賃貸でも仏壇を置いていいの?注意点や選び方を解説

賃貸でも仏壇を置いていいの?注意点や選び方を解説

賃貸物件でも仏壇を置くことは可能です。

昨今の仏壇は進化しており、現代の家にマッチするシンプルで小さめな仏壇が多く販売されています。

賃貸でスペースに限りがあれば、サイドボードの上に置く上置き仏壇や壁かけ仏壇などもおすすめです。

賃貸で仏壇を置く場合は、いくつかの注意点があります。

この記事では、賃貸でも置ける仏壇の選び方や置くときの注意点、さらに仏壇を置ける賃貸の選び方をご紹介します。

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賃貸でも仏壇を置いていいの?

賃貸物件でも仏壇を置くことは可能です。

とはいえ、畳の部屋がなかったりスペースに余裕がなかったりすれば、どこに置くべきかと悩む方が多いのではないでしょうか。

代々受け継がれてきた仏壇は、部屋の一角を占めるほど大きな仏壇であることも珍しくありません。

しかし仏壇自体が、現代のライフスタイルや家族構成、住環境に合ったものに進化しており、賃貸でも気兼ねなく置ける仏壇が増えています。

次に、どのような仏壇が賃貸に適しているのか、具体的にご紹介しましょう。

賃貸でも置ける仏壇の選び方

賃貸で仏壇を置くときは、どのような仏壇を選べばいいでしょうか。

ここでは、4つのタイプをご紹介します。

ミニサイズの仏壇

ミニサイズの仏壇のことをミニ仏壇ともいい、一般的な仏壇より小さい仏壇を指します。

普通の仏壇のような凝った装飾は施されておらず、シンプルな造りです。

仏具も必要最小限のものに限られ、収納スペースもありません。

ミニサイズの仏壇の大きなメリットは、それほど広いスペースを必要としないことです。

都心部の狭いマンションや家にも適しています。

また、価格が手頃な点も魅力的です。

普通の仏壇は数万円しますが、ミニサイズの仏壇は数千円台から購入できます。

予算が限られている場合も、きちんと仏壇を準備できます。

上置きのモダン仏壇

上置きのモダン仏壇は、チェストやタンス、サイドボードなどの家具の上に置ける仏壇です。

装飾が少なく、リビングや洋室に置きやすいデザインです。

形や色、材質もさまざまで、自宅の雰囲気に合ったものを選べます。

移動も簡単なため、引っ越しが多いご家庭でも引っ越し先に容易に運べます。

壁かけタイプの仏壇

壁かけタイプの仏壇は、軽く薄い材質でできており、壁にかけて使います。

台を必要としないため、置く場所を選びません。

壁にキズが残らないホッチキスで設置できるタイプもあり、賃貸物件にも適しています。

コンパクトサイズのものが多く、飾りもシンプルです。

現代の住環境に馴染みやすいデザインで、従来の大きな仏壇が苦手な方にもおすすめです。

自宅供養

自宅供養とは、火葬後の遺骨を自宅に置いて供養する新しい方法です。

従来のように、お墓に埋葬したり遠くに散骨したりするのではなく、自宅に供養の場を設けて、自分なりのスタイルで故人を偲べます。

宗派によってさまざまな解釈があるものの、法律的に違反する行為ではなく、公的に認められた供養方法です。

遺骨をペンダントにしたりプレートにしたりと、さまざまな形で供養できます。

大切な方をいつも身近に感じていたい方にぴったりな供養方法です。

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賃貸で仏壇を置くときの注意点

賃貸で仏壇を置く場合はいくつかの注意点があります。

ここでは、仏壇を設置するときの注意点を4つお伝えします。

毎日手を合わせやすい場所に置く

仏壇は、毎日手を合わせやすい場所に置くのが基本です。

以前は、神棚と同じ部屋に仏壇を置くのは避けられていましたが、現代では気にする必要はないようです。

仏壇を置く場合、家族が揃うリビングなどがおすすめです。

リビングに置くのをためらう方もいますが、今は洋室にしっくりと馴染む仏壇も増えています。

これなら家族みんなで、故人を偲べます。

直射日光が当たらない場所に置く

仏壇は、直射日光が当たると劣化しやすいため、気をつける必要があります。

ほかにも、結露がつくことを防ぐため、暑すぎる場所や寒すぎる場所も控えたほうが良いでしょう。

仏壇を置く際は、その場所で過ごす方が快適と感じられるところが適しています。

家のなかで、自分が快適だと感じられる場所を探してみてください。

仏壇と神棚は向かい合わせにしない

仏壇と神棚は同じ部屋に設置しても構いませんが、配置には気をつける必要があります。

同じ部屋に置くときは、神棚を仏壇の上に置いてはいけません。

神棚を上に置くと、仏様よりも神様が上と示すことになるためです。

また、仏壇と神棚を向かい合わせに置くことも避けなければなりません。

片方に手を合わせたときに、もう片方にお尻を向けることになるからです。

仏様や神様にお尻を向けることは、非礼な行為にあたります。

高さに注意する

仏壇を置く場合、高さにも注意が必要です。

実際に手を合わせるときに、ご本尊を見下ろすことがない高さが適しています。

目安としては、座ってお参りする場合は少し見上げる高さに、立ってお参りする場合は胸の高さより少し上に設置します。

仏壇を置ける賃貸の選び方

現代の家やマンションに合う仏壇も増えていますが、やはりきちんとした形で仏壇を置きたいと考える方もいることでしょう。

ここでは、仏壇を置ける賃貸の選び方を説明します。

和室がある物件

仏壇を置くことを前提に賃貸物件を探す場合、和室がある物件がおすすめです。

床の間や仏間があれば、置く場所に困りません。

床の間とは、和室の壁面に設けられた周囲の畳よりも一段高くなっているスペースです。

通常、かけ軸やお花などが飾られています。

床の間に仏壇を置く発想のない方も多いですが、もともと仏壇は床の間に設置されていました。

また仏間とは、名前のとおり仏像や先祖の霊を安置する部屋のことです。

仏教では、仏様と向かい合うための部屋とされています。

仏壇は仏間に置くのが一般的なため、仏間があれば、どこに置くべきかと悩まずにすみます。

専有面積が広い物件

仏壇を置く場合、専有面積が広い物件がおすすめです。

広めのリビングや寝室があれば、仏壇のスペースを確保しやすくなります。

賃貸物件で仏壇を置く場合は、次の記事で広めの物件を探してみてはいかがでしょうか。

ゆったりLDK(リビング)の賃貸物件を見る
>>引っ越しの際の仏壇の運び方。作法や費用・スケジュールなどを紹介

賃貸で仏壇を置く場合は、和室や専有面積が広い物件がおすすめ!

賃貸物件でも仏壇を置くことが可能です。

現代の家やインテリアにしっくりと馴染む小さめな仏壇やシンプルな仏壇も増えており、仏壇があっても違和感を感じることはありません。

ただし、賃貸物件で仏壇を置く場合は、和室や専有面積が広い物件がおすすめです。

これから仏壇を置く前提で賃貸物件を探す方は、ぜひ、賃貸スタイルを利用してみてください。

和室がある物件や専有面積の広い物件を効率よく探せば、満足のいく物件を見つけられるでしょう。

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