転勤や海外赴任により不在中だけ自宅を賃貸住宅として貸し出せるのが、リロケーション物件です。
借地借家法の改正で定期借家権が導入された後、リロケーション物件が増加傾向にあります。
リロケーション物件は、賃貸物件を貸し出す側と借りる側でそれぞれメリットがある賃貸物件です。
そこで今回は、リロケーション物件の概要を解説します。
賃貸で借りるポイントや貸し出す際の注意点もご紹介するため、ぜひ参考にしてください。
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リロケーションとは?
転勤や海外赴任により不在中だけ自宅を賃貸住宅として貸し出す賃貸形態が、リロケーションです。
従来の借地借家法では入居者に有利な法律になっており、契約期限が満了しても正当な理由がない限り貸主から契約更新を拒否できませんでした。
しかし、借地借家法の改正で定期借家権が導入された以降は、契約期間を終了したら貸主から更新を拒否できるようになっており、日本ではリロケーション物件が増加傾向にあります。
一般的な賃貸契約と異なるのは、不在中のみ貸し出す点です。
長期的に賃貸物件を借りたい方には、リロケーション物件は向きません。
リロケーションとして物件を貸し出したい場合は、リロケーション専門不動産会社に依頼すれば、希望期間で貸し出してくれます。
リロケーション物件を借りるポイント
リロケーション物件を借りる際に押さえておきたいポイントには、次のようなものがあります。
- グレードの高い物件に相場より安く住める
- 契約更新できない
それぞれの項目を確認していきましょう。
グレードの高い物件に相場より安く住める
リロケーション物件は、分譲や注文住宅が多いため比較的グレードが高い住宅に住めるメリットがあります。
また、家賃専用で建てられた物件と比べると構造や設備で優れていることが多いです。
グレードが高い物件に住めるのは、リロケーション物件を選ぶ利点といえるでしょう。
さらにリロケーション物件は、通常の家賃相場より安く設定されていることが多いです。
費用を抑えたい方にもリロケーション物件は適しています。
契約更新できない
契約期間に制限はありますが、リロケーション物件のメリットは多くあります。
しかし、リロケーション物件を選ぶうえで注意したいのが、契約更新できないことです。
契約時に定められた契約期間が満了すると、その時点で契約が終了します。
長期間入居したいと思っても契約更新はできないため、その点を考慮して契約することが必要です。
契約期間が2年未満のリロケーション物件はほとんどありませんが、長期的に住める賃貸物件を探している場合は注意しなければいけません。
リロケーションで貸し出すメリット
自分の住居をリロケーション物件として貸し出す側にも、さまざまなメリットがあります。
- 防犯効果がある
- 家賃収入が得られる
- 期間満了後は安心して戻れる
それぞれの項目を確認していきましょう。
防犯効果がある
転勤や海外赴任などで長期間自宅を不在にすると、防犯のリスクが高まります。
例えば、自宅が犯罪者の拠点となったり不審者が侵入したりするなど、知らない間に犯罪に巻き込まれる可能性もあるかもしれません。
また、自宅が放火されるなど火災リスクを被る可能性もあるでしょう。
転勤や海外赴任などで自宅に住まない期間、リロケーション物件として入居者に住んでもらうことで防犯効果が期待できます。
家賃収入が得られる
リロケーション物件として自宅を貸し出すことで、家賃収入を得られるのが利点です。
不動産は、たとえ住んでいなくても固定資産税や住宅ローンが発生するため、貸し出しをしない場合は金銭的な負担がかかることも少なくありません。
しかし、リロケーション物件として貸し出すことで家賃収入を得られるため、得た収入を固定資産税や住宅ローンにあてられ負担を軽減できます。
期間満了後は安心して戻れる
リロケーション物件は定期借家契約のため、入居者は契約期間終了後退去しなければいけません。
一般的な賃貸物件の場合は賃貸借契約になるため、家賃滞納といったよほどの理由がない限り、契約更新をすれば長期間継続して住み続けられます。
しかし、リロケーション物件は定期借家契約で入居期間が事前に決められているため、期間終了後は更新を拒否できるのです。
貸主は、自宅に戻れることが保証されているメリットがあります。
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リロケーションで貸し出す際の注意点
リロケーション物件として貸し出す際に注意したいポイントには、次のようなものがあります。
- リロケーション期間も税金は支払う
- 金融機関の承諾が必要になる
- 相場の賃料より安くなる
それぞれの項目を確認していきましょう。
リロケーション期間も税金は支払う
リロケーション物件を貸し出している間、固定資産税などの税金は支払い続けなければいけません。
また、売却ではなくリロケーション物件を貸し出す場合は、税金の支払いが続くことを考慮しなければいけません。
リロケーション物件を貸し出している期間にどのくらいの税金が発生するのかを明確に判断するようにしましょう。
金融機関の承諾が必要になる(住宅ローンがある場合)
物件の住宅ローンがある場合、リロケーション物件として貸し出すには金融機関の許可が必要です。
なぜなら、住宅ローンは自分が住むための住宅を購入する資金を支援してもらっているからです。
第三者に不動産を貸し出す場合は、本来の目的に反するため事前に許可を取らなければいけません。
相場の賃料より安くなる
リロケーション物件として貸し出す場合、一般的な家賃相場より金額設定が安くなる傾向があります。
なぜなら、リロケーション物件の場合は入居期間が限られるので、入居需要が限定的になるからです。
通常の家賃相場よりも1~2割程度安く設定したほうが入居者を集められる可能性があります。
リロケーションとサブリースとの違い
サブリースとは、不動産会社が物件の持ち主から不動産を借り上げ、それを入居者に貸し出すことです。
いわゆる又貸しや転貸のことで、不動産会社は持ち主と入居者それぞれと賃貸契約を結びます。
サブリースを選ぶメリットは、運営をプロに任せられる点です。
そのため、持ち主と入居者の間で発生するトラブルを回避できます。
また、入居者の有無に関わらず不動産会社から毎月一定の賃料を得られるため、安定した収入が見込めるでしょう。
サブリースとリロケーションは似た賃貸形態ですが、契約期間に違いがある点が特徴です。
リロケーション物件の契約期間は2?3年程度ですが、サブリースの場合は数十年に及ぶこともあります。
まとめ
転勤や海外赴任により不在中にだけ自宅を貸し出せるリロケーション物件は、賃貸物件を貸し出す側と借りる側でそれぞれメリットがあります。
例えば、賃貸物件を貸し出す側は防犯効果があったり家賃収入が得られたりするのが利点です。
物件を借りる側はグレードの高い物件に相場より安く住めるといったメリットがあります。
しかし、リロケーション物件は契約期間に限りがあるため、借りる側はタイミングがあう賃貸物件を探すのに時間がかかることも多いです。
リロケーション物件を探しているなら早めに準備を進めましょう。
これからお部屋探しを行うなら、賃貸スタイルのご利用がおすすめです。
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