羽田空港まで最速14分、東海道新幹線の停車駅、そして2027年以降はリニア中央新幹線の始発駅となる品川は、ビジネスの拠点であると同時に、暮らしの場としても大きな可能性を秘めているのです。
この記事では、品川駅周辺で暮らす魅力をお伝えします。
ライター|F.A
大手不動産グループで17年間、現場実務から本社マーケティング、子会社の代表取締役まで経験。2023年に独立しコンサルティング会社を設立。現在は生成AIやデジタル戦略を活かし、不動産や飲食、広告など幅広い業界の成長を支援している。
目次
品川駅周辺の街の特徴
品川駅周辺は、日本のビジネスと暮らしが融合する国際都市へと、今もなお進化し続けている街です。
ここでは、大規模な再開発によって変わりゆく街並みと、ターミナル駅としての圧倒的な利便性について解説します。
進化し続ける再開発と圧倒的な利便性
品川駅周辺は今、東京でも最大規模の再開発が進行中です。
2025年3月には高輪ゲートウェイシティの「THE LINKPILLAR 1 NORTH/SOUTH」が開業し、オフィス、商業施設、ホテルが一体となった複合施設が誕生します。
さらに京急電鉄とトヨタが共同で進める品川駅西口地区の開発では、2029年度の完成を目指して地上29階建ての大規模複合施設の建設が進んでいます。
特筆すべきは、京急品川駅が現在の高架駅から地上駅へと生まれ変わる大工事です。
これにより東西の行き来がスムーズになり、駅周辺の回遊性が格段に向上します。
国道15号線上には歩行者デッキが設置され、雨の日でも傘なしで駅から各施設へアクセスできるようになるでしょう。
ターミナル駅としての圧倒的な利便性
品川駅には現在、JR山手線、京浜東北線、東海道本線、横須賀線、常磐線、東海道新幹線、そして京急本線の計7路線が乗り入れています。
朝のラッシュ時には確かに混雑しますが、その分どこへでもアクセスできる利便性は他の追随を許しません。
羽田空港へは京急線のエアポート快特で最速14分(IC運賃327円)。
新宿まで20分、渋谷まで13分、東京駅まで約7分という立地は、出張が多いビジネスパーソンにとって理想的です。
さらに2027年以降にはリニア中央新幹線が開業し、名古屋まで40分、大阪まで67分でつながる予定です。
品川駅周辺の家賃相場と物件事情
品川駅周辺は、日本のビジネスの中心地であり、その利便性から家賃相場は非常に高額です。
しかし、その分、質の高い住環境が手に入ります。
ここでは、品川駅周辺の家賃相場と、タワーマンションという選択肢について解説します。
エリア別の家賃相場
品川駅周辺の家賃相場は、正直なところ東京23区内でもトップクラスの高さです。
特に駅の所在地である港区側は、タワーマンションが林立し、家賃も相応に高い傾向にあります。
関連記事:【港区版】家賃が安い駅はどこ?安い賃貸物件の特徴もご紹介
単身者向け物件
- ワンルーム:10万円~12万円
- 1K:11万円~13万円
- 1LDK:17万円~24万円
ファミリー向け物件
- 2LDK:23万円~35万円
- 3LDK:30万円~50万円以上
ただし、これらはあくまで駅徒歩10分圏内の相場です。
築年数や駅からの距離を妥協すれば、2~5万円程度は抑えることが可能。
また、隣駅の大井町駅周辺なら、同じ間取りでも3~4万円は安くなるでしょう。
関連記事:【大井町駅】の住みやすさや家賃情報まとめ「3路線が乗り入れる品川区の中心街」
タワーマンションでホテルライクな暮らし
品川駅周辺には多くのタワーマンションが林立しています。
同じ建物内でも低層階と高層階では家賃に10万円以上の差がつくことも珍しくありません。
例えば、ある物件では2階の1LDKが13万円なのに対し、20階の同じ間取りが24万円というケースもあります。
高層階の魅力は何といってもその眺望。
東京湾を一望できる部屋からは、レインボーブリッジや富士山まで見渡せるでしょう。
コンシェルジュサービスやジム、ゲストルームなどの共用施設も充実しており、ホテルライクな生活を送ることができます。
品川駅周辺の買い物スポット
品川駅周辺は、日本のビジネスの中心地でありながら、高級志向から日常使いまで、あらゆる買い物ニーズに応えることができる街です。
ここでは、駅直結の商業施設と、日々の生活に欠かせないスーパーマーケット事情について解説します。
駅直結!二つの大型商業施設
品川駅には「アトレ品川」「エキュート品川」という2大商業施設があります。
アトレ品川
アトレ品川は港南口直結で、2階から4階まで約100店舗が入居。
