23区東部の穴場?再開発が進む金町駅周辺の住み心地と家賃相場

東京都葛飾区の北東部に位置する金町駅周辺。かつては下町情緒あふれる静かな住宅街として知られていたこのエリアが、今、劇的な変化の時を迎えています。

大規模再開発による街並みの刷新に加え、都内最大級の水郷公園「都立水元公園」への近さや都心への良好なアクセスが両立。ファミリー層を中心に熱い注目を集める金町の「今」と、さらに飛躍する「未来」の魅力を、新旧が融合する街の歩みとともに徹底的に掘り下げます。

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ライター|F.A

大手不動産グループで17年間、現場実務から本社マーケティング、子会社の代表取締役まで経験。2023年に独立しコンサルティング会社を設立。現在は生成AIやデジタル戦略を活かし、不動産や飲食、広告など幅広い業界の成長を支援している。

金町駅周辺はどんな街?

金町駅周辺は今、大きな変化の時を迎えています。落ち着いた住宅街としての雰囲気はそのままに、新しい商業施設や学術的なエリアが加わり、これまでにない街へと進化しつつあります。

2030年完成予定!巨大プロジェクト「クロス金町」

金町駅北口西側で着々と進行しているのが、総事業費約753億円が見込まれる「東金町一丁目西地区第一種市街地再開発事業」です。この巨大プロジェクトは、地上40階建ての超高層マンションを核に、多彩な商業施設や自動車教習所、公益施設などが一体となる複合開発です。

2025年8月には先行して「金町自動車教習所」がリニューアル移転し、9月3日には待望の大型商業施設「MARK IS 葛飾かなまち」がグランドオープン。街の利便性は飛躍的に向上しています。続く第Ⅱ期工事では、約900戸の住宅を擁するタワーマンションが2030年に誕生する予定です。

この街区は「クロス金町」と名付けられ、駅周辺エリアと東京理科大学、そして広大な「葛飾にいじゅくみらい公園」を繋ぐ重要な結節点として、街全体の活性化を力強く牽引しています。

東京理科大学のキャンパス移転でさらに活発に

また、2013年に開設された東京理科大学葛飾キャンパスの存在も、金町に知的な風を吹き込む大きな要因となっています。2025年4月には、野田キャンパスから薬学部・薬学研究科が完全に移転し、新たに1,000名を超える学生がこの街での生活をスタートさせました。

こうした学生たちの流入は、街に瑞々しい活力をもたらすだけでなく、若者向けの飲食店や魅力的な店舗の増加など、サービス施設のさらなる充実にも寄与しています。大学の図書館や食堂が一般の方にも開放されている点は非常に特徴的で、地域住民とアカデミアが自然に溶け合う、新しい時代の街づくりのモデルケースとして全国的にも注目を集めています。

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金町駅周辺の自然環境・公園

金町エリアの最大の魅力は、都内屈指の規模を誇る「水元公園」が身近にあることです。都会の喧騒を忘れさせる、豊かな水辺と緑の景観が広がっています。

都立水元公園はどんな公園?

金町駅での暮らしを語る上で、切っても切り離せないのが「都立水元公園」の存在です。駅からバスや自転車でも気軽にアクセスできる距離に、東京都内では唯一無二となる水郷(すいごう)の景観が広がっています。

約96ヘクタールという、東京ドーム約20個分にも及ぶ広大な敷地は、一歩足を踏み入れれば都会の喧騒を忘れさせてくれる別世界。小合溜(こあいため)と呼ばれる美しい水辺に沿って広がる景色は、まさに金町に住む人だけが享受できる特権と言えるでしょう。

遊びと学びが充実するレクリエーション施設

また、水元公園の魅力は眺めるだけにとどまりません。予約制のバーベキュー広場や、愛犬家には嬉しい24時間利用可能なドッグラン、さらには本格的なキャンプ広場や冒険広場など、家族全員が一日中アクティブに楽しめる施設が驚くほど充実しています。特に約10ヘクタールにも及ぶ広大な「中央広場」は、遮るもののない空の下で子どもたちが思い切り走り回れる、都会では貴重な空間です。

さらに、本格的な野鳥観察ができるバードサンクチュアリーや、地域の生態系を学べる「水辺の生きもの館」など、遊びの中に自然教育が自然に溶け込んでいるのも素晴らしい点です。

利便性の高い都市機能と自然体験が両立できる、この絶妙なバランスこそが、子育て世代をはじめ多くの人々を金町に惹きつけ、「一生の住処」として選ばれる最大の理由となっています。

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金町駅周辺の家賃相場

金町駅周辺が多くの人々を引きつける最大の理由は、都内でもトップクラスと言える「コストパフォーマンス」の高さにあります。23区内でありながら、日々の生活コストを抑えつつ、都心の利便性を享受できる絶妙なバランスが、この街の大きな付加価値となっています。

