賃貸物件での浴室乾燥機の後付けは、可能な場合と不可能な場合があります。
設置の可否は、換気扇の有無、天井の状態、スペースの制約によって決まるため、後付けを考えている方は事前に確認が必要です。
また、浴室乾燥機の種類によっても設置条件が異なることに留意してください。
この記事では、賃貸物件でも浴室乾燥機の後付けが可能な場合と、浴室乾燥機のメリット・デメリットをご紹介します。
さらに、後付けに際しての注意点もまとめています。
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目次
浴室乾燥機とは?
浴室乾燥機は、お風呂場に設置された設備のことで、湿気を排除して洗濯物を乾かしたり、浴室内の温度を調整したりする機能を持っています。
また、暖房(温風)や冷房(冷風)の機能を備えたものもあります。
賃貸物件でも浴室乾燥機の後付けはできる?
浴室乾燥機が後付けできるかどうかは、条件によって異なります。
また、大家さんや管理会社に許可をもらわないといけません。
後付けできる条件は、天井に換気扇があること、点検口があること、お風呂場の天井がフラットで天井の上に40センチメートル程度のスペースがあることです。
そのようなお風呂場は大規模な工事をおこなわなくても、電気配線と換気ダクトを使用し、浴室乾燥機を設置できます。
後付け工事をおこなう場合は、事前に大家さんや管理会社に相談しましょう。
一方で、換気扇がない場合や換気扇があっても横に照明がある場合、天井がフラットでない場合は浴室乾燥機の後付けができません。
換気扇の横に照明があると、浴室乾燥機の暖房の熱で照明機器に悪影響を及ぼします。
また、天井がフラットでないとしっかりと固定させられないため、後付けできません。
浴室乾燥機の種類
浴室乾燥機の取り付けタイプは、天井埋め込みや天井付け、壁掛けの3種類があります。
またエネルギーの方式は、ガス式と電気式の2種類です。
ガス式はガス熱源機で温めた暖房水を循環させることで温風を作ります。
ガス式を利用するにはガス熱源機を設置しなければならないため、電気式に比べると初期費用が高くなる傾向です。
電気式はヒーター式とポンプ式の2種類に分類されます。
ヒーター式は浴室乾燥機の本体で熱を作って温風を生成し、ヒートポンプ式は浴室外の空気の力を利用して循環させることで温風を作っています。
乾燥時間はガス式より長いですが、初期費用はガス式よりも抑えられるのが魅力です。
以下で、浴室乾燥機の種類とそれぞれの違いを解説します。
天井埋め込み
天井埋め込みは、お風呂場の天井に埋め込まれたタイプの浴室乾燥機です。
デザイン性が高く、空間をスッキリとした印象にできます。
種類も多く、比較的新築やリフォーム時に採用されているタイプです。
天井に埋め込むためのスペースがないと設置できないため、必ずしも設置できるとは限りません。
天井付け
天井付けは、お風呂場の天井に取り付けるタイプの浴室乾燥機です。
取り付けが比較的容易であり、設置場所に制限がないため後付けでも柔軟に設置できます。
既存の換気扇を使用して設置するため小規模リフォームとなり、費用も安く済むのが特徴です。天井埋め込みタイプを選べない場合は、天井付けを選ぶといいでしょう。
壁掛け
壁掛けは、壁にかけるタイプの浴室乾燥機です。
壁に穴を開けて設置するため、取り付けが容易であり、古い物件のお風呂場でも設置できます。
ただし外に面した壁以外は設置できません。
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浴室乾燥機のメリット
ここでは、浴室乾燥機のメリットを3つご紹介します。
季節や時間を問わず洗濯物を乾かせる
浴室乾燥機を使えば、雨の日や冬場でも洗濯物を乾かせます。
また、花粉や黄砂の気になる季節でも浴室内で乾かせるため、アレルギーのある方でも安心です。
夜に入浴したあと、寝る前に浴室乾燥機のタイマーを設定しておけば、朝には乾いているため家事効率も上がります。
浴室のカビ対策ができる
浴室乾燥機は、浴室のカビ対策ができることもメリットです。
賃貸物件のお風呂場には窓がない場合が多いため、湿気がたまりやすく、通常の換気扇の場合は24時間スイッチをオンにしているケースもあるでしょう。
一方で浴室乾燥機があれば、比較的短時間で浴室や洗濯物から湿気を取り除いて、カビの発生を防げます。
入浴前に浴室の温度を調整できる
浴室乾燥機には温風機能があり、入浴前に浴室の温度を快適な状態に調整できます。
寒い季節は急激な温度差によってヒートショックを起こしかねないため、浴室乾燥機で暖かいお風呂場にしておくことが大切です。
あわせて脱衣所もセラミックファンヒーターなどで暖めておくと良いでしょう。
ヒートショックとは、急激な温度差により血管が収縮し、血圧の乱高下が起こることをいいます。
血圧が上がると脳梗塞や心筋梗塞などの病気につながる恐れがあり、血圧が下がればめまいが起こって転倒しやすくなるため、浴室乾燥機で対策しましょう。
参考:消費者庁「◎高齢者の事故に関するデータとアドバイス等」
浴室乾燥機のデメリット
ここでは、浴室乾燥機のデメリットを2つご紹介します。
浴室乾燥機付きの物件が少ない
一般的な賃貸物件では、浴室乾燥機が設置されている物件は少ないです。
希望の物件で浴室乾燥機が設置されているかどうか、事前に確認が必要です。
また、浴室乾燥機が付いている物件は、比較的家賃が高くなりやすいため慎重に検討しましょう。
光熱費がかかる
浴室乾燥機は電気やガスを使用するため、光熱費が増えるでしょう。
電気式の場合は、浴室乾燥機の消費電力は約1250Wです。
1W=0.027円で計算すると、3時間使用した場合の電気代は101.25円、1ヵ月に10回の使用で1,012.5円となります。
ガス式と電気式の光熱費は簡単に比較できませんが、一般的にガス式のほうがランニングコストが安い傾向があります。
節約するために、適切な使用方法やタイマー機能の活用を考えましょう。
賃貸物件で浴室乾燥機を後付けする際の注意点
賃貸物件で浴室乾燥機を後付けする場合には、事前に大家さんや管理会社と相談する必要があります。
設置には配線や換気の工事が必要なため、あらかじめ許可を得て専門業者に依頼しましょう。
また、退去時には元の状態に戻すこと(原状回復)が求められる場合もあるため、注意が必要です。
>>賃貸物件の原状回復とは?費用負担や相場、トラブル事例をご紹介
浴室乾燥機は賃貸物件に後付けできる場合がある
浴室乾燥機は、賃貸物件でも後付けが可能な場合がありますが、設置する際は大家さんや管理会社に相談しましょう。
メリットとしては、洗濯物の乾燥やカビ対策、温度調整ができる点があり、デメリットとしては設置物件の少なさや光熱費の増加があります。
また、浴室乾燥機の種類には天井埋め込み、天井付け、壁掛けなどがあるため、自分のニーズや設置可能なスペースに合わせて選びましょう。
入居時から浴室乾燥機が付いている賃貸物件を探す場合は、住まいの紹介サービスをご活用ください。
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