大家さんが海外旅行中(20代会社員・女性)
「審査に10日もかかった理由が、大家さんがハワイ旅行中だったから。帰国を待っての判断だったそうです」
ケース3:システムエラーで申込自体が……(40代自営業・男性)
「1週間待って問い合わせたら、システムエラーで申込データが消えていたことが判明。改めて申込書を提出する羽目に」
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審査の連絡を待つあなたへ——最後のアドバイス
賃貸審査の連絡を待つ期間は、確かに不安でストレスフルな時間です。しかし、この記事で紹介した知識を持っていれば、必要以上に心配することはありません。
重要なのは、5営業日を目安に冷静に状況を確認し、建設的な準備を進めることです。
そして何より、あなたが選んだ物件で新生活を始めることを前向きにイメージしながら、この期間を乗り切ってください。
審査に時間がかかっているということは、それだけ慎重に検討されている証拠でもあります。
良い結果を信じて、今できることに集中しましょう。新しい住まいでの素敵な生活が、もうすぐそこまで来ているはずです。
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