23区内でトップクラス?手が届きやすい家賃相場

金町の家賃水準は、同じ常磐線・千代田線沿線の北千住や西日暮里などの主要駅と比べてもリーズナブルです。2025年現在の相場を見ると、一人暮らし向けのワンルームや1Kであれば7万円前後から探すことができ、新婚さんやファミリーに人気の1LDKや2LDKでも、周辺区に比べるとゆとりある間取りが選択肢に入ります。

東京メトロ千代田線に直通し、日本屈指のビジネス街である「大手町駅」まで乗り換えなしの約25分という立地を考えると、この価格帯は驚異的。再開発によって駅前の価値が高まっている今、この利便性と家賃の安さを両立できる金町は、まさに知る人ぞ知る「穴場の街」としての地位を確立しています。

庶民的な物価感と充実した買い物環境

金町の物価感は全体的に庶民に優しく、日常の買い物に困ることはまずありません。駅の南口には24時間営業の「マルエツ 金町店」があり、帰宅が遅くなった日でも安心です。一方、北口には22時まで営業し、専門店も充実した「東急ストア 金町店」や「業務スーパー」もあり、用途やライフスタイルに合わせてスーパーを使い分けることができます。

さらに、この街は商店街も魅力的です。「金町一番街通り商店会」や「金町駅南口商店街」には、下町ならではの活気と人情味があふれています。新鮮な食材が並ぶ八百屋や精肉店はもちろん、天然酵母にこだわった「手づくりパン工房 ブローチェ」のようなこだわりの個人商店、そして地元民に愛されるお洒落なカフェまで、大型店舗にはない「顔の見える商い」が日々の暮らしを彩ってくれます。

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金町駅の交通利便性

金町駅は、都心への抜群のアクセス性と、始発駅ならではの利便性を兼ね備えた、非常に交通利便性の高い駅です。

2路線利用と「始発」のゆとり

金町駅はJR常磐線(各駅停車)の駅で、東京メトロ千代田線と相互直通運転を行っているため、都心方面へスムーズにアクセスできます。

駅近くには京成電鉄の京成金町駅があり、京成金町線を利用することも可能です。この路線は3駅だけの比較的短い鉄道路線ですが、京成高砂駅で京成本線や成田スカイアクセス線などと接続しており、千葉方面や空港方面の移動にも使えます。

金町の交通環境は今後さらに便利になる?

金町の交通環境は、現状の利便性に満足することなく、さらなるポテンシャルを秘めています。かねてより構想されている地下鉄有楽町線の延伸計画や、環状七号線沿いの公共交通を強化する「メトロセブン」構想など、葛飾区の南北の移動や都心多方面への接続を改善する複数のプロジェクトが、街の将来像として期待されています。

現在進行中の大規模再開発によって駅前の結節点としての機能が強化されることで、これらのインフラ構想が具体性を帯びる可能性も高く、交通の要所としての金町の存在感は、今後さらに高まっていくでしょう。

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金町駅周辺の治安・災害リスク

金町エリアは、データで見ても東京23区内で比較的良好な治安水準を維持しており、防犯・防災の両面で安心感のある住環境が整っています。

金町駅周辺の治安状況・防犯

金町の治安を語る上で欠かせないのが、駅周辺の活気です。北口を中心に飲食店や居酒屋が並ぶ繁華街があり、夜遅くまで明かりが灯っているため「夜道が暗くて怖い」という場所は多くありません。深夜まで人の目があることは、防犯上の大きな抑止力となっています。

一方で、繁華街特有の賑やかさはあるため、特に小さなお子様のいるご家庭や静かな環境を好む単身者の方は、繁華街のルートを一本外れた視認性の高い住宅街を選ぶのがポイントです。再開発によって街灯の整備や歩道の拡幅が進んでいるエリアもあり、街全体の「見守りの質」は年々向上しています。

災害リスクへの備え

長く安心して暮らすためには、水害などの自然災害への備えも重要です。金町駅周辺は、葛飾区の洪水ハザードマップにおいて、荒川の氾濫を想定した場合、区内のほかの地域と比較して浸水リスクが相対的に低いとされています。これは荒川の東側に位置する地理的条件が影響していると言われています。

一方で、駅の東側を流れる江戸川が氾濫した際には、地域によっては浸水が想定されるエリアもあります。そのため、物件選びをする際には、最新のハザードマップを確認し、避難経路を把握したり、2階以上の住戸を選ぶなど、リスクを踏まえた対策を検討することが大切です。

参考:葛飾区水害ハザードマップ【解説編】(多言語版)|葛飾区公式サイト

【ファミリー】金町駅周辺で暮らす魅力

金町は、充実した教育施設と広大な公園、そして大学と連携した知的な環境が整っており、子育て世代にとって非常に魅力的なエリアです。

充実した子育て支援施設

金町ならではの贅沢な教育環境を象徴するのが、東京理科大学と隣接する「葛飾にいじゅくみらい公園」です。広大な芝生が広がるこの公園は、子どもたちが思い切り走り回れる遊び場であると同時に、大学と連携した学びの場でもあります。

