賃貸物件の築年数は家賃に影響する?耐震基準の見分け方も解説

賃貸物件の築年数は家賃に影響する?耐震基準の見分け方も解説

賃貸物件を選ぶとき、築年数が新しいことを条件にしている方も多いはずです。

築年数が新しい物件は、室内がきれいなうえに新設備が整っています。

またセキュリティ対策が万全なところも多いため、子どもがいる世帯にもおすすめの物件です。

ただ一方で、築年数の古い物件にも築年数が新しい物件にはないさまざまな魅力があります。

そこで今回は、築年数が新しい物件と古い物件のそれぞれの特徴や魅力をご紹介します。

賃貸物件を選ぶ際の参考にしましょう。

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築年数とは?

築年数とは、アパートやマンションなど建物が完成してから経過した年数のことです。

築年数の項目に新築と記載がある場合、その建物は完成してから1年未満で過去に誰も住んでいない物件を指します。

築年数は新しいほど室内や設備がきれいなので多くの人に好まれますが、家賃は高くなりがちです。

築年数によって賃貸にどのような影響がある?

築年数により賃貸物件の家賃や経年劣化の度合い、耐震性基準の遵守が大きく異なります。

築年数が賃貸物件にどのような影響を与えるのか確認しましょう。

経年劣化の度合

賃貸物件を探すときにアパートかマンションかで迷うことがあるでしょう。

一般的にアパートは木造や軽量鉄骨造で建てられた2~3階建ての建物のことで、マンションは鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造で3階建て以上の建物のことです。

経年劣化の度合いで比べると、アパートより鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造のマンションのほうが頑丈とされています。

アパートとマンションの築年数が同じでも建物の頑丈さや古さは異なるため、賃貸物件ごとに分けて考えることが必要です。

>>木造賃貸のメリット・デメリットは?防音性や耐震性の特徴も解説

賃貸の家賃

一般的に築年数が新しい賃貸物件ほど比例して家賃も高くなっていきます。

築年数が新しい賃貸物件は、部屋もきれいで便利な設備が充実しているため入居希望者が集まりやすいのが特徴です。

そのため築年数が古い物件に比べると、家賃が高めに設定されています。

ただ、家賃は大家さんに交渉すれば安くなる場合もあるため、まずは不動産会社に相談しましょう。

>>賃貸の家賃交渉のコツ!入居前・入居後のタイミング別の交渉術

耐震性基準の遵守

耐震基準とは、建築基準法に基づいて定められた地震に対する強さを示す基準のことです。

1981年6月1日に導入された「新耐震基準」と、2000年6月1日に導入された「2000年基準」の条件を満たすことが重要とされています。

ただ、耐震基準は日本で大地震が起こるたびに見直されるため、賃貸物件の築年数で基準が異なることも多いです。

地震による安全面を考慮するなら、新耐震基準が施行された1981年6月1日以降に建てられた物件を選びましょう。

築年数が古い物件の特徴

築年数が古い物件は設備や見た目が古いため敬遠されがちですが、実はさまざまな魅力があります。

ここからは築年数が古い物件の特徴、メリットやデメリットを見ていきましょう。

築年数が古い物件のメリット

築年数が古い物件は、とにかく家賃が安いです。

一般的に、築年数10年で約1割、20年で約2割と10年おきに家賃が下がるといわれています。

ただ、築年数が10年程度であれば設備は新築とあまり変わらないことも少なくありません。

また、近年は築年数が古い物件に対してリフォームやリノベーションをおこなう物件が増えています。

見た目は古いものの、部屋の中は新築同様の場合も少なくありません。

また、家賃も新築と比べると安い傾向にあるのも魅力です。

築年数が古い物件は、入居しやすいことも大きな魅力でしょう。

一般的に、古い物件よりも築年数が新しい物件のほうが人気で空室も少ないです。

賃貸を探す際には、より多くの物件から自分の理想に近い賃貸を探せるとよいでしょう。

築年数が古い物件のデメリット

築年数が古い物件は、耐久性や強度面に不安が残ります。

先ほども説明しましたが、築年数によって耐震基準が異なるため、1981年6月1日以前に建てられた建物は耐震性が今の基準に満たないことも多いです。

安全面を考慮するなら新耐震基準の建物を選ぶか、新耐震基準をクリアした耐震リフォームを施している建物を選ぶのがいいでしょう。

また、築年数が古い物件は設備の不便さを感じることがあります。

例えば、新築物件であればオートロックや浴室乾燥機などの最新設備が整っている物件が多いです。

一方、築年数の古い物件には、このような便利な設備がないこともあります。

入居者によっては不便を感じる可能性もあるため、賃貸物件を選ぶ際は十分に検討しましょう。

築年数が新しい物件の特徴

築年数が新しい物件には、どのようなメリットやデメリットがあるのか見ていきましょう。

築年数が新しい物件のメリット

築年数が新しい物件は、建物が完成してから年数が経過していないこともあり、ほとんど汚れは気になりません。

また建物が完成してから間もないこともあり、内装だけでなく外観がきれいなことも築年数が新しい物件の魅力でしょう。

さらに、浴室乾燥機、宅配BOXなど便利な最新設備が整っている物件が多いため生活しやすいのも大きなメリットです。

オートロックや防犯カメラなど安全面も考慮されているため、女性の一人暮らしや小さな子どもがいる世帯でも安心して暮らせます。

築年数が新しい物件のデメリット

築年数が新しい物件は、実は良いことばかりではなくデメリットもあります。

例えば、築年数が古い物件に比べて家賃が高くなることです。

最新設備が備え付けられているため仕方ありませんが、コストを抑えたい方には不向きかもしれません。

また、築年数が新しい物件はほとんど人が住んでいないため、実際に住んでみた評判や口コミは多くはありません。

体験談から得られる情報は少ないため、自分で入居して住みやすさを確認しなければいけない場面も多いです。

さらに、臭いに敏感な方なら新築ならではの特有の臭いに悩まされる場合もあるかもしれません。

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まとめ

築年数が新しい賃貸物件は、内装や外観がきれいなうえに最新の設備を備えているため子育て世帯に注目を集めています。

ただ家賃が高くなる傾向にあるため、毎月のコストを抑えたい方には向いていないかもしれません。

一方、築年数が古い賃貸物件の場合、建物自体は古いですが、家賃は安く抑えられます。

近年は、築年数が古い賃貸物件をリフォームやリノベーションできれいに改築する物件も少なくありません。

また、家賃も新築物件より安いのも大きな魅力です。

賃貸物件を探しているなら、賃貸スタイルがおすすめです。

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