特に4階のレストランフロアは、和食から洋食、バーまで大人の空間が広がります。
営業時間も23時までと遅く、仕事帰りの食事や買い物に重宝するでしょう。
エキュート品川
エキュート品川は改札内にあり、朝7時から営業しています。
ベーカリーやデリ、スイーツなど、出張や帰省の手土産選びに最適。
「シガール」で有名なヨックモックや、八天堂のクリームパンなど、話題の店舗が軒を連ねます。
日々の暮らしを支えるスーパーマーケット
品川駅周辺には、高級志向から日常使いまで、様々なスーパーがあります。
クイーンズ伊勢丹品川店
日常の食料品調達で中心となるのが、アトレ品川3階の「クイーンズ伊勢丹品川店」です。
22時まで営業しており、品質重視の品揃えが特徴です。
野菜や肉、魚介類は確かに高品質ですが、一般的なスーパーと比べると価格は2~3割ほど高めです。
ただし、すべてが高級品というわけではありません。
プライベートブランド商品や特売品もあり、上手に利用すれば食費を抑えることも可能です。
宅配サービスも充実しており、3,000円以上の購入で利用できます。
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品川駅周辺の自然環境・公園
品川駅周辺は、高層ビルが立ち並ぶビジネス街というイメージが強くありますが、実は豊かな緑地空間が点在しています。
ここでは、都心のオアシスとも言える公園や庭園の魅力と、注意すべき点について解説します。
高輪森の公園
高輪森の公園は、江戸時代の薩摩藩島津家の下屋敷跡地を活用した自然公園です。
起伏に富んだ地形を生かし、まるで山歩きをしているような感覚で散策できます。
開園時間は決まっていますが(6:00~19:00)、都会の喧騒を忘れさせてくれる貴重な空間です。
御殿山庭園
御殿山庭園は、東京マリオットホテルに隣接する日本庭園です。
約70本の桜が植えられ、春には「御殿山さくらまつり」が開催されます。
秋の紅葉も見事で、大きな池に映り込む色彩豊かな風景は、思わず深呼吸したくなる美しさです。
知っておきたい注意点
品川駅周辺の自然環境は魅力的ですが、駅周辺の道路は交通量が多く、排気ガスによる大気汚染は否めません。
特に第一京浜や第二京浜沿いの物件は、窓を開けられない日も多いでしょう。
自然環境を重視する方は、少し駅から離れた高台エリアを選ぶのが賢明です。
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品川駅周辺の交通アクセス
品川駅は、日本のビジネスの中心地であり、その交通アクセスは国内外への玄関口としての実力を持っています。
ここでは、新幹線利用者と空港利用者にとっての利便性について解説します。
スムーズに乗り換えできる
東海道新幹線が停車する品川駅は、西日本への出張が多いビジネスパーソンにとって理想的な立地です。
東京駅と比べて駅構内がコンパクトなため、在来線から新幹線への乗り換えも10分程度で済みます。
主要都市へのアクセスも抜群
新大阪まで「のぞみ」で約2時間20分、名古屋まで約1時間30分で移動できます。
始発の「のぞみ」は6時ちょうど発で、大阪での朝一番の会議にも余裕をもって間に合うでしょう。
羽田空港アクセスの優位性
品川駅の最大の魅力の一つは、羽田空港へのアクセスの良さです。
速さと安さ
京急線なら最速14分、運賃も330円と東京モノレール(浜松町から520円)より190円も安く済みます。
しかも特急料金は不要で、エアポート快特も急行も同じ運賃で利用できます。
早朝・深夜便にも対応
早朝5時台から深夜0時過ぎまで運行しているため、LCCの早朝便・深夜便にも対応可能です。
国際線ターミナルへは第3ターミナル駅で、国内線は第1・第2ターミナル駅で降りるだけなので、迷うこともありません。
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品川駅周辺の治安
品川駅周辺の治安について、その実態と、どのように安全性を確保していくべきかを解説します。
ビジネス街としての顔を持つ一方で、地域全体としては比較的良好な治安を保っています。
犯罪発生件数から見る安全性
品川駅は港区に位置しますが、周辺の品川区も含めて治安は比較的良好です。
警視庁の統計によると、品川区の犯罪認知件数は東京23区中16位と、上位の安全性を保っています。
ただし、駅周辺は飲食店が立ち並ぶため、夜間は酔っ払いによるトラブルが発生することもあります。
特に港南口側の飲み屋街では、金曜日の夜などは騒々しくなることも。
女性の一人暮らしなら、高輪口側や少し離れた住宅街を選ぶとより安心です。