公園内にある科学教育センター「未来わくわく館」では、子ども向けの体験プログラムが随時開催されており、遊びの中で自然と科学への興味を育むことができます。また、駅前の「葛飾区立中央図書館」は30万冊以上という圧倒的な蔵書数を誇り、子どもの読書習慣を支える強力な味方となってくれるでしょう。

教育環境の充実と将来性

さらに、前述した水元公園での自然体験や、再開発街区「クロス金町」内に誕生する新しい公益施設など、金町には「本物に触れる機会」が溢れています。

日常の中に、質の高い「学び」と、のびのびとした「遊び」が無理なく共存していること。この優れた教育環境こそが、単なるベッドタウンを超えて、次世代を育む街としての金町の真の価値を形づくっています。最新の都市機能と豊かな情操教育が交差するこの街は、子どもの成長を第一に考えるご家族にとって、理想的な選択肢の一つとなるはずです。

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【一人暮らし】金町駅周辺で暮らす魅力

金町は、都内でもトップクラスの「家賃の安さ」と「食の充実」を兼ね備えており、特にコストパフォーマンスを重視する一人暮らし層から根強い支持を得ています。

手頃な家賃と豊富な飲食店

単身者にとって、金町の最大のメリットはやはり家賃の抑えやすさです。ワンルームなら6万円前後から見つけることができ、この相場感は23区内、かつ千代田線直通という利便性を考えれば、驚異的なコストパフォーマンスを誇ります。

さらに、一人暮らしの生活を支える外食環境も豊かです。駅周辺には「ガスト 金町駅北口店」や「松屋 金町店」といった定番のチェーン店はもちろん、仕事帰りにふらっと立ち寄れる昔ながらの居酒屋や、こだわりのラーメン店がひしめき合っています。特に北口エリアは夜遅くまで営業している店舗が多く、忙しいビジネスパーソンでも温かい食事に困ることがありません。

都心までの距離感と街の雰囲気

一方で、生活スタイルによっては注意点もあります。大手町方面へは直通で便利ですが、新宿や渋谷、恵比寿といった都心南部へは乗り換えが必要で、移動に40〜50分程度の時間を要します。また、古き良き下町の風景が色濃く残っているため、港区や渋谷区のような洗練された都会の雰囲気を最優先に求める方には、少し素朴に感じられるかもしれません。

しかし、現在進行中の大規模再開発が、そのイメージを大きく塗り替えようとしています。最新のタワーマンションが空を飾り、2025年にオープンした「MARK IS 葛飾かなまち」のような洗練された商業施設が誕生したことで、利便性と新しさを備えた「次世代の住みやすい街」へと進化。これまでの下町の良さを引き継ぎつつ、スタイリッシュな暮らしも叶えられる街として、単身層からの期待はさらに高まっています。

これから金町駅周辺に住む人へのアドバイス

金町での暮らしを成功させるためには、急速に進化する駅前の利便性と、昔ながらの穏やかな住環境のどちらに比重を置くかを整理することが重要です。

エリア選びのポイント

金町駅周辺は出口によって表情が異なるため、自身のライフスタイルに合わせたエリア選びが鍵となります。

ファミリー世帯であれば、保育施設が充実している駅北口側や、圧倒的な自然を日常に取り入れられる水元公園に近い「東金町エリア」が特におすすめです。一方で、仕事の効率や買い物の利便性を最優先する単身者の方なら、深夜まで営業するスーパーや飲食店が集約されている南口エリアが生活しやすいでしょう。

ただし、駅周辺では2030年に向けて再開発工事が継続しているため、物件によっては工事の騒音や通行ルートの変化に配慮が必要な場合もあります。「駅近の躍動感」を取るか、駅から少し離れた「閑静な住宅街」を取るか、実際に周辺を歩いて街の音や空気感を確認してみるのが賢明です。

将来性を見据えた選択

2030年の巨大プロジェクト完了に向けて、金町は現在進行形で「23区東部の中心地」へと変貌を遂げています。古き良き下町人情が息づく商店街と、最新の都市機能が融合した唯一無二の魅力を持つ街へと成熟していくことは間違いありません。

注目すべきは、こうした街の価値向上に伴い、今後さらに家賃相場や物件価格が上昇する可能性があるという点です。特に「都心へのアクセス」と「豊かな自然」の両立を求めるファミリー層にとって、現在の金町は非常にバランスの取れた選択肢と言えます。再開発がすべて完了し、誰もが認める「憧れの街」として定着する前の今こそ、この街の可能性に賭けてみる絶好のタイミングかもしれません。

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まとめ

金町は、都心への良好なアクセス、豊かな自然環境、手頃な生活コスト、そして大規模再開発による将来性を兼ね備えた、今最も注目すべきエリアの一つ。

特にファミリー層にとっては、都内最大級の水元公園、充実した子育て支援施設、そして下町ならではの温かいコミュニティが、子育てにおいて大きなメリットです。

確かに都心部と比べれば洗練さに欠ける面もありますが、それを補って余りある「暮らしやすさ」がここにはあります。2030年の再開発完成を見据えながら、今、金町という選択をすることは非常に賢明な判断と言えるでしょう。

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