軽犯罪も注意しよう
スリや置き引きなどの軽犯罪にも注意が必要です。
多くの人が行き交うターミナル駅の宿命として、貴重品から目を離さない、カバンを体の前に持つなど、常に警戒心を持ちましょう。
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【一人暮らし】品川駅周辺で暮らすメリット・デメリット
品川は、単身者、特にキャリア志向の強いビジネスパーソンにとって理想的な街です。
しかし、その利便性の裏には、知っておくべきデメリットも存在します。
ここでは、品川での一人暮らしを検討する上で重要な、メリットとデメリットを明確に解説します。
メリット
単身者、特にキャリア志向の強いビジネスパーソンにとって、品川駅周辺は理想的な環境です。
新幹線や飛行機を頻繁に利用する人なら、移動時間の短縮は年間で考えると相当な時間の節約になるでしょう。
駅ビルの飲食店は深夜まで営業しており、残業後の食事にも困りません。
高級スーパーで買い物をすると確かに負担になりますが、単身者なら外食中心でも十分生活できるでしょう。
コンビニも多く、24時間営業のドラッグストアもあります。
デメリット
家賃の高さは最大のネックです。
手取り30万円でもワンルームがやっと、というほど、家賃相場は高くなっています。
また、オフィス街のため週末は人通りが減り、やや寂しい雰囲気になることも。
生活感のある商店街や安価な飲食店は少なく、「下町情緒」を求める人には物足りないでしょう。
隣の大井町や大崎なら、もう少し庶民的な雰囲気を味わうことができます。
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【子育て世帯】品川駅周辺で暮らすメリット・デメリット
品川は、ビジネスの中心地として高い評価を得ていますが、ファミリー層には高い理想と現実のギャップが存在します。
ここでは、子育て環境のメリットとデメリットを明確に解説します。
メリット
教育環境は申し分なく、港区は教育予算が潤沢で、公立学校でも設備が充実しています。
また、品川区側も「品川区立品川学園」などの施設一体型小中一貫校があり、教育に力を入れています。
将来的には高輪ゲートウェイシティ内にインターナショナルスクールの開設も予定されており、国際的な教育環境を求める家庭には魅力的な選択となるでしょう。
デメリット
2LDK以上の物件は家賃が30万円を超えることも多く、一般的なサラリーマン家庭には厳しいでしょう。
また、公園は点在しているものの、子どもが自由に遊べる広場は少ないのが現状です。
駅周辺は人通りが多く、小さな子どもを連れての移動はストレスになることも。
ベビーカーでの移動も、エレベーターを探すのに苦労する場面があるかもしれません。
品川駅周辺は今後どうなる?
品川は、日本のビジネスと暮らしが融合する国際都市へと進化を続けています。
ここでは、リニア中央新幹線開業がもたらす変化と、2030年の品川が目指す住環境の向上について解説します。
リニア中央新幹線がもたらす変化
2027年以降のリニア開業により、品川駅の重要性はさらに高まります。
名古屋まで40分という時間短縮は、ビジネスの在り方を根本から変える可能性があります。
それに伴い、駅周辺のオフィス需要も高まり、さらなる開発が加速するでしょう。
住環境の向上への期待
現在進行中の再開発では、単なるオフィスビルだけでなく、住環境の向上も重視されています。
緑地の確保、歩行者空間の拡充、商業施設の充実など、「働く」だけでなく「暮らす」街としての機能強化が図られています。
特に品川駅西口地区の開発では、「国際交流拠点にふさわしい複合施設」を目指しており、MICE施設やホテル、商業施設が一体となった街づくりが進んでいます。
2029年度の完成時には、品川の街の風景は今とは全く違ったものになっているはずです。
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まとめ:品川という選択
品川駅周辺は家賃も物価も高いエリアですが、それを上回る利便性と将来性があります。
新幹線や飛行機をよく利用するビジネスパーソンや、国際的な環境を求める人には最高の場所でしょう。
しかし、下町のような雰囲気やリーズナブルな暮らしを求める人には、正直あまり向きません。
品川に住むかどうかは、家賃を「投資」と考えるか「負担」と考えるかで決まるでしょう。
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